純情ロマンチカ

「純情ロマンチカ」 第12話 「袖すり合うも他生の縁」感想

さて、純情ロマンチカ12話。一期最終回です。
ミニマム&テロリスト回を挟んで物凄い間が空いたので、物凄く久しぶりにウサギさん&美咲を見たような気になりました…いちおう9話ラストに美咲いるんだけどね。

まず前半。
ウサギさんがタカヒロにーちゃんを説得するくだりは、ぶっちゃけ聞いていても何を言っているのか理解できませんでした。つーかさー、あんなにウサギさん信用しちゃってさー、もしウサギさんが自分の知らないところで弟と出来ちゃってるのをタカヒロ兄が知ったらめっさ怒ると思うんだー。
ついでに一緒に言ってしまうと、受賞記念のお祝いに何をあげようか?と悩んでいる美咲は、残暑で頭がウニになってるとしか思えません。なんじゃありゃ。自分で自分に鳥肌が立つ前にまずその発想が頭に浮かぶところから反省した方が良いと思います。

さて、タカヒロ兄を説得する話が一瞬で終わったところで、ウサギさん受賞話です。
ウサギさんの菊川賞受賞。美咲はこれを、角先輩に教えて貰う。
二期先に見ちゃったからあくまで後付けなんですけど、この話の角先輩を見ていると、先輩は最初からウサギさん目当てで美咲に近づいたように見えますね。真の理由がどこにあるかはともかく、そうだと思う。

そして美咲が家に帰ると相川さんや井坂さんが居て、ウサギさんが記者会見に赴くところです。美咲はここで初めて、ウサギさんがなんの本でノミネートされていたのかを知り、そして、その本をまったく読んでいなかったことをウサギさんたちに知られる。

美咲の凄いところは、自分はBLしか読んでないくせに「ウサギさんは小説を書く以外何も出来ない」と言い放つところだと思います。つまりこの世でウサギさんの創作活動をもっとも過小評価しているのはある意味美咲なのですよ。

でも逆に言うと、創作活動もそれに関わる経済活動も資産も、そんなものは美咲の前ではなんら価値がなく、彼はただ、そこに住んでいるウサギさんという存在だけを見て、駄目なところを駄目だとはっきり言い、だけどその駄目なウサギさんを好きなわけです。相手の才能の価値をまったく理解しないからこそ、相手の存在そのものを最大限に受け入れている。そこが非常に面白いところだなあと思いました。

二期一話もこの後AT-Xで見ましたが、ウサギさんの小説をバカにするウサギ兄に対して美咲が啖呵切る内容がおもしろいんですよね。
ウサギ兄はウサギさんの小説がくだらないと切って捨てるんですが、美咲の反論は「そんなことはない、ウサギさんの小説を読んだけど面白かった」じゃないんですよ。ウサギさんが小説を書くのにどんなに苦労しているか知らないのに勝手に決めつけるな、と美咲は言うのです。

これは凄いです。
ウサギさんの本を(基本的に)読まない美咲が、「小説がくだらない」と言われて、「ウサギさんは小説を書く裏でこんなに苦労している、それを知らないのにくだらないなんて言うな」と反論するのですよ。きわめてクリアな論理立てで、美咲の言動には前後の矛盾がありません。
ロマンチカの文脈というのは一から十まで突飛で意味が分からないのに、美咲がウサギ兄に切った啖呵は極めて論理的です。凄いよ!ロマンチカとは思えない!

って、これどんな感想だ。
いや、でもなんか感動しちゃったんだ。ロマンチカなのに筋が通ってるなんて…!(どこまで失礼なんだ)

まーそんなわけで一生懸命(でもないが)見てきたわけですが、ロマンチカのアニメは非常によく出来ていて素晴らしい!と思います。原作を非常に良く消化していて、オリジナルエピソードも良いし、小ネタでの遊びも上手い。
もう無理だとは思いますがヒロさんの篠田話とテロリスト編の忍の進路話も見たかったなー。二期はロマンチカをメインにしてある程度のところで話を纏めるためにああいう構成だったと思いますが、他ももうちょっと見たかったです。

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純情ロマンチカ感想10話・11話分まとめて

個人的お待ちかねだったテロリスト編です。
好きなんだけど、運命なんだ。
エエエエなんだよそれは?!ええもう、最初から吹きました。これは吹くんじゃなかったら、宮城のように黙るな。
しかし忍回想の、不良に絡まれた忍少年を助ける宮城。これはなんか、妙にカッコイイ。ヤバいです、これは惚れます。マジかっこいいよ?男同士ダロ、とかいうのはこの際置いておいて(そこを置いておかないとね、この手のBLというものは)忍が宮城に惚れた理由というのはなんとなく分かった気がするよ!

さて、宮城の前に現れた少年、高槻忍はなんと、三ツ橋大学学部長のせがれさんでした。ところでこの学部長は凄い。元婿に身内のめんどくさい話を押しつけるくらいはいいんですが(そこはフランシスで慣れた)、仕事忙しいですからと宮城が断ると、「上條にやらせておけ」とまったく関係ない赤の他人に仕事を振ろうとする。どんだけ公私混同なんだよ!

そんなこんなで忍君は宮城のマンションにご厄介になることに。ここで名物、キャベツ料理の登場です。こういうのはアニメは良いですな。包丁をじっと眺める忍君は、なんかそのまま頸動脈でも切りつけそうな表情にも取れます(それアニメ違うから)(しかもネタ古いから)で、謎の呪文を呟きながらぐわっとキャベツを炒め、(ってあの台詞からすると豚肉かなにかが混入されているのでしょうか)キャベツづくし膳を出す。

キャベツ炒め(のようなもの)・キャベツのみそ汁(味噌汁部はインスタント)・ごはん(は宮城が炊いた)・キャベツの千切りって、これはそのへんのスーパーで総菜コロッケでも買ってくればそれはそれで一件落着のような気がしました。
この回登場したヒロさんはお肌がツヤツヤになったそうですが、それはCパートのように素晴らしい弁当を食っているからだと思うよ!あの弁当は感心しました。ところでヒロさんは独身で弁当だからいまどきのカテゴリーだと世間的には弁当男子になれるよ!(まあ実際には同棲なわけだが)

さて、そのヒロさんです。
お肌ツヤツヤ。えーなんですかそれは。
個人的には、二人で一緒に暮らすことである程度規則性のある生活がなされ、食生活にも改善が見られたのでなんか健康そうに見えるようになったというのが無難な回答だと思われます。一人だと無茶して夜更かしとかしちゃいますが、二人だと「そうだなーそろそろ寝ないと」みたいな作用があるのかもしれない。
あと、どう見てもコンビニかレトルト食いだったヒロさんがあんな立派なお弁当を持参するわけですから、食生活も劇的に改善されているはずです。自分で作るとざっくざくな切り口(二期6話)なわけですが。
しかし野分作の弁当は真面目に凄い。なにあの栄養価とか彩りとか量とか色々考えた素晴らしいシロモノは…!そこには愛があるんだろうなあ、としみじみ感じ入りました。

で、なんだかんだで、ロマンチカおやくそくのえちシーンです。
ゴメン、流れが良くわからない(爆)ついさっきまで男は興味ないとか言ってた人がそこまでするのかという。
しかもさー、男とはどうとか言ってるけど、あんたヒロさんにチューしようとしたじゃないすか教授!どうやらあれは、彼の中ではなかったことになっている模様。素晴らしく自分に都合の悪いことは忘れていますね。真面目な話、本当に本当に男なんかゴメンだと言っている人は、忍君を帰すためにと言ってあんな行動には出ないと思うんだ。

そうは言いつつ、今回の宮城教授の見せ場と言えばラストじゃないですかね。
そんなことも分からないからガキだと言うんだ、俺はガキは嫌いだ!
これはかっこいいですよ。仕事にかける意気込みというものが見える。くっついてくればいいなんて冗談じゃないと言い、物事にはそれに相応しい役割というものがあり、そういうものが見えないお前は子供だと言っているわけです。
これ、単純に高校生だからガキんちょだって言っているのとは違って、大事なことを理解できていないからその精神性が子供であると言っている。

これはかっこいいから惚れちゃうと思うよ?いや、高校生男子がそうであるかは置いておいて。

で、後半。
これはアニメなのできわどいシーンを徹底的に削っていますが、そのせいでなんだかよくわからないことになったような気がしなくもありません。宮城の葛藤も焦燥も、「あそこまでやっちゃった」というのを含んでこそなのかな?とアニメを見て思いました。
でも忍が高校生だったから難しいんですかね。つーかこんなん地上波のアニメで流せないと思いますが。そりゃしょうがないよなあ。

ところでこれ、ボロボロ削っている台詞やらシーンやらがあるわりには、ヒロさんの出番はパーフェクトなんですよね。いや、10回の「お肌スベスベ」とかなんとかいうツッコミは、宮城教授のスタンスを図る上で必要であり、11回のヒロさんに相談するやつも宮城がぐるぐる回るために必要なんだけど。

でもべつに空港まで車すっ飛ばす前のヒロさんとか削ってもよくね?二回連続弁当でオチをつけるのも美しくて面白いけど、それよりは空港シーンをもっと入れるとかなかったんですかねー。ロマンチカのアニメオリジナルシーンは面白くてよくできていて、これも好きなんだけど、この回は空港シーンをもっと入れるとかしてほしかったですね。いや、弁当オチ好きなんですけどね。
(ので後半の感想がこんなに短い)

いや、私はヒロさん好きなんですけど、ヒロさんと宮城教授&忍の絡みも大好物なんですがね。

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「純情ロマンチカ」 第9話「情けは人の為ならず」感想

下書きがあったのに放置プレイしていた草稿を引っ張り出してきました。ロマンチカ感想です。9話ですね。

今回はかわいいですね。非常にかわいい。チューとかしなかったらもっと健全だったんでしょうが、そこはそれ。
半ズボンじゃないけど、制服のズボン丈が短いのが凄い新鮮な気がしました。なんか二人とも猛烈に育ちがよさそうだけど、そうだよね!小学生男子と言えば半ズボンだよ!そこに貴賤はない!みたいな感じでしょうか。

で、幼き日のヒロちゃん。これはかわいいですね。
でも周囲の反応を見ていると秋彦君はもっと可愛い模様。うーん、ヒロちゃんでも十分可愛いと思うんだけど、ということは秋彦君はきっと天使のように可愛いんでしょうな。

さてヒロちゃんと秋彦君の秘密の交流。
自分の知らない言葉を分厚い辞書で調べまくるヒロちゃんが非常に可愛いですね。あー、なんかわかるわ。あのでっかい辞書はおうちにあるちゃんとした大人向けの辞書だよね?本好きなヒロちゃんは、学校の図書館の本を制覇し、おうちにある本も読み、そして秋彦家所蔵の本も借りていく。
小学校の時に図書館が好きだった人ならこの気持ちわかるはず。(いやレベル違うんだけど)ヒロちゃんは本を読むのが好きでそのまま大人になったんでしょうね。

さて、そんなヒロちゃんのご家庭。
ヒロちゃんのお母様は優しそうで、そして美しい。
ヒロちゃんのお母様が秋彦君を贔屓するのは、秋彦君が愛されていないのを見抜いてるからなんだろうなーと思うのですが、今現在、明らかに贔屓っぷりが秋彦>実子なのはどうなのよ、と思い返して笑いました。
だってさーウサギさんところに桃送ってくるんですよ?それで実子はスルーですよ?凄いよ、お母様。
かつて不幸そうな少年だったウサギさんをいつまでも気にとめている、ということかもしれませんが、だからと言って実子をスルーすることはありますまい。

ということはヒロさんはいま現在、すんごい実家に不義理を働いて居るんだと思われます。盆と正月にも実家に帰らないとか(=まったく実家に寄りつかない)、そのくせ年賀状いちまい出したことがないとか、近況報告がまるでないとか、そういうことをやっているんじゃないかと。

それで、ウサギさんから実子の近況を聞くような有様だったら、ウサギさんが「日頃の行いの差(で桃が来る来ないが別れる)」みたいなことを言うのもうなずけます。

そうそう冒頭、ヒロさんと野分の会話が非常に面白かったです。
別に小学校時代にいっしょに映ってる写真があったってやましいことないと思うんだ。でもヒロさんはあからさまだからしょっぱいことを思い出しちゃったらそれが顔に出ちゃうんですよね。
で、ヒロさんが分かりやすく「なんか隠してる」から野分も追求する、と。
いやー、いいバカップルです。なんかいやされる。

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純情ロマンチカ8話「旅の恥はかき捨て」感想

さて「純情ロマンチカ」8話ですよ。この回と言えば、寝台特急。だけど美咲が大阪に行くんだから新幹線が映るに違いないよとわくわくしながら待っていたところ(どんな期待よ)ちゃんと映りました。700系のぞみですね。まあ、予想通りです。

さて、今回登場するトワイライトエクスプレス。
実はリアルで見られる環境にあるのですが、初めて見た時は見るからに豪華で感動したぜ!思わず時刻表を調べちゃったですよ。
さて、タイムテーブルは如何に。

12:00大阪発、翌朝10:00札幌着。
ということはウサギさんの「三時間時間つぶせ!」
→ということは美咲君は9時台の新大阪発ののぞみに乗ろうとしていた計算になります。早くね?(笑)
しかも12時に乗って翌日の10時に札幌に着くまで美咲は「この乗り物がなんであってどこに着くのか、気にもとめず、なおかつ気づかなかったと言うことですか。それははっきりいってありえないです。いや、マジで。

これ、原作はそうではないんですよね。美咲の台詞から、美咲が寝台特急に乗った時刻はおよそ午後7時あたりであろうと予測される。そうなると、夜乗る→感極まった状態→そういえばどこ?→金沢だよ→北陸経由の寝台?そうなの?まあいいや寝ちゃえ、という感じなのだと予想されます。それはおかしくないと思うんだ。

じゃあアニメはどうなのか。アニメの案内表示によるとこの寝台特急の発車時刻は15:12です。なんだろうその微妙な改変は…

でもなんか妙に筋が通ってはいるんですよ。
美咲が時計を見て、ウサギさんが新大阪駅に到着したのがおよそ3時。
寝台特急に飛び乗ったのが前述の通り15:12。
この寝台特急の出発駅は新大阪でなく大阪です。
(※ホームに「新大阪・京都・米原方面」とあるのが決定打)
てことはこのわずかな時間にウサギさんと美咲は新大阪から大阪まで移動している。そのあたりのタイムテーブルは妥当だと思われます。なんでここだけリアルなの。
(しかし駅ホームの案内表示はフィクションなんだよなあ)


だらだらすげーどーでもいいことを書いていますが、時刻表としては、原作が一番真っ当だと思います。いや、大阪を夜に出発して札幌に翌朝着かないから!という意味では、勿論真っ当ではない。
しかし、リアル列車の時刻表通りに正午出発だとすると、前述の通り、登場人物の思考の辻褄が合わなくなってしまう。そういう意味では夜飛び乗って翌朝東京に着くのかなーと思っていたら札幌だったよエエエエエというのは漫画の演出的にも妥当だし一番辻褄があっていると思います。

そういう意味では、アニメの15:12出発、というのが微妙に謎です。

って内容関係ねー。
っていうか美咲はなんで新幹線の中でも帽子かぶってんの。
まあそれで内容なんですが、ウサギさん家から東京駅までっていうか新幹線乗るまで30分弱…!凄いよウサギさん貴方どんな処にお住まいですか。
ってまた内容になっていませんな。えーと今回は…真奈美さんのお胸がステキすぎます。あれは大学生男子は置いといちゃイカンですよ!でも美咲は大丈夫、乙女だから(笑)

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純情ロマンチカ7話「可愛い子には旅をさせよ」感想

純情ロマンチカ7話「可愛い子には旅をさせよ」感想…なんですが。
えー美咲ってあそこまでやっといてまだウサギさんと付き合ってるって思ってないのか…それはありえないなあ。マジで。いや本気で。

このありえなさって結局、美咲が現段階ではウサギさんに依存して甘えてることの証明だと思うんですね。結局美咲は、ウサギさんのせいにしてるんだと思うんですよ。ウサギさんが強引だから、ウサギさんが変なことをするから、ウサギさんが凄いことをしたり言ったりするから。

でもほんとはそうじゃないよね?しかしそのことに美咲が気づくのはもっと先である、らしい(先を知ってるんだから突っ込んでもしょうがない)。
というわけで、今回はそれはおいといてウサギさんですよ!いやー今回のウサギさんはよかった!

多分今回のウサギさんは、なんか一緒に住んでるからデートとかしないから恋人っぽくデートしよう、って思ったんじゃないかなあ。非常に可愛らしい発想です。
それでグルメ雑誌とか見て付箋貼っちゃうわけですよ。なんという可愛らしい話でしょうか。ウサギさんベストセラー作家なんだから、なんか美味い店に連れていってもらうとかありそうです。でもウサギさんは自分で探している、らしい。仕事で食ったメシなんかどうでもいいし、恋人のためだからこそ自分で頑張ってお店を探したんでしょう。

で、デートには車。(そういえば外車だったと改めて思いました)
レストランでワイン。で、その車はどうしたんだねと突っ込んでしまいました(笑)
あれがワインではないという言い訳は通用しないと思うので、ウサギさんはワインを飲んだので帰りは運転できなかったはずである。
……代行?(細かいよ)

そういえばウサギさんはかつてタカヒロにーちゃんにすげー高そうな時計買ってまして、それをタカヒロにーちゃんはふつーに受け取っていたわけですが、アレは多分、金持ちのレベルを超えた金持ちだからタカヒロにーちゃんは受け取っていたのだと思うんですよ。これは突っ返す方がよくない、みたいな感じで。

でも「一着くらいいい服持っていた方が良いということでウサギさんにスーツ買って貰いました」って美咲がゆったら、タカヒロにーちゃんは釈然としないかも知れませんよ?
「はじめてのスーツは俺の役目だよウサギ!」みたいな。

さてそのタカヒロにーちゃんが東京へ帰ってくるらしい。
漫画なので構いませんが、リアルで考えると、まるでタカヒロにーちゃんがなにかやらかしたので出戻りするようにも思えます(※いいがかり)

ってほんとにウサギさんの話ばっかだな。さて次回は美咲が大阪に行く話ですよね?新幹線でもうつらないかなあ。期待してますよ!(本当になにを見ているんだか)

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アニメ純情ロマンチカ6話「禍転じて福となす」感想-2

というわけで野分の手紙です。頑張って書き抜いてみたよ!
画面に映っていない部分は(略)と表しております。

*******

こんにちは。こちらは(略)
いかがお過ごしですか。俺はとりあえずこちらの環境にも慣れているつもりですが、最近ヒロさんに会いたいという気持ちがあまりにも募って、自分でも苦笑せざるを得ないような状況です。

ヒロさんに会いたいです。何がこんなに物足りないのだろうと考えたら、学校の授業とか、こちらの生活に不満があるとかではなく、ただただヒロさんに会えない事のみが、俺をこんなに不安定にさせるのだと知りました。

でも、まだ全然、ヒロさんの後ろ姿が見える位の人間にもなっていないのに、泣き言を言っている場合ではないと自分で分かっています。だから今この手紙を出すことはありませんが、いつか堂々とヒロさんに手紙を見て頂ける人間になるように頑張りたいと思います。

実は出国する前、ヒロさんの寝顔の写真をこっそり撮ってしまいました。毎日見ています。唯一の俺の支えです。ヒロさんの寝顔も大好きです。これ、ヒロさんにバレたら絶対に殴られると思うので秘密です。

手紙も無くなってきたので今日はこの辺にしたいと思います。また書きます。
ヒロさんに会いたい。(たぶん×6以上)
ヒロさんが好きです。
あなたに会いたい。

*******

これ、画面を見ながら写したんですが(暇人め)、そうすると、野分はこの手紙を、最初から出すつもりのない手紙として書いていることがよくわかります。結構最初の方で、この手紙を出すつもりがないことを明言している。

この手紙自体はおそらく留学初期に書かれた物でしょうから、もっと後になって書いた物は、それこそポストに入れる寸前に踏み止まったのかも知れない。
でも、この手紙に関して言えば、これは手紙ではありません。手紙という形で書いているのは儀式のようなもので、野分の書いたこの文章は、手紙ではなく日記だと思う。

文字にすると結構口には出さないようなことでも書いちゃえるものですが、それにしてもこの手紙は相当恥ずかしい。実際に野分もヒロさん本人にこの手紙を読まれて「うわあああ何勝手に読んでるんですか!」という対応です。朗読するに際しても顔面蒼白で、なにか罰ゲーム的な(いや、聞かされる方が罰ゲームだよ)

なのでこれ、手紙じゃないと思うんですよ。野分の日記帳。こんな恥ずかしいものは日記にしか書けない、その日記は捨てられないけど読み返すと恥ずかしい、みたいな。ヒロさんは捨てろっていうけど、これ捨てられないよねえ?この手紙を捨てろというのは、野分に、今ヒロさんに抱いている思いを捨てろと言っているようなものだと思うんだ(大袈裟)だからそんなもの捨てられないですよね?

そうそう、この手紙で面白かったのは、寝顔を隠し撮りしたという部分です。
ヒロさんに写真撮りたいって言ったら撮らせてくれないような気がするんですね。そりゃ、留学するからちゃんとしたヒロさんの写真が欲しいんですって言えば写真くらいくれるでしょうが、野分はホラ、説明が足りない人だし、ヒロさんに会えなくて寂しいから写真持っていきたいんですとかも言えるのかどうかわからない。

でも写真は欲しい。ので寝顔を隠し撮りする。で、その寝顔を見ていると、ヒロさんは寝顔も可愛いんだなと思う。寝顔の写真持っていって毎日眺めて「ヒロさんは寝顔も可愛いです」だと、野分おちついて!ってちょっと思ってしまいますが、野分も色々悩んで寝顔写真なんか撮ったのかなーと考えてみると、非常に可愛らしくて楽しいです。

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アニメ純情ロマンチカ6話「禍転じて福となす」感想-1

というわけで6話ですよ!ヒロさん、姐さん被りをするの巻。
そういえばヒロさんて帽子好きですよね。3話では別の機会に2回被っている。野分のバイトを監視する時に被るなら変装かと思いますが、そうでない外出機会に普通に帽子を被っていたので、ヒロさんは帽子が好きなんだなと思いました。

さて本編。冒頭、野分君をご指名したカーターさんとやらは何者なんですかねえ(笑)なんか相当うるさそうな人物です。アメリカンなおばちゃんがアジアの好青年の野分を気に入ったとかなのかしら(何故そこでおばちゃん認定)で、おばちゃんは万国共通うるさいものなので、野分を連行した教授は、野分を人身御供にしたとか?

さて、一方宮城教授はヒロさんに野分の伝言を伝えません。なんででしょうねえ。
一応考えてみたのですが、こんな感じ?

朝の騒動がトンデモだったのであれは止めといたほうがよさげ
→借金取りかもしれない
→「行ってきます 野分」のメモがあったので借金取りではなかろう

→ということは恋人?かもしれない
→じゃあストーカーかなにか?それっぽい存在?

→しかし、それならば本人に伝言を伝えないというのはちょっとおかしいのではないかと。会わない方がいいほどに危険な相手であるならばヒロさん本人に相談するものじゃないかと。

宮城教授の真意が謎なまま、話はさくさく先に進みます。
ヒロさんは約束の一時間前からファミレス前に行き、野分は飛行機が遅れたせいですれ違う。そして野分にドタキャンされたと思ったヒロさんは大学に戻ります。そこには宮城教授がいて、ヒロさんにタオルを貸してくれる。

ここで教授は「フラれたか」とのたまい、ヒロさんは動揺して泣いてしまう。教授は泣いたヒロさんに迫りキスしようとする…

えーと、この「フラれたか」の台詞を見ると、結局の処教授は、ヒロさんにちょっかいを出そうとして野分の伝言をスルーした、と見るべきなんですかね。それが一番、整合性があるような気がする。

しかしまあ、そんなに本気の話でもないのでしょう。宮城教授はあの騒動のあと、廊下と図書館を後片づけして、翌日それをネタにしてヒロさんをパシリにしています。本気でヒロさんになにかしようと思ったのなら、そんなまどろっこしいことはしないと思う。

つーことは教授は軽い気持ちでヒロさんを食っちゃおうかなーと思ったって、そんな感じなんですかね。そう考えるのが一番理屈に合っているような気がする…(ってそれ酷い話だな)

ここで疑問点があるとすれば、宮城教授があとになって、自分はホ○じゃないと明言していることです。でも、そもそもそういう発想がない人は、忍君に対してもあのような行動は取らないと思うんですね。つーことは宮城教授は無自覚か無意識に、どっちもおっけーな人なんでしょう。と思うことにしました。

さて、そんな教授は放っておいて野分とヒロさんは追いかけっこをして図書館になだれこむ。滑って転びそうになったヒロさんを野分が庇うよりつぶした時はちょっと笑ってしまいました。「ヒロさん危ない!」って、君がつぶしてるんだろう(笑)

そしてヒロさんは本を投げる投げる。しかも、下の棚から取ってるから凄いの投げてるんですけど…ついでに言うと一度投げ散らかした奴をもういっかい投げている。かわいそうだ、本が。ヒロさんは本に謝るべきだと思います。

そしてヒロさんのマジ泣き。いや、本当にヒロさんはマジ泣きするなあ。もうボロボロと涙がこぼれ落ちて、びっくりするほどマジ泣きです。あのモノローグの調子といい、なにか女の子のようだ…(なにを今更)

でも、泣いているヒロさんはかわいいですね。うん、これは非常にかわいい。4話の美咲君を見ても思いましたが、これは本当に可愛い。そうだよね、可愛いんだよね、となにか納得してしまった。

で、図書館で開始するわけですが。
これはアレだな…原作は詳細がある分「そうだねー、勢いでそこまで行っちゃったらもう余裕無いよね」とか思ったわけですが、アニメを見ていて、君らは一度おうちに帰ったほうがいいよ、と真面目に突っ込みそうになりました。

でもあんなんアニメじゃ流せないのでしょうがないですよねえ。
で、ラストの手紙については次の項で。

そういえばひとつ気になるのは大学で「授業」と表現されることですかねえ。
大学は「講義」だろ。学生が授業と言うのはべつにかまわんのですが(それはつい言っちゃうからね)教職員は講義って表現してよー。まあそんなことはどうでもいいんですが、なんとなく。

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アニメ純情ロマンチカ5話・「会うは別れの始め」感想ですよ

さてロマンチカの5話を見たので感想をば。

ヒロさんスカイライナーに乗るの巻。原作を読んだ時から「ヒロさん京成乗って成田行ったんですよね?」と思っていましたが、アニメは明確にスカイライナーでした。上野下車であからさまにスカイライナーな広告が映っていますヨ。アニメはこういうのがいいですね。トワイライトエクスプレス回が楽しみですよ(なにを楽しみにしているんだか)

ちなみに原作を読んだ時はロングシート乗ってたヒロさんを見て「住所から京成だよなー、京成の特急乗ったのかなー」と推理していたわけですが、野分に踵落としをした帰りに有料特急に乗ったのかあ、と新たなツッコミを入れてしまいました(細かいよ)

で、ヒロさんがおうちに帰ると野分が待っていて、逆輸入のおみやげをくれます。
アニメ放映が08年春クール。これほど世の中がメイドインチャイナであふれるこのご時世、アメリカでメイドインジャパンの土産物雑貨を探してきた野分はたいしたものだと思うんだ。

そして野分が帰ろうとしてヒロさんが引き留め…暗転、時間経過。
こういうものだと聞いていたのでフーンと思ってみていたのですが、実はこのシーンすごくね?だって服が落ちてるのがベッドの側じゃなくて廊下ですよ?服が上下揃いでふたりぶん、廊下に転がってるんですよ?
で、ココ重要ですが、ヒロさんのぶんだけじゃなくて、野分くんが着ていたものも廊下に転がってるわけですよ。それはどーゆーことですか。君らは廊下でなにをどこまでどうしたんですか?それは成り行きによっては原作を超えると思うよ?アニメ侮れねえ…!

(ちなみに原作では廊下に服がおっこちてたりはしないのでアニメスタッフの方が「んーそのまんまの場面は都合上出せないんで色々想像してくれるかな」と作って下さったのだと思います。と、勝手に想像してみたり)

さて場面変わって宮城教授本格的に登場回。
井上さんはやっぱり達者な声優さんだ!と感動しました。「巻物の紐がほどけたー」というアホっぽい台詞を、わざとらしくなくアホっぽく演じるのはまさにベテランの妙だと思いました。宮城教授はいっけん軽妙に見えて実は意外と人を見ている、という人物が魅力だと思うのですが、井上さんはそーゆー宮城教授のキャラを声でとても良く表現している!凄い凄い!(しかしアニメの展開だと細部で削られた台詞がちょこちょこあるので、宮城教授はちょっと謎キャラになっているような気もします)

で、別れる別れないで学内で大騒ぎする二人(笑)んー派手ですなー大丈夫かヒロさん。しかし4才差くらいで「話が合わない」とかゆー話になるもんですかね?そもそも文学部助教授と医学生なんだから話が合うも合わないもないだろうと。まあ、ヒロさんの言い分は脳みそつかって考えた言い訳だから現実に即していなくてもいいんですけど。

野分の行動も説明不足ですが、ヒロさんのグダグダっぷりも相当意味不明ですね。今のヒロさんは、溜め込んで溜め込んで自分で勝手に掘り進んで、訳わかんないところに出ちゃった状態だと思います。だからちゃんと話し合いをしたらいいと思うよ!と、次回の内容を知っているからこそこんなこと言ってますが。


で、最後に。
ヒロさんについてずっと不思議だったのは、彼が腹立ち紛れに本を投げることです。
いやその、ヒロさんは本が好きなはずなのに、何故本を投げるのかなと前から不思議だったのですよ。

たとえ話で恐縮ですが、海○雄山が切れて食い物に文句を付ける、みたいな光景には既視感がありますが、それは出されたごはんが気に入らなかったからですよね。海原雄○は、出されたメシに文句をつけまくる迷惑さはあっても、自分で気に入って手に入れた野菜を腹立ち紛れに投げつけたりはしないと思うのですよ。

しかしヒロさんは自宅の本とかテキストとか図書館の本とかお投げになる。自宅に所蔵する本ならばそれなりお気に入りのハズだし、切れてテキストを投げる人は、それこそ「文学をなんだと思ってるんだ」とツッコミ返しを受けても仕方ないと思うのですね。
まあ図書館のアレは…なんか人生最大に切れているので割り引いてみるとしても、ヒロさんが本を投げまくりなことにはかわりない。っていうか、ヒロさんは普段から本を投げるから、いざとなったら図書館の本だって投げちゃうわけだよね。

それは文学を愛する者としてはどうなのー!とヒロさんに聞いてみたいところではあります。

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アニメ 純情ロマンチカ感想(3話)

で、3話ですヨ!
ヒロさんと野分の話ですね。3話のヒロさんは若いなあ。そしてかわいい。
これは、原作2話分をうまいとこまとめてるように思いました。

アニメのヒロさん凄いよと思ったのは花屋シーンです。道路挟んで向かい側のカフェから窓越しに野分を見てるのに「鼻の下伸ばしてんじゃねーよ」ですからね。いやー、そこまではちょっと分からないんじゃないかな(苦笑)
分かるの?見えるの?
ちなみに比較対象として原作を見ると、原作のヒロさんは、「いつもの女子高生が野分にまとわりついていること」は怒っても、野分が女子高生にデレデレしてるー!なんて方向では怒ってはいないので、アニメのヒロさんは明らかに妄想しすぎだと思います。

逆に原作の野分凄いよと思ったのは「すみませんヒロさんは俺がもらいます」原作では上半身脱いだまま出て行きやがりましたが、アニメではちゃんと服を着ていました。アニメで服着て出てきた時、なんだよ脱いだまま出て行ったらもっと誤解されたのにキャーと思ったら、それ原作の記憶だったのか(笑)
つーことはアニメスタッフの方は「それはやりすぎだろ野分」と判断したと思うわけですよ。やりすぎな原作野分おそるべし。

そういえば野分料理も出来るんだよね…と2期を最初に見て思ったんだけど、考えてみたら野分の育った環境を考えてみれば自分でなんでも出来るようになるよね。というわけでヒロさんに作ってあげた朝ごはん。あの反応を見ると、いかにヒロさんが当時、食に気を遣っていなかったかよくわかります。メニューは

*ごはん
*おみそ汁
*魚の開き
*かまぼこか漬物かどっちだか
*納豆
*サラダ(だと思う)

です。
ヒロさんはこれを、じつに美味しそうに眺める。そしてその誘惑に負けて野分を追い返せない(っていうとメシにつられたようだなあ)
ということはヒロさんはふだんロクな食い物を食っていないのでは、ということが推測されるわけです。
しかし、ヒロさんは実際にはお育ちがよろしい。あの性格やら子供の頃のエピソードやらを考えると、家庭環境は極めて健全であり、いいおうちなのでご飯も普通に美味しいものを食べていたはずです。
で、ヒロさんは多分、大学入学と同時に実家を出て一人暮らしを始めたと思われますが(だからT大のある文京区住まいなんだよね)いいおうちのお金持ちのお坊ちゃんが急におうちをでて、まともにごはんを作ろうとは思ってなさそうなので、すっかり食生活がインスタントかつレトルトになったということなのでしょう。

話が逸れますが、原作漫画の風邪エピソードでヒロさんが頑張ってレシピ検索しておかゆを作ってみて、それがいまいち(?)と思って、野分が「そんなことないです、おいしいです」と言った場面。
野分の「おいしいです」が紛う方無く本音であるならば、ヒロさんはレトルトに慣れすぎてしまったのですよ。味付けが濃くないといけない身体になってしまったとでも申しましょうか。

※ちなみに野分の「おいしいです」が多少褒めているということもじゅうぶんありえます。
その場合、「作ってみたら味がイマイチ効いてないような気がする」というのは非常によくあることなのでヒロさんは気にしなくても良いと思う。うん、そういうのはあるな(経験談)ってこれなんの話だヨ!

話をアニメ3話に戻して。
ヒロさん本人のナレーションで「高飛車な純情」と言われた時びっくりしました。
え、あれ自己申告だったのか…
いや、ヒロさんって、過去回想篠田エピソードで、「秋彦に特攻したくだり」を思い出して身もだえするほど苦しんででましたよね?人生どん底期と表現していましたし、若気の至りとはいえ本人にとってはスゲー痛い過去なわけですよね?
それを当時は「高飛車な純情」と自分で言っちゃえるというのは、もう本当に当時のヒロさんはどれだけせっぱ詰まっていたのかという話ですよ。もう本当にヒロさんは煮詰まっていたんだなあ…

一方、せっぱ詰まっていたのはヒロさんだけではないと思う。追いつめられてわかんなくなっていて、客観的に自分を見られなかったのはウサギさんも一緒だよね?
だってウサギさんって優しいし、繊細なタイプなわけですよ。ウサギさんのタカヒロにーちゃんやヒロさんへの態度の根っこを見ると、ウサギさんというのは俺様な態度を取りつつ、実際にはやさしくて繊細な人だというのがよくわかります。
そんなやさしくて繊細な人が、ずっと仲良くしていた幼なじみの同性に「俺を孝弘だと思って~」と言われたらどう思いますかね?ウサギさんは、ああいうことを言い出したヒロさんのことをどう思ったのか。
これ、ウサギさんはなにも気づかなかったのかもしれない、と思いました。それくらいウサギさんもまた、追いつめられていたのではないかな。タカヒロにーちゃんが好きだけど叶わない、という思いを抱えて、ウサギさんもまた、周囲が見えなくなってしまったのだと思う。

なんか話が飛びまくっていますが、「しばらくして野分はいなくなった」…って、ヒロさんのしばらくしてっていうのは何年後を指してるんだよ!アニメだけ見ると、あの後数ヶ月後くらいで野分がいなくなって、6年くらい帰ってこなかったように見えますよ?(爆)

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アニメ 純情ロマンチカ感想(1・2話)

AT-Xで流れている「純情ロマンチカ」をちまちま見ております。近所のツタヤにはロマンチカ入ってないんですよねえ。宅配で借りてもよかったんですがいい機会なのでAT-Xを申し込んでみました。

1・2話はウサギさんと美咲君の話です。漫画で読んでたけどアニメで見ると凄いなあ…1話。これはギャグが非常にいいですね。1話Cパート、「何故鈴木さんが鈴木さんであるか」一生懸命語り、それに対して美咲君の「でも日本で一番多い名字は佐藤さん」とツッコミが入るのがサイコーでした。あのウサギさんの愕然とした顔ときたらもう。

そうそうちょっと真面目に考えたのですが、美咲君のバイトってなんのためにやっているんですかね。学費はおにいちゃんが出してくれてるんだよね?そのお金を将来返したいってことなのかなあ。美咲君は、うさぎさん家にもお金一銭も入れてないようだし。

普通それって失礼だと思うんですよ。バイトする間もなく勉学に励んでいるならともかく、実際に小金を稼いでいるにもかかわらず、世話になっている相手にお義理でも差し出さないというのは、世間一般に見たら変な話です。
しかしウサギさんは世間一般の人ではない(笑)うさぎさんレベルのお金持ちだとお義理で入れる一万二万三万とかいう金額は貰ってもなあって気もします。つーかそんな3マンなんてウサギさんから見たらははした金にもカウントして貰えないよ!
ということなので、そこはタカヒロにーちゃんと話がついていて、「家賃はいっそ無し」ということになっているのかもしれません。

で、美咲君はいかんせん未成年でそのぶん世間知らずだから「オレは家賃代わりに家事全般をやっている」でイーブンになっている、と思ってるのかな。で、先日(っていつの話よ)タカヒロにーちゃんに「いつまでも他人の好意に甘えていてはいけない」と言われてからこっち、そういうことにもちゃんと気づく大人に成長する、と。

そう考えるとタカヒロにーちゃんが新巻鮭をあんなに沢山送ってきた理由というのも分かります。おともだちに世話になりまくってるわけだからねー過剰な御礼と言うことで。

…そこまで真面目に考えなくても良いですかそうですか。
ってこれ感想なのか?どっちかというと考察ですね。
はっきり言ってアニメの1・2話にあたる部分は「これこういう設定だから」で押し切るしかないものがあるというか、真面目に考えてはいけないものを感じます。まあ、それはそういうものだと思うので、これは、高橋美咲というキャラにいかにノレるか、という部分にかかっているのだと思います。

純情ロマンチカ(ウサギさん&美咲くん)というのは、本当に、ある種の少女マンガコード(まあ、導入なんか見ると少○コミック的なものも含む)で描かれた王道作品なんだと思います。

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