「風と雲と虹と」感想-2 平一門のみなさん

というわけでその2ですよ。平一門のおじさま方について。

1.国香おじさんは一番腹黒だと思う
黄門さまがこんなところに・第一弾。まっさきに死んでしまいましたが、国香叔父さんが実は一番コワかったよーな。良正叔父さんが将門とガンガンに喧嘩してやりあってるのは見ていてわかりやすいんだけど、国香おじさんは仮病して領地のこと誤魔化しまくったり、源家といっしょになって「将門を殺ってしまえ」と冷酷でしたからねえ。
その一番コワい人の息子が太郎貞盛です。太郎は父が死んでも「フーン」って感じで仇を討とうともしない。村岡の叔父さんには「父の死をあまり悲しんでいないように見える」とか言われている。太郎のスタンスはどう見ても今生きている小次郎>>>死んじゃった父親です。太郎、冷たいな。
ニコニコしていて実は一番怖い国香の息子の太郎は、親の死よりも小次郎を選ぶ。いや、小次郎を選んだって別にかまわないんだけど、太郎の怖さは、親の死を大して悲しんでいないように見えるところ。そして本人も、親が殺されても悲しくないという自分の心を自覚しているところ。

人当たりがよさそうなんだけどじつは心が冷たい国香が殺された。その長男もやっぱり心が冷たくて父親の死をさして悲しんでいない。
なんだ、そっくりじゃないですか。っていうと怖いですな、うーん。

ところでコレを見た後でTBSチャンネルで大岡越前を見ました。
国香おじさんが小次郎の部下に!そういえばそうだった。いい因縁で生まれ変わってよかったですね!(違う)

2.良正叔父さんだけは許せない!って思っちゃったよゴメンナサイ
本当に蟹江敬三の熱演が過ぎて「将門、良正叔父さんだけは殺っちまえ!」とか思いましたスイマセン(笑)それくらいに憎たらしい役回りでした。最後は酒に溺れてショボかったけど、結局良正叔父さんは良兼叔父さんがいないと大がかりな戦も出来ないから、所詮そんなもんだってことですな。(っていうと容赦ないな)
正妻にスーパー正論をかまされて返す言葉もなかったあたり、本当にダメだなあと思いましたが、逆に素直にやりこめられてるあたり心底悪いヒトではないのがよくわかります。てか、将門への恨み憎しみが度を超えてるんですよね。

3.石を投げられる良兼叔父さんはかわいそうだったと思う
詮子に焚きつけられて引きこもりから戦争に駆り出されていた時はしょうがない人だなあ(笑)と思っていたのですが、将門の館に夜襲をかけた折に良子に槍を向けられて、それを見てこれは可哀想だと思いました。
うん、そりゃ寝込んじゃうね。敗走する時、ボーゼンとしすぎて石投げられてもされるがまま当たってるし。
良兼叔父さんは柔和な顔して将門を丸め込もうとする人で、こういうタイプはありがちというか、タイプとしては国香おじさんの方が怖いように思います。見ていてわかりやすいよね、良兼おじさんのほうが。
良子に幸せになって欲しいはずの親としての気持ちが、詮子の焚きつけに毎回毎回負け続けるあたり、業ですねえ。まーそういう女を後妻にしちゃったんだからしょうがないと言ってはミもフタもない?
良子が将門敗戦で一時的に帰ってきた時の様子や、そもそもの良子のあの性格を見るにつけ、この一家は非常に良好な関係だったんですよね。それを壊したのは詮子。そのことに良兼は気づきながらも詮子を手放せなかった…んだよね。うーん。

そして最後。小次郎パパです。
今回のリピートで、前回見逃した初期放映分を見まして、どんな人なのかわかりました。
ダメだこりゃ、と思いました。ええ、そりゃもう。小次郎のピュアさはいったいどこから生まれ出でて来たの!と思っていたら、このパパですよ。まさに、この父にしてこの息子あり。
息子小次郎の民人(たみびと)に対するわけへだてない接し方を先に見ていて、今回小次郎パパの民人に対するわけへだてない接し方を見て、まさにDNAと思った次第です。

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「風と雲と虹と」感想-1(貴子と良子)

時代劇専門チャンネルで現在リピート放送中の「風と雲と虹と」ですが、去年の初放映時、全部見終わった後になんか感想をいっぱい書いたのがありまして、どうやら下書きだけで放置していたようで。

せっかく、今回の放送で未見だった分を見たもので、アップしてみることにしましたよ。アホのように長いですが(汗)まあそれはいつも長いからな…
いっぱいあるので分けてアップ。初回はヒロイン二人、貴子と良子です。
以下。

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貴子はサユリでなければ成り立たない役ですが、サユリでなかったら多分許せない(笑)
今こういう役を大河に出してきたらフルボッコにバッシングされる様が目に浮かびます。でも非常に味わいのある役ですね。小次郎と一緒に太郎が屋敷に来た時から、貴子は太郎のことも気になってるんだよね。それで小次郎に「一途な小次郎さまは素敵です」アピールをする。で、太郎のことは「浮気心のあるお方」と言ってあしらう。そういう態度なんだけど、ああ太郎を意識するからこういう言動になるんだよね…感がビシビシ。

小次郎・太郎・貴子の三角関係はなんだか「School Days」を見ているような気がしました。あ、この場合、小次郎=言葉で太郎=世界で貴子=誠ですね(男女逆かよ)。言葉の知らないところで誠と世界は彼女を裏切り、それをある日言葉は知る。最悪のカタチで現実を突きつけられる。
それを思い出しましたよ。小次郎の知らないところで太郎と貴子は彼を裏切り、小次郎は、貴子の寝所に忍んでいく太郎を目撃する…
BGMのポンポコは笑うところですか?と思いましたが。うん。あれはどんな演出?

そうは言いつつ、貴子は自分ひとりで小次郎を裏切ったりはできません。自らの意思を持って生きるように育っていませんから。それが都の姫君というもので。貴子の乳母の手引きで、太郎は貴子と二人きりになり、また太郎は貴子の寝所に入り込むことが出来た。
善良な貴子は小次郎を裏切ろうと思ったわけではないと思う。太郎に強引に抱きしめられ押し倒され…ああこのまま手籠めにされちゃうのかお姫様可哀想だねえ、という展開が来るのかな?と、思った。
だけど違うんですねえ。ココが貴子の本領。乳母の差し金で太郎と二人きりになった貴子。太郎にちゅーされた貴子はすっかりとろけてしまって、太郎に「乳母殿が来る、しゃんとしなさい」と注意されてしまう。そこで貴子は呟く。
「だあってえ…」

この場面、心が震える思いでしたよ(笑)か弱く美しい都の姫君が、「女」というものを丸出しにする。スゲー。

で、結局貴子は小次郎を裏切ってしまう。
ここで太郎ちゃんと幸せになっていればそれはそれで筋が通ったかも知れませんが、人間というのは弱いものでそうはいかない。太郎ちゃんは所詮貴子のことを恋のゲームのお相手としか見ていないから、他の有力なお家柄の姫君の元へ通う。貴子は、太郎が自分に対してことのほか真摯だったから受け入れてしまったというのに、騙された気持ちになる。太郎に「男女のことはそういうものでしょう」と浮気当然な発言をされて(まあ、実際当時はそうだわな)貴子は愚痴る。
「小次郎さまならばそうではない」と。

もう、グダグダな人なんですねー。生真面目な小次郎と、男ぶりがいかにも魅力的な太郎の間で揺れて、小次郎に失望したかと思うと、今度は太郎と小次郎を比べて小次郎の方がいいと言う。エエエそれどうなのよって。

いや、小次郎と太郎どっちがいいかなーというのはそりゃどっちも魅力的なので揺れるのはとても分かる気がしますけどね。貴子さまは、前述の通り都の姫君で、己の意思を持つようには育っていません。
だから、裏切るつもりはなくても状況がそうなると裏切ってしまう。強い心を持っていないから。その場で流されてしまう。

って、誰の話だこれ。そうです太郎ちゃんの話です。太郎は小次郎を裏切るつもりなんかなかったんですよ。良兼おじさんの陣所へ向かった時。だけど状況に流されて小次郎を裏切ってしまった。その場に流されて。

そうなんです、貴子と太郎はとても良く似ています。同じように小次郎を愛し、同じようなカタチで小次郎を裏切る。

その貴子が遊女に身を落として、小次郎に拾われて、板東へついていって、いくさが起こる。小次郎敗戦の知らせを聞いて貴子は太郎のところへ逃げようとする。小次郎はそんな貴子に失望せざるを得ない。
これ、反射的に逃げようと思ったんでしょうね。その反射っぷりが日和見で、なんとも弱く人間らしい女性です。小次郎が言うとおり、この人は都の女なのです。
貴子は、小次郎にすがりつき、「小次郎さまの手で殺してください」と願う。
陰でコソコソ逃げようとした女が今更、「貴方が死んだら私を殺して」とか言い出す。だって、そう言うしかないじゃん。言い訳できないじゃん。悪く取ればそんな感じです。貴子は本当に弱い。都の女だから、自分一人では生きていけない。
だけどこういう、本当に弱い女を、その弱さをきちんと描いているこの作品はとても魅力的です。

そんな風に、心ならずも愛する人を裏切り、状況に流され続けてきた貴子は、最期は無残にも雑兵に乱暴され殺される。なんて悲惨なんでしょう。
これ、良兼軍に貴子たちが捕まった時、貴子が太郎の縁者だって言ってれば助かったかもしれんのですよね。だけど貴子はそうしなかった。その結果、無残な最期を遂げた。貴子は自らの最期だけは選んだのかもしれません。

ところで貴子の屋敷が焼けた時都のくぐつの会話を聞いてると、アレですな。「貴子さまの家が焼けちゃったんだね」「助けてあげようか」「だってあの姫君は小次郎さまを裏切って太郎とくっついた女でしょ?ほっとけほっとけ」こんな感じだったと思いますが、てことは貴子が小次郎とくっついたままだったら助けてくれたんですか?くぐつの面々ってどんだけ小次郎派なの?
いや、小次郎なら、たとえ板東に帰っても誰か都に残しておいて貴子の屋敷が火事になったらすぐ手配したと思うんですけどね。

あと貴子が遊女やってたのを板東中に言って廻ったのは源護ですかい。あの展開はそうだよね?後の話を見ると良正おじさんも知ってたようだし、知らぬは太郎ばかりなりですか?(真樹が喋らなかったろうから)

さていっぽうで良子です。これはもう完璧なまでにヒロイン性格ですね。小次郎を想い、彼を明るく支え、父と対立しても愚痴もこぼさず、子供を守り、小次郎のかつての恋人貴子のことも気にかける。
何処に出しても恥ずかしくありません。ただ、こういう性格なので、物語的なインパクトは実は弱いのかもしれない。強烈な印象を残すという点では貴子さまだよな…性格がいいより、多少アレな方が物語的には輝く、と思う。

そんなこと言ってますが良子は本当にいい人です。「良子は板東の女」って自分で言ってますけど、他に登場する板東の女は源三姉妹とかですからね。板東の女も色々だ(当然です)都とか板東とかそういうのを超越して、良子はヒロインとして人格者なのですよね。

小次郎のことを好きだったけど、いざ彼に略奪されてみると「他の人のものになるから欲しくなるなんてずるいわ」ですから。なんて筋の通った人だ。良子がこんな素直で筋の通った性格だし、良兼さん家はうまくいっていたんでしょうね。あの後妻が来るまでは。

最終回、どうなるかと思ったけどやっぱりちっちゃい子が殺されるのを見るのはイヤなもんなので、良子と豊田丸が逃げ延びてよかったです。代償に、桔梗が殺されちゃいましたが…

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大河ドラマ「太平記」

時代劇専門チャンネルでやってるものでちまちま見ております。
ようやく先週分を見終わったところですが。「風と雲と虹と」もそうでしたがすぐ周回遅れになりますよ。今見ると、当時の人気タレント枠みたいなのが分かって面白いですね。時代を感じる。
そして足利・楠木両弟がどっちも直情系なのがなんかおかしいです。
柄本明の高師直は食えない感じでいいですな。あれと弟が…と思うと怖い。

で、どきっと来たのがじつは後醍醐帝でした。
後醍醐帝が隠岐に配流となった折、随行して色々世話したのが佐々木道誉なんですが、後醍醐帝が隠岐島に渡るのでここで佐々木道誉と別れる…という場面。後醍醐帝が、自分によくしてくれた佐々木道誉に言うのですよ。
「そちはまだ若い、生まれ変われ、生まれ変わって朕に仕えよ」とそのように。
これは凄いな。やんごとなき御方でなければこんな論理でモノは言えない…!これはちょっと嵌っちゃう問答無用の引力があるよなーと思いました。

で、話の本筋に戻りますと、これ弟は両方直情径行なんだけど、兄は足利も楠木も戦に持っていくまでに葛藤するタイプなんですよね。そういう意味ではなんか似てるように思います。
で、「世の中をよくするために戦う」と彼らは言う。
しかしそれは所詮儚い理想であって、世の中をよくするために立ち上がり戦った結果は、結局のところいい世の中でもなんでもなかったと思うんですね、「太平記」の時代というのは。多分この話もそーゆー展開になると思うのですが、とりあえずこの先を期待して見たいと思います。

あと、大河ドラマはどれもそうですが、これもまた音楽(主題曲)がかっこいい。
これは、転調するところが好みだなあ。かっこいい。

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風と雲と虹と・完走しました

な、長かった。ようやく完走しました。感想も長いよ!
というか「時専の毎日放映大河(本放送未見分)を完走する」というのは結構ハードル高いだろうと思っていたのですが、不可能でないことが分かりました。今度またチャレンジしよう。でも、リピートも終わってもう放送しなさげなやつも多いんだよなあ。素直にDVDをレンタルすればいいんですけどね。

でもって、非常に面白かったです。こんな知らない時代見て訳わかんないんじゃね?という当初の不安はあっという間にかき消えて物語にのめりこんでしまいました。

最終的に小次郎はどこで踏みとどまればよかったのかなあと考えたんですが、どこでしょうねえ。結局、どこというのはあまりないような気がするんですよ。
決定打になったのは鹿島兄弟を庇ったとこですが、あれはもう、しょうがないと思うんですよ。
鹿島兄弟のやったことがなんであろうと、それが犯罪クラスだろうと、一門の戦いの時にあれだけ世話になっておいて、今更鹿島兄弟を切って役人に引き渡すことが出来るわけがない。もしあそこで鹿島兄弟を引き渡していれば、という仮定は成り立たないんじゃないかと思います。

じゃあどうすればよかったのか?
足立の一件の仲裁に行かなければ良かったのか。
そのあと興世王なんか館に入れなきゃよかったんじゃないか。
だって都にいた時はっきり(ナレーションで)言ってたじゃないですか。小次郎はこの男を好きになれなかったって。でも将門は彼を頼ってきたものを追い返すことはしない。

だけど結局、どこで止まることが出来るのかというのはあまり思いつきません。
公の土地から逃亡した農民(って言わないと思うんだけどゴメン)をかくまっているあたり(そして藤太は彼らをたたき出している)結局鹿島兄弟がなにかしなくても決定的な事件が他に起こったんじゃないかと思います。

ただ、どうしても原因を個人に求めたくなることもありまして、「そもそもこれ、純友の殿が鹿島兄弟に穀物倉襲撃を命じたりしなければいいんじゃ!」とか、「興世王なんか入れるなよアンタ嫌いだったじゃん!」とか、そういうことは思います(笑)

…で、小次郎将門は叛逆の道を突き進み、あっさり斃されてしまう。
あまりにも早かった。え、昨日まで、てか今の今まで、負けて死にそうなんて、そんな感じまったくしなかったのに。
でも、あまりにも早かったおかげで、悲劇の道をじわじわと…みたいな悲壮感はなかったですね。小次郎を戦場で斃したあの一陣の烈風のように、すべてはあっというまに終わってしまいました。

ところで、わたしがこのお話で一番好きなのは太郎貞盛なんですよ。太郎ちゃんは非常にいいキャラです。一見人当たりがよさそうなのに心の底が冷え切った男です。この見た目と中身の乖離が素晴らしい。
平気な顔して小次郎を傷つけ追いつめておいて、結果小次郎が心底追いつめられて爆発してしまったあと、いきなり詫びて仲直りするあたりなんかもう最高です。太郎ちゃん冷たいよね~としみじみ思っていたら村岡のおじさんがちゃんとそう突っ込んでくれたので嬉しくなりました。
そんでもって仲直りしたけどやっぱり流されて小次郎を裏切る。(「折れた矢」)でもって太郎は言う。「許せ、小次郎」と。
結局それなのかよ!あんた結局いつもそれじゃないか!と心の底から思いました。
許せ小次郎、で許してもらえると思ってるでしょー。

その太郎が最終盤いきなり悟り切っちゃって「小次郎はもっと後の時代に生まれれば良かった、いや、もっと大昔に生まれれば良かった」とか言い出すわけですが、なにがあったんだ太郎。

なにがあったのかわかりませんが、とにもかくにも、その太郎の意思が田原藤太を動かす。
小次郎にかつての自分を見て、小次郎の将来に暗いものを感じながらも彼を殺したくない。そんな藤太を後押ししたのが、太郎の言葉です。私も同じように小次郎が好きだ、と。
太郎はここに至って、小次郎を殺す道をほんとうに選ぶ。
さんざん逃げ回って、周囲に向かって「どうだ、小次郎は強いだろう」なんて呟いていた彼が、いったいなにを考えてあの境地にたどり着いたのか、なかなか興味深い話です。

太郎は心が冷え切った男だから、対照的に暖かくて熱くてまっすぐな小次郎を好きなのがとてもよくわかります。そして一方でその小次郎を傷つけずにいられないのもよくわかる。太郎自身もそのことが分かっているんですよね。

都になじめない小次郎、あっという間に出世する太郎…というような事象として顕れるよりももっと根源的なところで太郎と小次郎は真逆の場所に立っています。本当に面白いキャラだなあ。

おう、いきなり太郎ちゃんトークに。
キャラ別で下書きしたヤツがいっぱいあるんですが、順次感想文を載せていこうと思います。帰省しちゃうのであとになりますが。

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「風と雲と虹と」見始めた

「花の生涯」で味をしめたので、一日一話いけるんじゃね?と時代劇専門チャンネルの「風と雲と虹と」を見始めました。昔の大河ドラマというのは映像が全話残っていないもので(フィルムが高価だったから)、これは最近発掘されてデジタル修正をして世に出せるようになったそうです。完全版のDVDが出て、今回時代劇専門チャンネルで放映、ということになったらしい。

で、これは平将門の生涯を描いた大河ドラマ…つーことで、主演は加藤剛。そういうものを見ても分かるのだろうか?意味不明だったりしない?と不安だったりもしたのですが、見てみたらおもしろいです。でも、将門の従兄弟の平貞盛役が山口崇、つまり「大岡越前」で上様やってた人なので、平安朝の話というよりも、前世の強い縁で結ばれた二人が転生して吉宗と越前に!という話にしか見えなくて困っています。しかも西村・佐野両黄門も出てくるしな。

主人公の将門はいきなりおじさんに土地を横領されていて、しかも「おじさんが土地を横領している」ということにすら気づいていないという有様で、もう初手から騙されてるよヤバいよ君!って感じです。純粋で人を疑うということを知らず、世間知らずで世渡りが下手くそなのでいざ都に上ってもうまくいかない。しかも惚れた女は従兄弟に取られそうだし、だんだん見ていていたたまれなくなってきます。

この従兄弟の貞盛、最初将門に女を取られるのですが、都でやり返して将門の女を取ってしまう。(最初のやつは、将門自身は自分が惚れた女が貞盛の女だと知らないけど、貞盛は分かってやってる)でも貞盛が言葉に出すと「俺はお前を好きだ、大切に思っている」なんだよね。こういう関係性は王道ですな。

さて、主人公がいたたまれないので私としては単純な萌えをも求めたいところで、それは藤原純友(緒方拳)がカッコイイのでたいへん満たされています。もーこの人カッコイイんだわ。いかにも英雄って感じのキャラだし、政治に関しても国家観まで持っており、現実と制度の矛盾について語るさまは思わず聞き入ってしまうほど説得力のあるものです。主人公を見ていると微妙にいたたまれない気持ちになってくるので、スカッと格好よく萌える人はいいですな。

今後の展開が楽しみ…ではあるんですが、あんまり見てて分からないのもなんだからってことでさくさく将門やらについて検索してみたところ、もっといたたまれないですよ?!れ、歴史ものはこれだから…でもがんばって完走!希望!

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かわいそうな子役

独眼流政宗が時代劇専門チャンネルで開始。引っ越し準備しながらテレビつけっぱで視聴。テキトーな見方なのであとでちゃんと見たいなあ。

独眼流政宗と言えば言わずと知れた大ヒット大河、私も楽しみにしていたものですが(新聞に載ってたから)当時の記憶を引っ張り出してみると、

*不動明王を見て「梵天丸もかくありたい」
*虎哉禅師の「ぱんと手を叩いてどっちが鳴った」
*初期に子役が退場したと思ったらトモカズで復活した伊達成実
*輝宗が死ぬところだかなんだかすげー大事なところで電線が映っていたと抗議の投書があったような気が
*十字架背負ったナベケンがテレビ欄に出ていて度肝を抜かれました

他にもいろいろですが。
ときに「吉宗」を見て「独眼流」を見て、特に初回で感じ入ったのですが、これ子役がいいですな。やはり大河は子役です。かわいいのもいいんだけど、状況がかわいそうで引き込まれます。「吉宗」では源六(吉宗子供時代)がかわいそう。年の離れたおにーちゃんやら優しい両親にかわいがられて育ったら「実はお城のお殿様の子供でした」「お母さんとお父さんはほんとのお母さんとお父さんじゃないんだよ」という衝撃の事実が発覚。いきなりお城に連れて行かれるも、本当のお母さんはいない。城に行けば母親違いの兄にいじめられる。悲しくて夜中城の石垣を降りて城下に逃亡(落っこちたら死んじゃうよ!)、今まで育った家まで行ってしまう。源六はまたかわいい子供なので可哀想なのですよー。

政宗は幼名梵天丸、疱瘡(天然痘)で片目を失うが一命を取り留める。
ある日梵天丸はお城の中で部屋を脱出。じぶんの片目はどうなっちゃったんだろう?と、池の水面を鏡に見てみる。そこには醜く映る自分の…(という演出)ひとり泣く梵天丸。母のお東の方は哀れな梵天丸を抱きしめる。

ってー感じですが、そんな感じにそれぞれ主人公の幼少時にかわいそうなことがあります。ジェームス脚本はベタベタな展開が売りなので(と、勝手に思っている)ベタにかわいそうな話は本領発揮で非常に見ていて引き込まれます。しかも子供。子供が可哀想な話ですから。
そうですよ「葵」に足りないのはコレですよ!
後の西田敏行であるところの秀忠(子供時代)のかわいそうな話で視聴者の同情を引くのだ!って、そんなところからはじめたら三代終わりませんな。まあ、そんなわけで三代もやるのが無理なんだよな「葵」。

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八代将軍吉宗・まとめ感想

「八代将軍吉宗」来週の月曜日で時代劇専門チャンネル初放映分が最終回なわけです。
長かった…そして途中飽きました(苦笑)でも家重と宗武の家督相続争いな終盤戦で俄然見る気が盛り返して参りました。

すっかり話は忘れているのでまっさらな気持ちで拝見しましたが、終盤に来て「あれもこれも今使ってくるのかー!」と、伏線回収(っていうのか?ちょっと違うかも)に感動。家重は病弱でひ弱で…てーことで「嫡男を鍛えて育てなければ!」の吉宗に厳しく当たられてたんですが、愛の鞭吉宗公は、家重がお守り代わりにしているぼろぼろの膝掛けを「そんなもの持ってるんじゃない」と奪い取り、家重が遠眼鏡を大事にしていると、将軍の世嗣ともあろうものがそんなおもちゃにかまけてるんじゃないという感じで、身分の低いお逸という女を側室にしたいと言えばそんな素性の定かでない女はやめておけと止める。
側室くらいは近い記憶なのですが、膝掛けとか遠眼鏡とか、家重子役時代。そういえばそんなのあったなあとかゆーエピソードですが、吉宗と家重が大げんかした際、家重が言うんですね。「父上はなにもかも取り上げてしまう。膝掛けも遠眼鏡もお逸も」うわ、膝掛けと遠眼鏡がこんなところで来るとは!と、ちょっとびっくりしました。

にしてもジェームス三木こういう話好きだな。「葵」では秀忠も家光に手を焼いておりましたよ…そして秀忠の父上家康は偉大なるお父様だし。それって「八代将軍吉宗」とおんなじ構図です。あと、ジェームス氏の十八番はファザコンもそうなんですが(マザコンもそうです)忠義の家臣ストーリー。吉宗と久通、そして振り返って政宗と小十郎を思いやると、ジェームス氏はお殿様と忠義の家臣にビジュアル性を特に求めていないことがわかります(何が言いたい)

それから時節柄(「結婚できない男」を放映している時節柄)阿部ちゃんが老中役で出演していておおう!と思いました。そういえばこの人ナベケンの藤枝梅安にも出てたよなあ。

話を戻して。
この話は泰平の世なのでどんぱちな戦争は出てこないのですが、バトルは将軍レース。まさに権謀術数、「六代将軍は誰が?」→「八代将軍は誰が?」そして、最後に「九代将軍は誰か?」とゆー三つの将軍レースがあるわけです。
吉宗が将軍になってからの享保の改革は上手く行かないところも多々あり、途中で飢饉は起こるわ火事は起こるわ苦難続き。ので、やっぱ将軍になるまでの方が見ていて面白かったな~とか思っちゃったんですが(もちろんつまんないわけではないが、うまくいかない改革を見ているとドラマ的にカタルシスが薄いモノで)家重どーすんだよ!九代は?!って話になったところでドラマの最後のひと山があったのでした。上手いなあこの構成。

あと、女性陣が豪華でしたねこのドラマ。次から次へと妙齢の美人さんが登場。
吉宗公の側室は子を産んだ三人が皆なくなり(正室も若くして亡くなってしまわれた)最後には黒木瞳演じるお久免が残ったのですが、吉宗の三人の子供のお母さんはみんな死んじゃってたので、あとで女性陣が「我が子を将軍に!」という思いを抱くことがなかったわけです。そのあたり、どろどろさが増さなかったよーな気がする。

この際だからとノベライズ版をアマゾンで調達しましたが、ノベライズ版らしいノベライズ版でした。ところどころドラマ版になかったものが足されてたり逆に削られてたりするので、ドラマのキャスティングを想像して読むと楽しかったです。てゆーかノベライズってそういうものかも。

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2008年大河ドラマ


宮尾登美子『天璋院篤姫』が2008年の大河ドラマになるそうですね。うーん、そう来たか。

これ前に読んだ時「とりあえず天璋院が慶喜が嫌いなのはよくわかったよ!」ってゆー。最初は薩摩で慶喜プッシュって言われてたのにねえ。そんな好き嫌いで決めちゃいかんよ!というのか、いやいや「この人は信用ならん」という感覚をないがしろにしちゃいかん、なのでしょうか。

慶喜を大河でやった時ふかっちゃんが天璋院でしたな。あれも似合っていてよかったんですが、今回は誰になるんですかね。ワタシ的には大河久々登場の松たか子なんか希望いたしたく。

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「八代将軍 吉宗」まだまだ序盤

八代将軍吉宗、飛びつつなんとか毎日見てます(なんか執念だな珍しく…)
西田敏行が吉宗を演じたこの作品、確か吉宗のかなり若い頃から西田敏行が演じる、ということで当時話題になったかどうかは思い出せませんが(その後「葵」でやりすぎでしたが。)小林稔侍演じる吉宗の側近・加納久通。吉宗は子役三人が西田敏行の前にやってるわけなんですが、加納久通はずーっと小林稔侍なんですな。年齢設定はどんなもんなんだろ、と特に考えもせず見ていたのですが、台詞の中で久通の年齢が。第5回「江戸の迷子」の時点で25歳だそうな。

えと、小林稔侍さんは1943年生まれらしいので、1995年放映のこの大河ドラマの時点では…52歳ですね。倍だよ!大河ではありがちかもしれんけど。
そういえば久通とともに吉宗の側近であるところの有馬氏倫はすまけいなのね。次の「葵」では政宗なのね。ってほんとに同じ人出てくるなあジェームズ大河。気に入ると何度も使うのだろうか。

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大河ドラマ「獅子の時代」

最近CSづいてます。「獅子の時代」「太平記」視聴に加えて、「武蔵坊弁慶」放映開始。
最近地上波のドラマは、1クール1本とか多くて2本しか見てなかったんで、ンな何本も見てられるのか?と思ったけど、意外とイケるものです。
大河ドラマ3本見てるんですけどね、結局。「獅子の時代」「太平記」及び今年の大河「義経」。でも意外とイケます。

「獅子の時代」は見始めたのが「死の影」の回で、まさに会津戦争のまっただ中。
ってゆーか何?なんで戊辰戦争やってんの?!という予備知識のなさでいきなり見始めたのでした。

しかしこれが面白い。攻められる側攻める側、生きようとする者死のうとする者、それぞれの意志と思考があり、それがまったくかみ合ってない。まったく違う立場に立った人間同士、正反対の価値観でぶつかり合うのですよ。
「死んだら駄目だ、生き延びよう」と子供が親に訴えると、お城のために討ち死にすることこそ本望、生き延びようとするなんてその発想じたいが信じられないと親は反論する。
戦争で死ぬのは当たり前。生き残るのは恥ずかしいことだ。
だって、女性が集団で自決しようとして、一人だけ妊婦は自決しないって話になる。
それって「後継ぎを産むから」なんですよ。妊婦さんは出産後、「後継ぎじゃなかった、女の子だった」と嘆いて自分も死のうとするんですよ。

こんなのおかしいです。こんな考え方はおかしい。おかしいんだけど、真面目にそう信じている。戦争があったらお国のために死ぬのは当たり前だと。生き残ろうとするのは恥ずかしいことだと。あととりの男の子を産むために女は生きているのだと。

おかしいんだけど確かにこういうものがあったのだろうと思ってしまう。そして、こんなおかしな考え方は、果たして昔のものだと言って片付けていいんだろうか?と迫るものがありまして。すごいドラマだなーと感服しました。

いっぽう、会津を攻める薩摩サイドの内部でも、かみあわない価値観がぶつかりあう。
乱暴狼藉を働く自軍の兵士を処罰する、そうでないと示しがつかないと言う人あり。(処罰ってゆーのは切腹ですね)いっぽう、自軍の兵士を殺すなんてとんでもないと言う人あり。
敵にはなにをしたっていいと思っていて、自分とこの仲間は仲間という強烈な仲間意識。
それに対して、戦争状態にあっても敵に対してやってはいけないことはあるのだという考えは国際法上における戦争のルールの話なわけで。

「乱暴狼藉を働く自軍の兵士を、示しがつかんから処罰する」と言い出す人は洋行帰りの人なのです。(で、反対するのはその人の兄貴なんだよな)そっちの価値観の方が現代的なんだけど、どうにも戊辰戦争当時では、この考え方は浮きまくっている。

考え方のぶつかり具合で、変わっていくものも人も、そうでないものもあるんですけど、ものすごくダイナミックな物語です。すごいなあ、この脚本。

菅原文太演じる平沼銑次(ダブル主人公の一、もう片方は加藤剛)はナニを考えてるのかいまだによくわかんないんですが、多分いい意味で、深い思想に則っていないような気がする…というかむしろ、あんま深く考えてないんじゃ?とか思ってしまうのですが(汗)深く考えてたらああはなるまいと。
だってさー戊辰戦争で会津で戦ってそれが終わったら五稜郭までわざわざ行って、戦争終わったらなんとか本州に帰ってこようとするって、どれかやめとけばもっと平和なのに!そうはいかないのがこの人なんだろうなあ。

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大河ドラマ「義経」15回目感想

なんか久々になってしまいました「義経」。面白かったですよ、今回。相変わらずつながってない気もするけど、中井貴一がよいです。コワい顔で義経をじーーっと見ているあたり、本当に怖い。やっぱこの人すごいわー!

静はどんなトンデモな理由でこんな場面で登場するものかと思いましたが、まあ、必ず女の子を出さねばならんルールが存在するのだとしたら、うつぼが突然奥州まで「来ちゃった!」よりはいいかな、っと。
政子は予告とつなげて考えてみるにどうなんだろ。たんに義経の様子を覗っているのですか?なにも自分で行かなくてもいい気はしますが、義経という人は、自分の目で見て確かめたくなるタイプではあるかもしれません。
でも今回は中井頼朝でした、私的には。あながち黒くなさそうなんだけど、そこが余計怖いですよ。うーん、でも今までも「ちょっと気になる」法皇さまの腹黒さを見せられてきましたが、途中でシーンごとばっさり削られた気がするので、なんかな。来週亀の前の話なんだよね。なにが要らないというのは個人の嗜好も入ってしまいますが、突然来週亀の前がヒドい目に遭うんだったら、どっかでもうちょっと出しておけばもっと引き立つのに、という感じです。
あれもこれも詰めるのはタイヘンそうなんですけどね。

そして平家パート。いきなり鬼界が島追放とか言い出す清盛さま。最近の清盛さまはよくわかりません。時子さまにもわからないようだが、見ているこっちも判らないよ。重盛が死んで、自分も死にそうだからだろうか(そんな端的な)
なら嘘でもなんでもいいので、もうちょっとなにかそれっぽいものが欲しくもあります。五足に体調の悪さを語らせるとか、清盛さま本人に重盛がらみのことでもっとなんか語らせるとか。このドラマ、ひとつひとつのシーンはいいものがあると思うんだけど、唐突なんだよなー。エピソードをつなげてドラマにして欲しい。

さて、次回は亀の前話ですか、どうなるんだろ。
郎党に関してはちょこちょこジョブというか特技が語られつつありイイと思います。
あまり「あれもこれも」とか言っているのもつまらんのですが。
見やすいことは見やすいしね。

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大河ドラマ「義経」12回目感想

さて、大河ドラマ「義経」。
あんまり驕ってるように見えませんがな。
あー、あと、後白河法皇と清盛の確執が途中からぞんざい。途中までよかったのにね。
清盛さんが悪い人じゃないのはもういいんですけど、重盛との台詞の応酬で済ませちゃうのが痛いなあ。

でも全てを吹っ飛ばす宗盛の馬鹿っぷりで結構チャラになったかも(笑)すごいよあの弟!本当に分かってなさそうでコワい。以前からつながってんだか微妙なところがアレだけど。こないだまでだって穏健というか臆病というかに見えたけど、ここまでお馬鹿さんだとは思わなかった…わー、このお馬鹿さんぶりは痺れるなあ。
でも重盛の死はもうちょっと引っ張ってほしかったかも。だって、真面目で出来のいい長男が死んじゃって、残った跡継ぎがアレだなんて、そんなのもっと長男の真面目さ出来のよさをプッシュするところじゃないですかー。平家話はすっ飛ばされ気味なので仕方ないのだろうか。
実は耳が聞こえてません清盛ですが、いい人なのはもういい。突然鬼になるのもいい。もう最近の大河はそんなもんだからイイです。

義経パートは義仲と強引に邂逅しましたな。なんて強引な。でもなんか血縁を見ると即座に反応する義経は面白いかもしれません。これで兄上と会うとなったらどーなるんだ。ナンちゃん伊勢三郎の歌ってる歌の歌詞(ってゆーのか?)が、今後そのまんまなので、考えると寒い。

つまんないというのではないし、毎週見てるんだけど突っ込みどころは多いなあ。突っ込みどころというか、「前とつながってないじゃん!」ってゆーやつですね。
今回の大河は、次から次へと繰り出される(惜しげもなくいろんなタイプを投入するよなあ)役者陣を愛でるものなのかもしれません。

切り貼りするように伏線めいたシーンが出てくるんだけど、いまんとこあんまりつながってるようでつながってないからずっとこれだと虚しい…なんだろう、脚本がカットされてるのか、なにかの要請(NHKとか事務所とか)があるのか、それとも純粋につながってないのか。

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大河ドラマ「義経」11回目感想

今週の「義経」。やっぱうつぼパートは要らないなあ、個人的に。
作るなら作るで常識の範囲内で作って欲しいのです。「来ちゃった」で来て、思いっきりしらけましたが、それで翌週帰るって、そんなの最初から要らないよ。そんなに上戸彩は視聴率要因なんですか?!なんかなあ、強引にもほどがあって全然つじつまがあってない。

今日は前半15分くらい録画していて後で見たのですが、うつぼのとこは飛ばしちゃったよ。ごめん、上戸彩が嫌いなわけじゃないんだけど、「上戸彩を出すこと」以外に、うつぼが出てくることに意義を感じません、この作劇。というわけでバレードラマに出るために一時退場するうつぼがいなくなるところで、つまらん制約なしにまともに作って欲しい…
上戸彩はかわいいと思うんですよ。アイドルを出すなら、出せばいいと思う。でも、意味があるものとして出してほしい。そうでないと、本当に「どこの要請?」としか思えないんで。あの時代に奥州に一人で「来ちゃった」とか言って来ておいて「帰るよ」って帰るって…そんなありえないものはかわいいとも可哀想とも思えないよ。なんでもうちょっともっともらしく出来ないんだろ。吉次のお供ならまだいいじゃん。それで、一緒に帰るとかでいいじゃん…

まあ、そうなんですが、なんだかんだ視点が一本化されるのは細切れにならなくてよいと思います。結構奥州パート長かった。んだけど、代わりに鹿ケ谷の陰謀がナレーションで終わってしまいましたが(爆)えええええ。いや、長くやっても突然でわかんないかもしれませんが、あれもあんまりでは…?他の全部スルーでもいいから、少なくとも後白河法皇のメンタルくらいは描写してほしかったです。どういうつもりであの場にいて、失敗してあんなにおびえてるのかっていうのがわかんないんだもんなあ。
重盛(つか勝村政信)は迫真の演技で素晴らしい!んだけど、なんかぐだぐだだなあ、最近。

あまり、ありえないものとか、前後がつながってないものを作らないで欲しいなあ。
法皇vs清盛はもうちょっと前から丁寧にやってればいいと思うのに。
福原遷都が気に入らないんでしょ?法皇さまは。そのへんでの確執をもっと見せてくれれば、今回の流れにつながったと思うのになー。
そういうものを飛ばして何を描いてるんだって、うつぼが来るんだよね。無駄に。それから、寒い鎌倉ラブコメがあったりするんだよね。違うだろ。女の子の出し方っていうのは、そうじゃないだろと思う…というかこんなにすっ飛ばしてどこを丁寧にやるんだろ。源平合戦が長いのかなあ。都落ち以降?
しかし、都落ち以降を丁寧に書いても、それは最初を丁寧に書いてこそ映えるものだと思うんだけどなあ…

そこはそれ、義経郎党パートはそこそこ描写されるようになってきた、かも…マツケン弁慶は面白くて楽しいですね。他の皆さんも、だんだん役割分担が出来てるようで、じりじりと楽しみ。
あと、義経本人。なんか来週義仲と出会うそうですが、結構楽しみです。この義経って、雛鳥のように身内とか親を求めるんですよね。最初清盛さま。次、秀衡。かっこいいお父様っぽい人に弱い義経(一条さまがスルーなのがなんとも・笑)。次は従兄弟と会って「同じ源氏の仲間…!」とシンパシーを感じつつ、次にとどめにお兄様ですか。で、全部手には入らないんだね。清盛は敵、義仲とは戦い、兄頼朝には切られる。頼った秀衡は死んでしまう(そりゃしょうがないか)

このへんのかわいそうさ加減を浮き彫りにしてくれると、非常に面白いかなあと思います。今週はぐだぐだ文句言ってしまいましたが来週楽しみ~もともと重盛好きなもんで。重盛が死んだあとの宗盛も楽しみでございます。

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大河ドラマ「義経」10回目感想+いきなりバットの話

今週の「義経」。
うーん、来週が鹿ケ谷だから詰め込んだ?という気がする…
じゃあ来週は鹿ケ谷にがっぷり四つで取り組んでほしいなあ。
ぶっちゃけ今週はつまらなかったです。
先週はにぎやかしくお約束なので楽しく見てましたが、今週は唐突だし、うつぼが一人で奥州に来るのはあまりにもあんまりだし(吉次のお供だと吉次を出さなきゃいけないからなのか?だからってありえないよ!なんだよ女がひとりで奥州って東北新幹線でも使ったのかよ!)

一気にげんなり。先週の弁慶の突然の登場は、弁慶が吉次の旅ルートを調査して追いかける→途中全部省略、っていう流れがあったのだろうかと思うとまだわからんでもないのですが、あるはずのものが飛ばされてるのと、ありえないものが最初から入っているのでは話が違いすぎます。

うつぼは今のとこ、なんのためにいるの?出てるとかわいいけどね。でも、うつぼを出すためにこんなどうでもいい設定なの?ぶっちゃけ、そんなに上戸彩を画面上に出しておきたいの?キャストを出すために話を作っているような痛々しさが見えます。金子さんの脚本、なんなんだ…(泣)

そしてやはり「争いのない世の中に…」とかNHKテンプレート演説を始める主人公なのかよ…もう、このへんはどうでもいいです。きっと来年の上川さんも言うのよ。「争いのない世の中に」とか、戦国時代に言うんですよ。というか同じ言うなら「この乱世をわしが終わらせる」とかそういうことを言えばおかしくないと思うのですが、最近のNHKはテンプレートだから「争いのない世の中」発言なのね~と、始まる前から決め付けたくなってきます。

源平合戦とか(その他の、どの時代でもそうなんだけど)、その時代についてなにかを描き出そうというんじゃなくて、今の時代にも通じる平和主義を訴えたいのですね。逆に、今の時代に訴えたい「平和主義」というテーマが先にあって、大河ドラマの主人公はNHKの主張を訴える素材なのですね。どーも最近そうだよね。

端々で「これ以降につながる伏線エピソード」が見えて面白いんですけど(頼朝→義経の認識とか、藤原兄弟とか、伊勢三郎の口八丁とか)。そういえば郎党の演出も痛くない?マツケンVSナンチャンの喧嘩とか、もうちょっとふつうにやってほしい。その方が自然に見えるのに。

さて義経がつまらなかったですとか長々と書いてスイマセン。ちょっと違う話を。
先日、日本橋高島屋へ行ったのですが、フロアまわりをしておりまして、なぜか箸売り場にも行きまして、「バットの端材や折れたバットから作った箸」というのを初めて見かけました。

バットに使ってる木はアオダモといいまして、非常に貴重らしい。いま、激減しているそうです。ので、箸の売上をアオダモ植林の費用にするということで箸を売っていたのですが、この箸って十二球団ネーム入りなのです。中日ドラゴンズ箸とかあったりするのです。バット由来の箸なのでなるほどという気もしますが、この箸日常に使えって言われても…(笑)と、思わなくもない。箸ってちょっと多くても困らないから、球団の名前が入ってないもっとふつうの箸だったら買ってもいいかな~と思ったんですが、いや、この箸はちょっと。
というわけでアオダモ資源育成の会のページはこちらでした。

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大河ドラマ「義経」9回目感想


今回はすっかりコメディでしたね。いや、シリアスシーンもあったけど。義経さまはつれないお人だ。「ついていきたい!」って言う相手を何度も断って断って、やっと家来にしてくれるんだもんね。

というわけで義経さまの部下の皆さん。一の家来、喜三太。次に弁慶。地味なのに「一の家来だ」と自己主張する喜三太はかわいい。でもちゃんと役に立っています。
弁慶は…家来になった瞬間、場を仕切ってるのが面白いです。「遮那王さま(義経さま)に口を利くやつはまず俺にモノを言え!」てな態度。面白すぎます。あんたってなんでそんな義経ラブなんだー!
そして伊勢三郎。そっこー「カニ」呼ばわりされててコミカルですな。つれない義経がどうやって家来にするのかと思ってたら、船の上までついてくるのね。弁慶が自分にくれようと持ってきた握り飯の包みをそのまま三郎に渡しちゃって、三郎が泣きながらむしゃぶりついてそのまま義経に抱きついて泣いちゃうあたり、ああよかったねーと結構面白がってしまいました(笑)義経だけだと黙ってていまいちだったけど、周りにいろんな人が集まると面白いですな。なんかもうすっかり義経アイドル状態で見ていてたのしい。駿河次郎もくっついてきて、御曹司モテモテですなあ。でもたっきーは御曹司モテモテ設定に説得力がありますよ。きれいで上品そうだもんなあ。だからとてもじゃないけど旅の一行の小者には見えないけど。

っていうか三郎と弁慶、はずみでソリが合わなくなりそうなくらい、両者義経さまラブなご様子。これなら後半義経が苦難に陥ったときさぞかし結束してくれることでしょう…しかしあんなコミカル道中では腰越状になんて書くと?「家来を増やし奥州に着いた折には4人、一人は法師で一人はカニで」とか書いたら頼朝にーちゃん読んでくれませんぜ?いちおう「奥州に行くには苦労しました」とか書いてるんじゃなかったの?

今回はスピーディーだったけど、義経の家来が増えるところはそれなり納得できるエピソードがあったのでよかったです。去年の不満な点は、「さすが近藤さん(連呼)」がすんげー白々しかったことなんですよね。あれはなんか、見ててほんとにそこだけしらけた…(「新選組!」じたいはいいところもいっぱいあったけど、あれだけはなんとも…さすが近藤さん、と私個人が思ったのは、流山の「加納君、お久しぶりです」のところでした。あまり「新選組!」と「義経」を単体で比べるのもなんですが)

まあでもタッキーの御曹司然としたルックスもポイントの一つなのかもしれない。演技はどーなの?ってところもありますが(時折棒読みだよなあ・笑)、そのうちよくなると思っています。

今回は平家はほぼお休み。でもこれくらいのほうが分散しないかもね。頼朝は政子さまに雨よけ小屋で遭遇。なんじゃその前後ぶったぎったような流れは(笑)っていうかガイド本では肌着だったのだが、ってことは脚本では肌着だったの?なにもわざわざ脱がせなくてもいいと思うのですが(いや、肌着でも十分すごいんだけど当時。)…演出サイドはなにをしたいんだー!

次回は桃太郎侍(高橋英樹)とーじょー!
で、息子が渡辺いっけいと一茂なんだよね…その遺伝子はなんですか。そしてうつぼも来るらしい。女の子がいないのもつまらんので、来るのはよいと思うのですが、いかんせん女の身、どうやって来たのか適当に説得力のある理由をくっつけて頂ければと思っております。つーか今回にしても弁慶移動早すぎなんじゃないかと思うんですが。だって、尾張まで追っかけてきたんでしょ?そりゃー積荷たくさんの道中と一人でダッシュでは全然違うかもしれませんが。危ないところに割ってはいるのは、お約束なのでいいです。まあ、そういうのには理由は要りますまい…

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大河ドラマ「義経」8回目感想

今回は「決別」ってことで。義経と清盛の訣別、常盤と義経の訣別。
常盤との別れのシーンは、母を恨んだこともありましたとか言ってたけど、そんなに悩んでたっけ?(困惑)つか、母が父の敵に身を任せたつーなら、清盛さんは母を寝取った男じゃないのか?父と思った相手が…っていうのはいいけど、なんか矛盾してませんか?

というわけで、たっきー義経(遮那王)のパートはいまいち感情移入できんのですが、今回おお、と思ったのは頼朝さん。「くねくねしている」と政子に言わせたあの裏声入ったしゃべりじゃなくて、マジ喋りっぽい台詞あり。でも、人(政子)相手になると、やっぱあの声なのね。さすが中井貴一。即座に声が切り替わってるよ、頼朝。

政子は憎まれ口を叩きながらも、頼朝の話を聞いてしまう。ここが京都、福原、伊豆、平泉…京都と伊豆はともかく(都と、いま自分がいるトコですから)福原と平泉を持ってくるあたり、頼朝の慧眼とゆー感じです。そういう話を真面目に聞いてしまう政子も、今は恋する猪突猛進ストーカーちっくだけど、もとは頭の回転のイイ女(だよね?そういう話のはずだ)。「流人の分際」でと憎まれ口ながら、この男ただものではない…とちょっと思ってる?

中井貴一やっぱいいなあ。この頼朝はどこまで本気でどこまでとぼけてる?って、演技のひとつひとつを見てしまいます。しかし、あんな立派そうな少年が、青年に達してこんなに変貌してる(ように見える)っていうのは、心の中はいかばかりなのでしょうかね。
弟さんが都でみんなに構われてるのを見ると頼朝の境遇って過酷です。

いっぽう平家の長男坊重盛さん。乗合事件+先週放映回の騒ぎ(いや、なんか乗合事件と別に作ってるようなので)で、武家の面目をというか平家の面目を保つために、自ら先頭に立って烏帽子を奪い返しに行ってますよ…なんて強引な人だ。ナレーション+凱旋のみで終わってましたが、実際やっても乱暴者にしか見えないかも(爆)

帰ってきて平家の皆さんで集まっていると、平和主義傾向の宗盛はひとりハブにされる。重盛VS宗盛(って直接対決ではないが)の相容れなさというか、宗盛の鬱屈が着々と積み上げられていくんですけど。それも、1回に3分くらいの超スローペースで(場面転換多いからね…)
こういうのこそ後で効いてくるんだよなあ。楽しみです。
しかし本当に淡々と積み上げられる伏線だなあ。

それにしても重盛の息子二人の不甲斐なさが絵的にハマりすぎておかしい。片割れが首相の息子だと思うと余計に…平家の跡取りにしてすでに重鎮の重盛の不甲斐ない息子が首相ジュニアってなんのブラックユーモアですか?

平家物語だと重盛は平家の良心・良識派だけど、今回清盛がイイ人な分なのか、怖い部分を背負い込んでおりますね。でも根は誠実な父親思いの息子で、無理もしている様子。誰も悪い人はいないのかもしれないが、悪いから滅びるというものでもないですよね。
でももうちょっと清盛さんはアクが強いところも欲しいなあ。
遮那王に「あなたは母を奪った」って思われたっていいのに。
清盛は遮那王に、夢を叶えるためには力が必要だ、と宣言する。強い父親、倒さなければいけない父親は清盛なのか?義朝の立場ありませんけどね。

でも遮那王には擬似父親がいっぱいいるから幸せじゃないですか。覚日さんだって破格の待遇で見守ってくれますよ。吉次も手伝ってくれるけど、今んとこ己の利権のためって感じですな。

さてさて、今回の弁慶は腹をすかせて京都に栄養補給に戻った様子。アホだなあ。でもこういう間抜けな話があるとキャラが立つので、もっとやってほしいです(いや、毎回栄養補給しろっていうんじゃなくて)

次回はようやく旅の空?郎党が出てくると遮那王の性格も変わってくるんじゃないかと思うので珍道中楽しみです。
夢を叶えるとか別の場所で見たいとか、そういうのはいまいち…言ってもいいんだけど、実際たいした苦労もしてない人なので、えーそーなの?って感じなもんで。

今あるものと違った理想を作りたいというほどには辛くも見えないし、そんなにヒドいものも見てないと思うんだよなあ。だからあんまり切実には思えません。むしろ、にーちゃんが壊れもせずに生きているので、あっちの方が気になります。
政子さんのことを頼朝が好きになるかどうか分からないけど、実際、北条になんか言われたら逆らえませんからな。

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大河ドラマ「義経」7回目感想


今回の「義経」。
このドラマ、なんとなく見てるうちに終わってしまいます。いいんだか悪いのかよくわからない…もうちょっと進まないかしら、と思ってるうちに、次回予告になってしまうというか。

さて今回はラストに弁慶来ましたー!家来と名乗らせてくださればそれでよろしい、って結構大笑いなんすけど。マツケン弁慶面白い…義経が落とした笛を拾ってくれば好感度が上がるのにね。(拾えるわけないと思うけど)

で、話としては義経福原行き・鎌倉パートおよび平家一門イベント…なんすけど、遮那王はひたすら懲りないなあ。お前さんがひょこひょこ街に下りてくるから騒ぎになってるとゆーのに、何度も昼間っから来るんだもんなあ。先週はさすがにちょっと自粛したようですが、この人は立場を読めないのか?(読めないんだけど、最終的には)
でも立場を読めないのか話がいまいちなのかどっちなのかよく分かりません…降りてこなきゃ話にならん、のかもしれないけど。

その遮那王が平泉を目指す場面、え、そんなモン?いや、目指すのはそーゆー話だから、どんな理由でも構わないんですけど。どうも遮那王がどこをどうしたいのか、よくわかりません。自分でもなにをしたいのか分からない状態ではあるんだろうけど。いや、どんな理由でも別に奥州に行くのは決まってるんですけど、もうちょっと丁寧にならんかなあとは思ってしまいます。局地的に平泉がいい場所で、自分だけそこに行ったからってどうなるんだよ…いいところに行きたいの?自分がそういうものを作りたいの?ためしに見てみたいの?世の中を知りたいの?世の中を知らないって言ったって、ほんとは鞍馬のお寺からだって出ちゃイカンのでしょ。そりゃ主役がずーっとお寺にいるんじゃ話にはならんけど、与えられた状況下、かなり好き放題ふらふらしてるって感じがするので、なんか今の遮那王はなんでしょ?と思います。

悩んでるところだろうし、子供だからなにをしたいと決まってるわけじゃなし、いろんなものを見たいってことなんでしょうけど。

でもまあ、自分が勝手に奥州とか行っちゃったらこれ以上に騒ぎが巨大になるって発想がまったくない遮那王は、やっぱり自分の立場というものをまったく読めない人なんだろうなあ。そういう意味では、これ以降につながっていくのかなと思います。

さて一方の伊豆にいるお兄様。この人も韜晦なんだか本気でくねくねなんだか、見ていて悩んでしまいます。というか、「多分韜晦だよね?!」と思ってるんですけど、本気でくねくねしてるだけの人なんじゃ?と思わせてしまう中井貴一恐るべし。どこの誰といてもくねくねだから、この人の本気がどこにあるのか今のところわかんないのがすごい。もしかしてずっとこのまんまだったらどうしましょ(それはそれで斬新だなあ)

自分を監視してる北条から婿に来いと言われたら断れない。己の立場というものを諦めきったお兄様サイドは、ほわほわして分かってない弟君と対照的。それにしても、政子の夢のなかの頼朝は面白すぎます。あんなんでいいのか、頼朝…(本人じゃないけどね)

そんでもうひとつ、平家サイド。福原遷都が腹にある清盛は、法皇様を福原に呼んでみる。腹の探りあい的な展開。そして都では、重盛の息子二人が往来で騒ぎを起こしてくる。公家の連中にメンツを潰されてキレる重盛。普段は静かなのにブチ切れると物に八つ当たりしてものすごくコワくなるあたり、清盛と重盛は親子だ。でも重盛さんの息子はへなちょこ気味(言いすぎです)お公家さん然とした息子ズ、ヘンに似合ってていいなあ。

平家は今回時子さまなど一休みですが、あんまりざかざか出てくると誰が誰やら、になってしまいかねないので、こんな感じがいいなあ。次回重盛の逆襲?

というわけで次回は、予告を見ると遮那王と清盛の対面。常盤との別れ。遮那王としては転機で、これ以降話が大きく動いていくようで楽しみです。

遮那王は、自分の根っこというものが分からない。よくわからない親戚のおじさん(行家)が持ってきた系図は、遮那王の自我の確立にはいまんとこ寄与してないような…よくわからないおじさんよりは、昔遊んでもらった清盛さま。そういう話なんだろうなあと思って見ているのですが。


話変わって吉川「新平家物語」、いい機会だし読もうかと思ったら16冊なんですね…ちょっとそれは古本屋でまとめて購入したい気分です。

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「太平記」を見て思ってしまったこと


スカパーで「太平記」6話を見ました。今回初めてっす。本放送は見てなかったので、正真正銘初めて鑑賞。うっわー、すんげー面白いんですけど。びっくり。

なに、ちょっと前は大河ドラマってこうだったんですか?えー?!(って前も見てたけどこれは見てなくて)
…とか言っちゃイカンのですが。でも「え、昔はこうだったの?」と一番思ったのは、楠木正成=武田鉄也が戦は駄目だと語る場面でした。正成が戦はイカンと身内に語りきかせるわけですよ(まだ序盤)泥足で踏み込まれたら後できれいにすればいいし、商売やってるところに割り込まれたら違うところでやればいい。そーゆー思考回路でもって、戦をやっても作物はとれないしなんにもならん、というわけです。

おお、素晴らしい。と感動しました。というのはですね、ここ数年の大河ドラマというのは多かれ少なかれ「戦はイカン」と言い出す人が多いわけです。そりゃ、戦はイカンですよ。決まってます。でも大河ドラマの舞台になりそうな時代というのは根本的に動乱期で、しかも現代の日本の価値観とはまったく違う世界で生きている人々なわけです。そのような人々が、まるで現代に生きている人の価値観でもって「戦はイカン」と語り出す。

そういうことは鎌倉武士は言わないだろう、とは時宗を見ていたお友達の感想でしたが、別に昔の人が戦はイカンと言ってもいいと思うのですよ。つか、昔も今も思うでしょう。でも、その時代の人が思いそうな価値観で言って欲しいわけです。歴史ドラマなので、所詮虚構ではあるわけですが、いちおう○○時代だったりするわけですから。

で、今日ふいっと見てみた(というか見ようと思って見逃していたので偶然ではないのですが)むかしの大河ドラマにも「戦はイカンよ」と言い出す人が出てくる。でもそれは、その時代とその土地で住んでいる人の発想として、そんなことしなくていいんだよ、と言っているわけです。ちなみに正成=武田鉄也はその後、「世の中はゆっくり変わっていく。世の中はよくなっていくだろうけど、それはゆっくり変わっていくものだ。だから大事なのはずっと生き抜いていくことだ」というふうにも語ります。あーこの人はすごく立派な考えの人だなあと感じ入ってしまいました。

カンタンに分かりやすく「戦のない世の中を」とか「戦いは避ける」とか、ソレだけ言うのではないのです。戦いたくないのにはちゃんと理路整然とした真っ当な理由があって、それでも世の中がよいほうに変わっていく希望を忘れていない人なのです。

なんで最近の大河ドラマって、とりあえずなんでもいいからってノリにすら思えるくらい「戦はイカン」とか言わせるのかなあ。なんか最近のNHKはそういう方針なんですか?とか疑ってしまいました。それも、これこれこーゆー理由があって戦を回避したいとかゆーんじゃなくて、「戦はイカン」って本人が個人的な思想として思ってるのが理由。そんなのその時代の人間がほんとに言うのか?言ったっていいけど、ちゃんと裏づけがドラマであるの?ただ、「戦はやめよう」って先に口で言って、それだけになってない?!

そういえば近いところだとジェームズ大河三本目の「葵 徳川三代」も、いくさは嫌でございますって言う人が出てきましたが、そりゃー、この戦争で自分の姉が死ぬかもしれなくて、しかもそこには自分の娘が嫁に行ってて、なおかつその戦争を積極的に仕掛けるのが自分の旦那さんの実の父親ですからねえ。その条件ならば、「こんないくさなど無益な」とも言うというもので。そういうのはおかしくないと思うんですよ。

もしかして最近の大河ドラマはわかりやすく「戦争反対・武力行使反対」を訴えているんでしょうか(ものすごい邪推)なにかのテーマを一貫して訴えること自体は構わないんですが、ならその時代の即した事情でもって戦争の無益さを訴えるなりして欲しいなあと思います。だって成人式の青年の主張じゃないのよ?ドラマなんすよ?歴史モノなんですよ?

いや、前提が邪推ですけどね。失礼しました。


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大河ドラマ「義経」6回目感想

ナレーション多いなあ…なんか今回めっちゃ気になりました。主人公の心情を全部説明しちゃうのがなんとも。ああいう方が判り易くていいのかなあ?
それと、遮那王パート・平家パートに頼朝パートが加わったので、余計つなぎが悪くなりそうかも。三つに場面転換をするとひとつのパートの情報量が減りそうです。いまでも平家はちょっと少ないよね?いっそ頼朝が出ない回は出ない回、今回は平家はお休み、というように切り分けてひとつのドラマを展開させて欲しいものもあります。平家のエピソードは少ないぶん、ちょこちょこ進行はしてるよーなんですけど。宗盛がだんだんヒネていく展開?そういえば時子さまが清盛の息子たちを集めるシーン、あれ重盛は入れてないんですね。どういう意図なんだろう、時子さま。重盛を入れると我が子の宗盛が鬱屈しそうだから?

遮那王の悩みは長いなあ。打倒平家!とシンプルに行かない路線はなかなかこれはこれでよいと思うんですが、遮那王って、自分が何をしたらいいかわかんないんだよね?急にお寺に入ってなんだろうと思ってたら、貴方様は源氏の御曹司ですとか言いに来る人もいるし。なにしていいかわからなくなって、武術を習いました。だけどそれって目的があってやったことじゃない。清盛は仇だと言うけど、昔あった清盛様は優しかった。優しい人がいい世の中を作ると言ったけど、世の中はちっとも変わっていない。どうしてだろう、自分はどうしたらいいのか?と、悩んでるって感じなんだろうけど。

うーん、でも清盛いまんとこ良い人過ぎないかなあ?別にいい人でも構わないんですけど、清盛がいい人な分他の人がなにか被るのでしょうかね。別に「実は清盛がいいひとだった」(世間でのイメージは悪いけど)っていうのはドラマとしてはアリだと思っておりますが、渡哲也だからいい人イメージなのか?(逆で、いい人イメージだから渡哲也なのかってことか)っていうと、それはそれでつまんないように思うわけです。渡哲也イメージでいい人そうに見せかけて実はこんなコワいんだ、とかうっわーすっごくヤなことするなー、っていうのだと面白そうだと思いまして。渡哲也な時点で無理かも、最初から。

たっきー遮那王がいきなり「親と子が離れ離れにならない世の中を」とか言い出したのは、いきなりだなあとは思ったんですが、思い付きを口にしてるようで面白かったです。覚日さんがあまり出てこないのは残念。渋いし、いい役どころだし。そんなこと言ってたら誰も彼も「もうちょっとピックアップされれば」かもしれませんが。

遮那王&うつぼの場面は若いしなごんでいいと思います。先週「えー?」と思ったんだけど、あれはうつぼ&静を両方出したせいですね。静を出すことでどっちも印象が散漫になった気もするし、静はあまりにもイメージ合ってないし歌もダメダメだったし。

先週の静は、「五条大橋&静との出会い!」とゆー見せ場を作って出番を前倒しにしたせいでよくなかった気がします。だって、五条大橋はどこの絵本ですかっていう超定番なんだもの。それにしてもやりすぎなんだけど。回想で改めて見て、月がでかすぎ。桜舞いすぎ!しかも今週もワイヤーアクションだし、今から八艘飛びそうですよ。間違いなく飛びますね。すごい飛びっぷりになりそうな予感。ワイヤー特撮大河?たっきーの殺陣はおかしくないどころか良いと思いますので、ワイヤ―を連発するとしらけない?五条は絵本をやりたかったのだと思いますのでワイヤーでもいいのかもしれませんが、たまにやった方がインパクトがあるんじゃないかな…ふつうにやってもかっこいいですよ、たっきーは。

というように、五条大橋は昔ながらのイメージをやりすぎなくらいに押し出したわけです。ということは、静も昔ながらのイメージで素晴らしい美女が登場し「まさに静とはこれだ!まるで絵巻物のよう!」と、思うところ。期待するところ。しかしここで石原さとみちゃん。絵巻物的に静であるとは思えない(爆)長く出てくれば「これも静のひとつのイメージ」になると思うんですが、あんな絵巻物のような過剰な五条大橋を演出しておいて「静は新機軸」言われても、そりゃどっちかにしてくださいよ!みたいなのが先週の敗因(敗因って失礼な)とみました←偉そうに。

ところで今回の大河ドラマって、おそらく、義経とか平家物語をある程度知っている人向けなのだなあと思います。普通というか無難というか、奇をてらわない。私は今の時点で既に「このマツケン弁慶が勧進帳かあ、それは楽しみだなあ」とか思ってるわけですが、今回のターゲットはそういう向きなんじゃ?前作の「新選組!」で大河っぽくないものをやりすぎた反動なのかなあ。しかし一種コスプレ物っぽくもありますな。
平家の皆さんあたりは、ちょこちょこ伏線を張っているように思うので(屈折していく宗盛とか、重盛の動向とか)あとでばばんと目立つ日が来るのを待っております。

で、今回登場の中井頼朝。あの高い声は若作り?それともくねくね生きるための処世術?どっちだろう。超過激派ででしゃばりな政子は個性が強いなあ。さて二人の出会い、怪我した政子に対して跪き膝を貸し馬に乗りなさいと、いきなり紳士的な頼朝。政子、足をすべらせなんと頼朝に抱きかかえられてしまう。いつの時代のラブコメですか!(笑)ってクラシックな演出で来ましたが、おうちに帰って頼朝の正体を知った政子は、「あの男を殺しましょう」と父に向かって進言。なんじゃそりゃ(笑)で、次回裸を見られちゃったりするんですか?だからいつの時代のラブコメなんだろうか。

さて次回予告は拡大版らしく、数回分まとめて紹介。ズルいなあ「義経」の予告って。毎回すごく面白いし、拡大版で作った予告はいかにも期待できそうな内容ですよ。これからは義経に仲間が増えていく展開ですね。金売り吉次も絡んできていよいよ奥州目指して出発(その前にちょっとあるようですが)
吉次は表では好意に見せかけて実は利権が絡んだ商人の野望を見せてくれます。好意に見えるだけに、明晰な分析に基づいた裏があるっていうのは奥が深くていいなあ。

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大河ドラマ「義経」5回目感想

すごいよ「義経」!
ワイヤーアクションは結構面白がって見ていました。たぶん演出の方は絵本の世界を滝沢くん+マツケンとゆー素材を得たところで実写で表現したかったのだろうなあ、と思いまして、ならここまでやるのかって感じで面白かったです。
マツケンはやっぱ迫力あるし。本当にタッキーが長刀の上に乗るとは思いませんでしたが、新選組の源さんマトリックスより全然いいですよー(笑)池田屋の沖田の紫陽花CGとかね。

というわけでオープニングから五条だったわけですが、上戸彩&タッキーの出てるところは、そこだけ大河でなくなってしまいました。うつぼはああゆう現代チックな喋りにしたのですか…?うつぼよりうつぼの兄ちゃんサイコー。来週もぜひ出ていただきたく。

さて、今回登場のヒロインもう一人、石原さとみの静御前。
歌わないほうがいいと思います。
もしかして歌だけのほうがイイですよと思ったのはテレビに出たてのころのやまゆーですが(失礼)石原静御前は歌っちゃイカンです。つーか歌うな(失礼)
H2ほどは声がおかしくないと思いましたが、春華しゃべりはやっぱり無理があるのでしょーか。(H2はドラマのはるかがきらいなのでみなくなりました・爆)

いや、歌はともかく。そんなの出来ないよーな気がするので。どっちかというと気になったのは、静がやたらと説明的な台詞を言うところだなあ…いや、平家一門の女性の方が「これがこうであれがああで」みたいなのは同じ説明でも必要な説明だと思うんですけど、表に顕れづらい義経の心情を、さっき会った娘さんにべらべら喋らせるっていうのはちょっと説明的なのではないかなあと思いました。

あと、順調に腹黒路線を進む後白河法皇、ちょっとの出番なのですが素敵。
お父様ブチ切れの現場を想像してビビる息子さんたちが楽しいです。
実はこの前NHKの解説本を買ってしまったのですが、もうちょっと違うものかと思っていたんですが、あんなふうにブチ切れだったのか清盛さん。それにしても十数年清盛をだまくらかすとは頼朝、子供なのにすごいですな。
清盛は真実味があるものを信じてしまう人なのかな?心意気に打たれる、みたいな。だから反動でああなるという設定なんでしょーか。

次回は頼朝登場。政子も登場。親に向かって「あの男を殺して!」すごいお嬢さんです。頼朝&政子は楽しみなところです。
義経パートは今回、うつぼ&静と若い女優さんでどうしても画面の重厚さを欠いてしまったように思いますので、源氏パートとしても重石となるものがそろそろ欲しいなと思います…

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大河ドラマ「義経」感想(3回と4回あたり)

大河ドラマ感想を書いておりましたが、二話で止まってしまいました。
四話からは本格的に滝沢くん登場。そんなに変ではなかったような気が・・・(失礼な)「かたがた」とか言い出した瞬間脱力しそうになった初回ですが(失礼)なんか思っていたより普通でした。第四話は次の「五条大橋」への導入的な感じですかね?修行したり修行したり、とか、遮那王が真実を知る過程とか。話としては前回の方が面白かったなあ。
さて、真実を知った遮那王。これはお徳婆さんより五足の方が真実だよね?お徳婆さんは結局清盛をフォローしてるよね?「乳飲み子を見て自分の幼き日を思い出して殺せなかった」っていうけど、実際には五足の言う「負けた側の女を勝った側が手に入れるのは昔からあること、お母さんは仕方なかった」っていう方がそのとおりだよね?お徳は「当事者、しかも子供にはキレイな言い方をした」んでしょうけど(清盛に言うのと遮那王に言ってるのと違うもんな)常盤さまについては前回の行家の「清盛も男だと言うことだ」発言がそのまんまで笑いました。おいおいそんなこと子供に聞かせんなよ!(笑)

二回分まとめてになってしまいますが、第三回も常盤さまは美しかった…鞍馬寺に現れた出で立ちが本当に美しい。こんなキレイな人奥さんにしたら一条さまも嬉しいだろうなあ(どんどん話が戻っていく)一条さま、蛭子さんそのまんまって気がするんですが、ナイスキャスティング。いい人そうでなによりです(笑)

第四回から、マツケン弁慶も登場。全部入れるだけ入れつつも早く進めようということか、来週にはもう五条大橋で対決。昨年の「新選組!」は序盤どうにもスローペースだったので、さくさく進んで「これ」っていう定番の見せ場があるのは嬉しいですね。いや、「新選組!」も見てましたけど、後で見て多摩編が効いて来るのは確かだけど、どうにも「早く京都行けよ」と思いましたよ…正直。

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大河ドラマの思い出「葵 徳川三代」

思い出の大河ドラマってことで。
大河ドラマは、なんだかんだ最初は見るのですが(最初から見ないこともあるんですが)、最後まで見ることはあんまりなかったりします。リタイア理由としては、「画面の暗さについていけなくなった」(信長)とか、「保奈美&吉田栄作あたりのただれっぷりについていけなくなった」(元禄繚乱)とか(苦笑)別に強制されて見るモノではないのでいいんですけど、昔は俳優の好き嫌いが今よりものすごくて、キャスト表見てキライな俳優がいるとそのまま1年間棒に振ったりしていました(苦笑)

しかしジェームズ三木は三本見てしまいました。「独眼流」「吉宗」「葵 徳川三代」ですね。
前の二本は好評だったのですが(というか独眼流は好評もなにも…そもそもこれくらいから大河見たんですけど)「葵」はよろしくなかったようですね、視聴率。
そりゃそうだと、見ていた私も思わなくもありません(笑)もっと若い役者を出せー!というのもありますが、ストーリーはしょりすぎだし。
1話で関が原で、2話めから「関が原に至る道」をやるわけですが、これがすさまじいはしょりっぷり。なんですかそのダイジェスト版は!訳わかりませんよこれじゃあ!と、見ていて思いました。(そういえばこのドラマの前田利家はびっくりするほどあっさりとお亡くなりになっていましたな)

そのくせ、妙なところでディテールにこだわる。なんの説明もないのに、画面では井伊の赤備えとか。これ、お友達に教えてもらうまで実は気づきませんでした(笑)そんな細かい描写をするのに、ストーリーは超ダイジェスト版。

でもって秀忠=西田敏行、なんだよね。いや、中年以降はいっこうにかまいませんよ?そりゃ似合うと思いますよ?好きでしたよ?でも関が原の秀忠って、当時ハタチそこそこなんですよ。当時ハタチそこそこの若造が西田敏行。そしてこのドラマの秀忠は、真田の策にまんまとはまって上田城で足止めをくらい関が原の戦いに遅参するという展開。そのせいで「こいつホントに後継者でいいの?」と疑問をもたれる有様。そんなハタチの若造な秀忠=西田敏行ってのは、いくらなんでもどうなんでしょう。
西田敏行が「間に合わないー!」ってやってるのは個人的には面白かったんですが、ハタチの若造が遅参するのと、西田敏行がやってる人物が遅参するのでは全然イメージが違うわけですよね。そして、ハタチに見えそうな若い役者さんが遅参したほうが真実に近いわけですよね?

せめて前半と後半で役者を代えるとかいうわけにはいかなかったんですかね?
小川真由美の淀君も、冬の陣・夏の陣あたりはいいですよ?でも最初は違う人にしようよ、せめて。
(というか素直にもっと若い役者さんにすればいいわけですが)

というわけで、もっと画面に華やかさと若さを…!とは思ったものですが、このドラマの家康&秀忠じたいは面白かったのでダイスキでした。
このドラマの面白さそのものはともかく、家康はサイコー!悪すぎ。津川家康はなんていうか、素晴らしい狸親父っぷりです。しかも、狸親父と東海道一の弓取りがちゃんと同居している強靭さ、強さ。短気できーきー言ってて年寄りなのに誰よりも元気で、気に入らないことがあれば癇癪起こして息子と掴み合いの喧嘩をし、暴れて襖を倒してしまう。
なんでそんな元気なんだあんたは…(笑)

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大河ドラマ「義経」第二回感想

何も知らずに清盛を父だと思っている牛若可哀想っていうか、真実を知ったときはめっちゃショックですなあ。もう次回わかってしまうのですね。鞍馬山とか五条大橋とか、義経の物語は伝説的で一種ファンタジックでありますが、予告を見ているとハマりそうで映像になるのが楽しみです。五条大橋のワイヤーアクションについては「ワイヤーアクションは本当にピンキリだから!」とお友達から教えてもらいましたがどうなんだろう…つか、そこまで求めてはいけませんな。

そして薄幸の佳人的な常盤。これはいいなあ。時子との対比が素敵です。清盛の妻時子も話がわかっていないヒトではないのですが、どーしても常盤のことが許せない。いや、時子さまにしても、「常盤が清盛の愛妾になることを断れば息子の命がないであろうことが分かっているから受け入れた」ことは分かってるよーなんですけど、それでも、そもそもそんな話を持ちかける我が夫と、それを受け入れてしまう常盤に納得がいかない。このへん、変に潔癖なわけじゃないけどどうしても感情的に受け入れられない、というのがいいなあ。最近の大河ドラマってほら、なんでもいい話に還元しちゃいがちじゃないですか(笑)

常盤の、なにもかも受け入れてしまう様が対照的で、儚くてまたいいなあ。


さて、前もそうでしたが、本質的にこの感想は今後のネタバレを思い切り含んでおります。
というわけで。

今こうである人が、最後にどうであるのか、っていうのまで考えて見てしまいますね~もちろん、作る側というのはそういうのを考えて作ってるんだと思うんですよ。先を知らない人には伏線を見せ、先を知っている人にも同じ伏線を見せておくのだと思うのですね。と、いうわけで、兄との比較に悩んでいる宗盛、らしい。そのことが、時子さまの口から語られる。なんでも出来る重盛といつも比べられる宗盛は不幸であると。

…しかしこの後その重盛は親より先に死んじゃうというこの不幸。今から痺れちゃいますよ!(こういう楽しみ方ってのはどうなのかなあ)

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大河ドラマ「義経」初回感想(ネタバレ込み)

大河初回、土曜日になって録画分を見ました。結構面白かったですー。稲森いずみ、きれいだなあ。一瞬で死んだ義朝が虚しい。たっきーは美しいですね。美しければよし!似合うのが一番!反町信長と同じで(じゃあ滑舌はスルーですか)
でもなんかたっきーが「かたがた」とか言い出した瞬間、そりゃそうだよなあ時代劇役者でもあるまいしと思ってしまいました。でも美しくて似合っているからいいです。まわりみんな上手いしな。

さて、平家物語現代語訳を小学生の時分に読んだのですが、私その時から重盛ファンでした。刷り込みが入っているので今でも重盛ファンです。というわけで今回、勝村さんなのか。ほほう。って感じで初回も楽しく鑑賞。でも先に死んじゃうんだよねー、イイ長男なのに。渡清盛が我が子を失い嘆く様はちょっと楽しみやもしれません。

というわけで重盛かっこいいですねー。でも中井頼朝も楽しみです。私の配役イメージというのは、頼朝=菅原文太、なのですが。それってNHKの水曜時代劇かなんかですが。義経が川野太郎で、澪つくしのヒトでした。

今回は大河大河していて楽しみです。新選組!みたいな異端も面白かったですが、大河っぽいのも大好き。とは言いつつ結構ペナントレースに負けて見なくなっちゃったりもしてまして、なかなか完走できません。そもそもキャストの好き嫌いで最初から見なかったり。最近はさすがに「誰がきらい」で見なくなるってことはないんですが。

今になって調べてみたら脚本の金子さんて斬九郎の脚本の方ですか!そうだったのか…(脚本まで見てなかった…)

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新選組!最終回、よかったよー!!!

うーわー新選組!最終回。泣けます。実際にがーっと泣いたわけではないけど、でもすごい!泣けるよ最終回!

不覚だったのは、「井の中の蛙大海を知らず、~」ヒュースケンの回だというのを、蛙が出てきた時に思い出せなかったことです。あ、確かこれなんかあった!と蛙見ながら思ったんですけど、思い出したのはあとになってからでした…

もー、ありがとう最終回。わりと言葉がないです。長かった多摩編も、時折ウザかった捨助も、全部ここにつながるのかと思うともうなんていうか一年間付き合って感無量。なんで打ち首なんだ、可哀想だよと盛り上げておいて、勝先生が「どう死ぬかじゃないどう生きるかだ」と救いをくれたようでありがとう。勝先生、慶喜公が大阪から逃げ帰ってきた回はいちいち台詞が嫌味満載で楽しくて、近藤を切ると言い出した時はうわ容赦ねえなと思ったけど、でも判ってくれていないわけではない、と判って満足です。

沖田とお孝ちゃんは可愛くて微笑ましい。「そういうんじゃないですから」学生さんのようだ…微笑ましい。でも悲劇的な結末。お孝さんは沖田のことを思って刀を仕舞っちゃったんだけど、刀がその場になかったことが彼女の命を奪ったとも言えなくもなくて、余計切ないような。
それにしても沖田、最初は「人の気持ちが判らないニブい人」だったけど、ここ最近、もう命の残りが短くなってから聡い聡い…もう徳川の世が来ないなんてこと、あの人にだって判ってる。そして、土方さんは嘘がつけない人だ、もうみんな一緒にいないんだ。もうすぐ死んでしまうであろう沖田が半ば諦めたようにか、一歩引いて遠くから言うからなのか、それは本当に真実を突いているのだなあと思って、沖田の最近の一言一言がずばっと来て、そして沁みてきます。

永倉さん。あの人を悪く言っていいのは苦楽をともにしてきた仲間だけだ、俺だけだ、と。知らない人は勝手なことを言うけど、そうじゃないんだと。永倉さんは近藤さんとずっと一緒にやってきて袂を分かったからこそ、近藤さんについてなにか言う権利が彼にはある。そして一方、原田は近藤のもとへ舞い戻ろうとする。斉藤は近藤の首を取り返しに京都へ赴く。

一方で戦う土方は、「お守りだ」と言ってあの日のコルクを手の中で弄ぶ。同じ頃近藤は、ずっと身につけていたコルクを手放してしまった。近藤が去る部屋にはコルクが転がる。土方はまだ手に持っているのに。

勝ち残った者だけが偉いのか。それ以外は正しくないのか。そんなふうに切り分けはできないけど、勝った者の望みによって、負けた者は首を刎ねられる。でも、負けた側が間違っていたわけじゃないんだ、と一年間このドラマはずっと語ってくれたんじゃないかと思う。

そして最後。
実は近藤勇の最後の台詞がなにか、前情報をまーーーったく仕入れていませんでしたので、見るまで知りませんでした。三谷幸喜が「考えてます」って言ってたのだけ知ってて、なんだろなんだろ?ってずっと思ってたけど。
「トシ」

…うわ、そう来るんだ。本当にそう来ちゃうんだ。びっくりでした。

というわけで雑多にがーっと書き抜いてきましたが、ほんっとーに一年間楽しかったです。時々間延びしてるなあと思ったところもあったし、ええなんだよこれーと思ったこともあったけど、「ああ、これはホントに最高だ!この1回だけで、もうなんだって構わない!」とマジで山南さんの切腹の回で思いました。マジ泣けました。本当にスゴいものを見たと思いました。
「この一話」というならあとは「ある隊士の切腹」が好きです。あれも山南の死と同じような構造の話で、一人の男が死ぬまでを周囲を絡めつつ描いていく回でした。源さんの死ぬ回は「おいおい幽霊かよ!」とはちょっと思いましたが、今日最後の回想で源さんが出てきたときほんっとーに切なかった…

いやいや、本当に楽しかったです。
駄目なところもあったのかもしれないけど、最後まで見てよかったです。
個人的には沖田の成長がすごく良かったっす。最初あんな子だったのに、最後こうなんだもんな…あの、普通に子供なところと、残酷なくらいなにかが欠落したところと、最後のまるで悟り切っちゃったような雰囲気と、本当に彼は変わっていったと思います。

近藤さん、いろいろ「ええ?」と思ったり「近藤さんはすごい」と言われても納得いかないよこの展開、なところもあったけど、前回の「加納君、お久しぶりです」で全部チャラって感じ(苦笑)この人が局長だったんだ、というのが判ったような気がしました。困ってる加納に対して、自分から言ってあげるんだもんな…

土方さん、本当にかっちゃんが好きなんだね彼は。
三谷氏ではないけど、山本耕史がリンダリンダに出ているのを見に行きまして、それも等身大の年齢の若者が自分でも訳のわからない苛立ちをぶつける場所と方策を探している、みたいなキャラクター性を感じました。そういう感じなのかな、と勝手に思ってみたり。
というわけで、ありがとう、三谷幸喜氏をはじめとするスタッフの皆様。
お疲れさまですキャストの皆様!
年末の総集編&アンコール「友の死」やるんですよね?見なくちゃ!

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