モンキーターン

モンキーターン最終巻(30巻)加筆について(後)

さて、波多野と青島の別れがまがりなりにも描き足された一方で削除されたのが澄パート。亜紀さんに「どうするの?波多野くんを許してあげる?」と聞かれて、「ええ…でも…」だったのが、「…」に変更。「ええ、でも」何?と思っておりまして、なんか追加されるのかと思ったら、削除されておりました。
で、連載版の波多野・青島別れのシーンにあった波多野のモノローグが消えてますがな。えっとコミックスのみお持ちの方Orそこまで比べてないっすよな方、青島さんの「そうか…きっといつも波多野くんが」の次の波多野の横顔のコマ、連載版では「いつの間にか、忘れてた。いつも、澄に守られながら走っていたことを」とゆーモノローグがありました。それがコミックス収録にあたりざっくり消されております。もともと「澄に守られながら」が唐突だったから消したのかな。なら「見守られながら」とかに変えてもいいんじゃ、と思いましたが、コミックスって台詞を追加するという感じで書き直すという感じではないですよね。

というか巻末4コマのぶっちゃけぶりを見ると、澄の扱いがなんか可哀想になってきました。だって、澄の内面って結局描かれなかったし。最後許してくれるでしょうが、なんか1回くらい出てきたっていいじゃないですかと思うし。澄の台詞を削除して青島と波多野まわりを強化するって、そーゆー扱いのヒロインなの?っていうか、ヒロインをそんな扱いにしておいて、「作者本人が迷ってたからな」とか巻末で暴露してしまって、ぶっちゃけ澄より青島のほうが描いていて楽しいと言ってしまって、お気に入りランキングは1位青島、澄は「10位ぐらい」。ぐらいってなんですかぐらいって!言葉のはしばしがぞんざいに思えてしまいますよ?!

私は本誌でこの展開を見ていたとき、「いや、これは澄でしょ」とは最初から思っておりました。だって少年誌というのはそういうものだと思ったから。最初青島に行くように見えたのは、ドラマの定番として、最初くっつくに見えた方はフェイクだよーんという感じで。と、思っていたわけです。
そー思うと、「フェイクにしてはぞんざいな展開だなあ」と当時思えました。波多野は澄を振ったようにしか見えないのに、ヨリを戻すつもりもあったなら、なんじゃその誠意のない態度は!オマエは仮にも彼女を何ヶ月も放置なのか!
と。

でも、もしかして途中までは青島さんに行くつもりもあった…のですか?
波多野の迷いは、河合先生の迷いだったとゆうこと?
それにしても「保奈美と一緒だから澄ちゃんより青島のほうが描いてて面白い」って言ってしまって、本編での澄ちゃんは待ってるだけ・逡巡も見えず・最後はお約束で「憲ちゃんが好き」って、なんかそれも気の毒な。

なんともびっくりな最終巻でした。

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モンキーターン最終巻(30巻)加筆について(前)

波多野「ゴメン!オレは澄の待ってる丘の上へ、もどらなくちゃいけない」
青島「………」
波多野「ゴメンよ、青島…オマエに幸せになってもらいたかった。だけどオレには、それが、できなかった…」
青島「ううん、いいのよ。波多野くん。こうなることは覚悟していた。…波多野くん、ひとつだけ聞いておきたいの…私のこと好きって言ってくれたのは…私が父を早く亡くして、苦労していたから?」

サンデー連載版では上のよーな台詞でした。
思いっきりコミックスでは増えていますねえ。すごいよ波多野がマジで謝ってるよ!(なんだと思ってるんだか)

つーかその前にTURN374のタイトルが変更になってます。「全部、オレが悪いんです。」⇒「全日本選手権(ダービー)が終わったら…」
波多野がこのとき澄の母親にこう言って謝ったのがタイトルの元台詞でしたよね?(すいません、サンデー手元にないんで書き出せない)

澄母への「全部オレが悪いんです」が、当事者青島への「ぜんぶ、オレが悪いんだ」になったわけですな。コミックス加筆の波多野の台詞「おまえにも澄にもいい顔しようとして、結局、二人とも傷つけることになってしまった。ぜんぶ、オレが悪いんだ」
すごいなあ。連載のときこんなに謙虚な波多野くんがいたでしょーか。いや、ない(ベタに反語)最初からこう言っていたら、違ったんじゃないかな、印象が。

半端な気持ちで勢いで応えちゃったことが相手を余計傷つけた。波多野はそのことを心底悪いと思っていて、相手にちゃんと詫びている。そう、波多野が「全部俺が悪い」と言うべき相手は、なんたって澄と青島です。まあ、澄に「全部俺が悪い」というのは、別に最初からそのとおりっちゃそうなので(だって澄側にはとりたてて理由はないし)、青島に言うところなのかも。
澄母のときは、条件が違いますからね。波多野は澄を振ったと思われていた。澄にも読者にも。それで話すことがないから合わないのはまあしょーがない。それまでがTURN374の前提条件。でもその回で波多野は澄の母親に向かって、結局、まだ迷ってるから決めたらまた来ます、とのたまったわけです。ちょっと待てお前振ったわけじゃなかったのか!迷ってるからまた来ますって、澄の気持ちとか考えてます?それでなにが全部悪いだ!なんにも悪いと思ってないだろもしかして?!だいたいソルヴェークが可哀想って澄をそこにひっかけて何様だおまえは?!

…と、そのように当時はヒートアップしたわけですが。波多野のやってることは連載版と変わらないんですけど。でも違うのは、読んでる側の情報量かもしれません。一度に読む情報量が少ない連載版は、前の話と今回の話をつなげてああでもないこうでもないと考えちゃったりする。次の話を読むまでにまた、次以降はこうじゃないかと思い悩んだりする。同じ話を何度も見て次の話を予想すると、やおら細部にこだわりがちになり、いちいち細かいところでここが駄目あそこの表情が気に食わない、と思ってしまう。
そーゆー作用があるかもしれません。

うーん、でもタイトルごと変えて(次も違うし、そういう意味ではタイトルは変わるけど)「全部、オレが悪いんです。」を言う相手をちゃんと当事者にした、というのは、波多野の変化の表れかもしれないと思いました。
ちゃんと青島に向き合って別れようとしている。
まあそれでも波多野の行動は相手に対してタイムラグがありすぎるんですけどね。

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モンキーターン 30巻

「モンキーターン」の30巻(最終巻)が出ました。今日ようやく購入。さて、なんか直ってるかなー?と思いましたが、波多野と青島の別れの場面は思いっきり変わっておりました。

私個人の感想を先に言ってしまいますと、この流れならこれでいいんじゃ…という印象。
うん、サンデーにコレが載ってたらあんな毎週毎週飽きずに「ざけんな波多野バーロー!お前なんかダンプで再起不能でいいよ!」とか、「こんな主人公ならこの世から消えていい」とか、「波多野は自分に酔ってるだけのサイテー男だ」とか、「こんなヤツいちごの真中以下」とか言ってなかったんじゃないでしょうか…

上のは一部表現を変えてありますがいろんな時期の感想をログから拾ってきました。文章はこのとおりではないですが、まあこんな意味でした。今見るとすごい言い様(爆)

すいませんでした。
波多野はずいぶんまともな青年に変わっておりました。
コミックス版の波多野については、あのよーな罵倒はいたしません。
でも週刊で読んでたときはそー思っちゃったもんで、すいません…


それにしても、ちょっとページを差し込むだけでずいぶん印象が違うのですね。なんか感動。波多野の言ってることはそんなにおかしくないし(よい方向に変更されております)、コミックスでまとめて読むと、本誌で気になったところまでそんなに気にならない。

やっぱ「この号の展開がこうだったから、次回はこうに違いない!波多野の思考はAかBか?」とか、週刊誌に載ってるもともと少ない情報量の漫画から展開を予想したりしないですから。で、「今週の内容を見ると波多野の思考はやっぱりAで、だとすると○週前の波多野の行動はこういう意味?なんじゃそりゃ」とか思ったりしないですから。そのよーにテンション上がってる状態ですと、いっこいっこが気になってつまらんことまでツッコミを入れたりするもんで。

今回は、波多野ひっでー、というマイナスの感情でもって盛り上がってしまったわけで、その節はテンション高い感想書いていましたが、ある意味これって週刊連載漫画の醍醐味かもしれません。いや、今回は、悪い方向で我ながら盛り上がってしまったんですけど。うっわーこの展開どうなるんだ!このコマを見ると、この台詞はそのまま受け取っていいわけじゃないよね?とか、え、このあと主人公どうなっちゃうの?とか、そういうので、次回への期待も込めてああでもないこうでもないと思ったり感想言ってみたり、それは週刊で載ってるからだと思うわけです。
(同じ週刊でも、まとめて読んだほうが面白いものもあると思いますが)

というわけで次回から、余計なこととは思いながら改稿個所に思いを馳せてみようと思います。
だって、直したところを見てると、波多野&青島まわりで、澄についてはあったかもしれないものすらスルーされてるんですもん。波多野の発言がフォローされて、青島の描写が増えた分、澄の内面の葛藤は全く描かれないまま。「ええ、でも」はなかったことになりました。

このあたりの展開についてはメールやはがきで非難が殺到、と巻末4コマでぶっちゃけておられましたが、その結果改稿されたというか、作家さんご本人がこれじゃイカンと思って修正されたのでしょうが、あ、そうかここを直すと変わるんだーと素直に感動したので、備忘録がわりにしてしまおうと思います。

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最終回感想


まずは完結お疲れ様です。長かったですよねえ、モンキーターン。
レースが次にどうなるんだろうというのはあまり感想が書き様がないもので放ってしまいました。つか、「どーせ波多野様が主人公特権で最後勝っておしまいでしょ」と思ってたし。

で、最終回でした。非常に普通に最終回でしたね。
澄の「走ってる憲ちゃんが好き」でちょっと思ったんですが、この前に間に入るべき亜紀さんとのエピソードがあったはずですよね?「波多野くんを許してあげるの?」「ええ、でも」の続き。「ええ、でも憲ちゃんはずっと水の上にいて、私とは別世界なのかもしれないんです。私じゃついていけないんじゃないかって。だから迷ってるんです」みたいな台詞が入るってことでしょーか?そうすると、流れとしてはキレイにつながるような気がします。
だって浮気した彼氏が「水の上丘の上」言い出すのっておかしいじゃないですか。走ってるのが好きって、そういう問題じゃないじゃないですか。走ってる憲ちゃんが好きでも、浮気した憲ちゃんは嫌いでしょ?でも、浮気したのは許すけど、水の上の憲ちゃんには私は相応しくないのかも→丘の上でお前が待っててくれるから→仲直りってゆうなら話が通るかな、と。
あ、波多野がひとっことも謝ってねえよこの馬鹿とかいうのは無しで。本当にヤツは「青島に浮気してお前を悲しませてごめん」とゆうようなことはひとっことも言ってません。うっわサイアク、なんですが、それは無しで。

尤も、話は通るけど話としての説得力はまったく無いと思っておりますが。あ、そう、「ほかに好きな女が出来た!」っていきなりぶちまけてフォローもせんと自分を三月くらい放置した恋人だったのに、「お前のために走るからレースを見に来てくれ」で心が動いちゃって、しかも言ったら言ったきりだった男を、「やっぱり走ってる憲ちゃんが好き」で許すんだ…ふーん、そう、よかったね、って感じです。

というか波多野と青島が別れて以降は、河合先生ご本人が「なかったことにしたい」かのよーな体裁を取ってらっしゃるように思いまして。ダービー前の爆弾発言がなかったかのように普通の同期ライバルな洞口を見ていると、あんなん描いちゃったけどたたみきれませんのでスルーしますと言われているような気もしなくもないので。
いや、なんか洞口関係は本当にスルーでしたね。ここまでスルーするなら、波多野と澄と青島の三角関係に彼が首を突っ込まされる必要もなかったのでは?場を盛り上げる効果?今までの伏線の回収?で、ダービーが終わったら洞口は読者の見ていないところで豆腐の角に頭をぶつけて改心したので全部スルー、とそんなかんじ…
だと解釈することにしました。

今回のような最終回、これだけ見ると普通にいいような気がするんですが、ページが足りないせいなのか、澄の内面はなにも描かれなかったし、波多野だって本来謝るのはそこじゃねえだろ(衆人環視の中で浮気を告白する必要はないが、なら誰も見ていないところで澄に謝ればいいというだけの話ですから)っていうわけで…コミックスでの補完を楽しみに待っております。っていうか明らかに亜紀さんとの会話は続きがあったはずなんだよね?いくらなんでも澄関連はこれだけじゃないですよね?っていうかあれがなかったらいくらなんでも投げっぱなしだから。亜紀さんとの会話内容がわからないと、澄の今回の行動は裏づけが見えないので、単体で見てどうというのはなんとも思えないなあ。
強いて言うと「あ、そーですか、よかったね」って感じで。さいですか。

神様主人公様波多野様は、ぶっちゃけもうなんでもいいです。ようやく悟りましたよ!長かった我ながら…好きにするがいいよ。人生の収支はプラマイゼロだそうなので(TMR/Heart of Sword~夜明け前~って自分で言ってて懐かしすぎ)いつかまたピンチに陥るかもしれませんが、その時も持ち前の主人公特権で人生ラクに乗り切ってやってください。波多野様の人生に幸多からんことを。

雑誌の連載終了は作者本人の意図とは違った編集主導の誌面の都合があるから後になって足りなくなる部分があるのはしょうがないと思うんだけど、しかも毎週他の漫画よりページが少ないからエピソードも足りなくなって当然なんだけど…

でもでも、煮えくりかえるような思いを(勝手に)しつつ、こんなに次週が楽しみだったことは近年ありませんでした!とりあえずコミックス最終巻待ち。
どうか波多野くんの問題発言の数々(と私が思っているもの)は削らず修正せずそのまんま載せていただけますように。「かわいそうだな」発言とか「丘の上で見ていることしかできない」発言とかあるいはティッシュをコンと投げてニコニコ手を振る行動なんかも無修正で載せていただきたく。

でもでも次回作はさすがに保奈美・澄タイプのヒロインではないですよね?もうやらないよね?さすがに3本もソレはないよね?保奈美はボケ系のところが好きだったし、澄にしても波多野が競艇選手めざしてるあたりとかレース始まったあたりとかは目立っていたと思うんですけど。勉強教えてあげたり、とかは幼馴染系としてよかったと思うし。初期の方が澄は美人でよかったと思うし。
河合先生はアクティブ系のヒロインを非常に魅力的に描ける方だと思っていますので、今度はマジ桜子系の元気な子を主役にしてなんか描いてほしいです。

というわけで、最終回になり、恋愛エピソードが全部まとまったところで、総括と言うか一連の恋愛編(ってゆーの?)の感想。

これ、いらなかったんじゃないでしょうか?マジで。

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今週のサンデー(モンキーターン)


今週のモンキーターン。
すごい巻きっぷりです。多分もう終わるんだろうなあ。あまりサンデー漫画って良くわかってないんですが、なんとなく私は勝手に「サンデーはジャンプのようなものすごいうちきり方はしない」と思っていたのでなんかびっくりです。そうでもないの?もう終わるから波多野と澄は仲直りもするんだろうしそんなに紙面もないのでしょうが、今週の展開は謎でした。亜紀さんとこ澄がお話しにいったけど、亜紀さんはどこまでご存知なの?波多野が青島に走って澄と別れた(かに見えた)ってどこまで知れ渡ってるの?噂が広まるのは早そうだし、知れ渡っててもおかしくないと思うけど、そんなに知れ渡ってるなら誰か叱りとばしてやってくんないかなーってそこまでする義理はないか、女房じゃないし澄は。

ああでも結局澄は許してくれるんでしょうな。そう言ってるし。
おめでたいお話だ。っていうかこの恋愛編、とことん波多野のために世界は廻りましたな…
いつかも読者に「波多野か洞口か?」ってミスリードするためだけに雑誌並べてたんだったら、バカバカしいにも程があるし。なにそれ、ミスリードのためにヒロインは必然性もない行動を取らなきゃいけないんですか?澄が洞口に青島のこと話したのだって、あれも一種密告ぽいけど、結局洞口がキレる材料に使われただけだし。洞口がキレたのだって結果的には波多野が挑発に乗ることで「俺は救いようのないバカだ」と反省させる材料になっただけだし。でもこんなのばっかりで澄は可哀想だなあ。恋愛編で主人公に都合いい展開を作るためにどんどん駒扱いされるキャラクターたち、でもそんな波多野はいま、ちっとも(前そうであったようには)魅力的ではないですよ。

話を戻して、こういうのが「残り頁が足りない」ってことなのか、ここまで投げっぱなしにするくらいなら青島をホームで振っておけばこんなことにならなかったんじゃないの?と今更ながら思います。まさかこうなるとは(ここまでいろんなものが説明不足かつ理解不能な行動が多い)とは思わなかったので当初は楽しみだったけど…波多野もなあ先週、『かわの』(小料理屋)の営業時間くらい知ってるだろうにああゆう待ちかたって、これ見よがしだよなー。

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サンデー48号(モンキーターン)


スミ「ねえねえ聞いてよ、こないだ彼氏に浮気されちゃってさー、職場の同僚とデキちゃってっていうの」
友人A「うわショックー、大丈夫?」
スミ「んーもう三ヶ月だからね、そろそろ落ち着いてきたかなー。でもそいつこないだ電話してきてね、別れたっていうわけよ、浮気相手と。アタシに別れ話する前から付き合ってたみたいなんだけど」
友人A「そいつは二股男ですか?そんな男とは別れて正解だったよ」
スミ「でもさあ三ヶ月まるっきり連絡ナシで、浮気相手と別れてきたってホイホイ帰ってくるってのもどうかと思うのよね。どーせまたやるのよ、絶対」
友人A「んー言っちゃ悪いけどまたやるね、そいつは。だいたいその女とも三ヶ月しか続かなかったんでしょ。所詮浮気心ね。いーかげんな男よなんかねー。ダメだねその男は。もう忘れなさい!」
スミ「うん、心配しないで。ヘラヘラした声で電話してきてさ、なあ許してくれない?っていかにもそんな調子なの。ジョーダンじゃないっての!ムカついたから携帯着信拒否しちゃった。ズルズル行くとよくないって最近やっと判ったの。このまま引っ張ったらだめんず街道一直線じゃん」
友人A「そうそう!それが一番!」

(うそ)

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サンデー47号(モンキーターン)

最近ブログでうだうだ文句を言うのみならず、会った友人二名ほどに波多野の所業を直接ぶちまける機会を得ました(大人げない・笑)一人には「なんでその漫画はそんな痛くて都合のよい女ばかり出てくるのですか」と言われ、一人には「そんな主人公が最悪な漫画はいっそ読んでみたい、しかしその恋愛話を聞いているとどのキャラも好きになれん」という感想を頂いてしまい、すいません河合先生、逆宣伝めいた行動に走ってしまいました。というわけで、30巻が出たら29巻とセットで貸してこの気持ちを共有したい…

というような状態で今週号を読んだわけです。
ご存知ない方を強制的に巻き込む先週から今週にかけての「モンキーターン」のあらすじ。
幼馴染の生方澄と同僚の女性選手の青島優子との間で揺れる競艇レーサー波多野憲二は、(青島と自分が出る)長崎でのレース前に青島を呼び出す。
回想、夏の出来事。波多野と青島は二人で会う。青島は波多野の彼女の生方澄の存在を知っており、「自分は時々会うだけでいい」と波多野に言う。だが波多野はこんなことしてちゃいけないと言い、一人で答えを出すから待って欲しいと青島に告げる(※そして彼女の澄も本当のことを知りたいだろうから俺は澄に本当のことを話すと言って、結果澄を泣かせる)それから約三ヵ月後、ようやく答えを出した波多野が青島と会うのだった。

波多野は青島に言う。
水の上はオレたち(レーサー)だけの世界だが、澄は丘の上からオレたちを見ていることしか出来ない。丘の上から見ていることしか出来ない澄は、いつもどんな気持ちでオレたちを見ていたんだろう?オレはいつも澄に守られながらレースをしていた。それをいつのまにか忘れていた。オレは丘の上の澄のところに戻らなくちゃいけない。青島ごめん、オレはお前を幸せに出来なかった。

青島は波多野に応える。いいの波多野くん、もう覚悟はしていたから。でもひとつ教えて欲しい、私が早くに父親を亡くしたから、私に同情して私を好きだと言ってくれたの?波多野は応える。そうじゃない、お前がカッコよかったからだ。

青島は波多野にふたつの願いを伝える。ずっと競艇選手でいて、私の目標であってほしい。そして今日だけは普通の恋人同士としてデートがしたい。

そして迎えたレースで青島と波多野が走る。波多野は得意のターンで青島を抜きさる。青島は「本当に奇跡のようなターン」と波多野のレースに感動する。そして青島は涙ぐみながら思うのだ。「いいわ、丘の上の波多野くんは澄さんにあげる。だって水の上は私たちだけの世界だから」

だ、そうです。
いいなあ青島さん、波多野にどれだけでも都合よくて。都合よく引いてくれて、これからも波多野を目標とするんだそうです。波多野は丘の上の澄と水の上の青島を共有できるんですよ、この路線なら。だって青島が波多野に愛想つかすなんて1%もないんですから。青島さんってば、「一人で決める」と言ったままほんとに数ヶ月自分を放置した波多野に愛想もつかさず、きれいに身を引いて別れてくれるんですから。
いつか青島が他の恋人を見つけたら波多野は祝福するんでしょう。オレは青島を幸せに出来なかったけど、よかったな青島、幸せになっておめでとう、とか自己満足できるんですよ。いやぁめでたい。大変めでたい。よかったね波多野くん。
そして次は澄ちゃんに許してもらうおつもりですか。そいつはよかった。澄も都合よく、なんだかんだ言って波多野を許してくれるんでしょう。憲ちゃんをこれからも見守ってくれるんでしょう。そしてきっとあわよくば結婚の約束とかしちゃうんでしょう。

ふざけるな。

(以下長いのでつづく)

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結論前に総括>モンキーターン


ちょっと途中総括>モンキーターン恋愛モード

えっと、基本的に恋愛モードに入ってからこっち、「どっちに転ぶのか」見せないような演出をしているわけですよね、この漫画。思えば最初から「河合克敏なんだから元鞘に決まってるじゃん!」と思えますが、まあ、それにしても随分引っ張ったものです。どっちかというと、青島に行くのか?という方向に誤解させたわけですが、(そして澄路線が復活する)どっちに行くかわからない、という描き方が無理を呼んだような気もしなくはありません。

「どっちとも取れる」最大のポイントは多分、波多野が青島と福岡で会って、その回で波多野が澄に「青島を好きになった」というところでしょう、と個人的には思います。あの回、波多野と青島の会話は「東京に帰って、それで」で切れていた。

1.東京に帰って、それで澄と別れて正式に青島と付き合う

普通に考えるとそう来るの?と思わせておいて、いやいやそんなに簡単にはいかんでしょーと逆に考えると、

2.東京に帰って澄に本当のことを話す

…だけ、となりますわな。で、今にして思えば本当にそのとおりだったわけです。その回波多野は、泣いて二階に上がる澄にさらになにか言いたげだった。え、でも何言うの?とは思ったんですけどね。だって、他に好きな女がいるって言って、さらに何を言うかっていったら、二股を公認してくれと言うか、もうちょっと待ってくれというかどっちかではないですか。いくらなんでも二股を公認してくれと言う人はいないでしょうから(笑)後者だったわけです。波多野はその後澄の母親に向かって「もうちょっと待ってくれ」と言っている。ダービー後に決着をつけると言った波多野の発言で、つまり波多野は青島のために澄と別れることにしたんじゃないって判明したわけです。
そしてこの間、というか福岡で波多野と青島が別れてからこっち、青島はぜんぜん描写されない。

この展開、いったん青島に行くか?と見せかけるミスリードという点ではうまくいった、のかもしれませんが、結果としては、波多野の人格を著しく劣化させたよーな気がするんですよね。

だって波多野の行動は、青島が好きだから澄と別れることにした人のそれでしょう。幼なじみの彼女がいて、でも他に好きな子が出来ちゃったから仕方なく本当のことを言って彼女を振った、というなら、それはそれで仕方ないと思います。波多野が本当にそうしたかったんだったら、それはもうどうしようもないと思う。

でも波多野は(言い方悪いけど)澄を切ったつもりはなかったわけです。だけど「青島に行く」と見せかける展開のために、波多野はいったん、澄を切ったかに見せるような態度を取った。
でも澄はもう波多野にフラれたつもりだったわけです。で、波多野はなーんのフォローもしていない模様。それをあとになって戻ってきても、なにそれって思うでしょう?波多野の行動は、完全に彼女を振った行動です。あれで、あとで戻るつもりも十分あるって、そりゃおかしいですよ。

今まで延々波多野の悪口を言っておいて今更なんですが『波多野が澄に本当のことを言ってしまった』イベントって、描いてるヒトが「波多野は青島に傾くと当初見せかける」という展開に見せかけるために作ったものだと思うんですね。

というわけで作者さんとしては、今週号になって波多野が澄に本当のことを言った理由を回想で語っている。澄なら知りたいだろう、俺なら知りたいと思うから。ということで。まあこんな独善的な話もないですが(苦笑)

こういう稚拙な方法でミスリードを試みた結果、波多野さいってー、という話になってしまったわけです。そう思います。このおかしな展開で波多野の行動に整合性を考えると、「波多野は二股の後ろめたさに黙っていられなくて澄に本当のことを言ったようにしか見えないのに、澄のために本当のことを言うという自己中な人間。結果泣いてショックを受けた澄になんのフォローもせずにいるあたり最悪」ということになってしまった、と思うわけです。

いやあ、波多野可哀想だなあ(それが今週いっぱいまで最悪自分酔いとか言ってた人間の台詞かよって自己ツッコミ)つーわけで河合せんせい、この展開はいくらなんでも波多野の株を暴落させただけではないかと!でも青島も都合良すぎますぜ。そして洞口の扱いもあんまりです。だって洞口の挑発も、結局波多野に(自分に都合イイ方向で)反省させるイベントを作ったってだけなんだもん、そしてそのイベントを作るために、澄が洞口に青島の一件をチクるという「はあ?」なイベントまで起こしてるんだもん。なんですかそれは…この世は波多野憲二のために廻っているとでも?とゆーか。

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サンデー46号(方向転換のこと)

ええと。

毎週毎週やれ波多野は最低だ、こんな奴ダンプされてしまえ今度こそ再起不能にでもなるがいいよこの自分酔いが!とか半分くらいはシャレであっても(シャレですってば!)漫画のキャラに毎週怒り心頭になるのもそろそろ虚しくなってまいりました。

というわけで、今週からサンデーを読むときは國生さんに萌えることにします(こわしや我聞)。一気に方向転換。うん、なにも同性に萌えていけないことはありますまい。でもいっぽうで営業部長好き。定番中の定番っちゃ定番だけど萌える人だ。先週あたりは「定番過ぎるよ!」とわりと落ち着いて見ていたのですが、いざこういう活躍をされると注目してしまうなあ(笑)
…あ、最近見初めて、そもそも「國生さんって可愛くない?」から始まっている漫画の読み方なので、勢いで2巻を買ってしまいました。1巻が地元の本屋さんに売ってなくてですね(苦笑)

萌え対象を新たに策定したところで、涼しい気持ちで波多野くんの今後を見守る予定、だったんですけど、書き始めると止まらない波多野くんトーク、以降は「続きを読む」ってヤツで!(使いたくてしょうがないらしい)
というわけで、お付き合いいただける方のみどぞ~(いや毎回毎回だから…)

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サンデー45号(今週の洞口さん)

漫画喫茶でモンキーターンを復習して参りました…昔の澄はかわいいですな。今より絵がかわいい。澄は髪を染める前の方が可愛かった…今からでも戻してくれないかしら(勝手な)初期の澄は本当に美人だと思うんだけどなあ。いまちょっと全体的に丸顔になっちゃって、青島は今の方が可愛いと思うけど、澄は「きれいな人」って感じの魅力が遠ざかってしまったように思います。顔が丸っこくなっちゃった分。

そして洞口の間の悪さはもはや才能なんじゃないかと思いました(爆)あの強烈な間の悪さを見ると、なにかとてもエールを送りたい気分になります。でも私の場合、ジャンプのBLEACHで「頑張れ恋次!」とかゆってたら思いっきり恋次が兄様に負けてしまったとかそんなんばっかなので、私が肩入れして応援したくなるような人は、基本的に主人公には勝てない模様。何故そんなんばっか好きなんだか、我ながら。

でもでも、もしかしてモンキーターンは洞口が裏主人公だったりするんですよ!ああいうお育ちと(多分)生来の性格から空気を読めないすんごいニブい洞口が、人格的に成長しつつ自分らしさをはぐくんでいく話なんですよ!そして最後には「波多野なんていーかげんな奴は(競艇的にはともかく)どーでもいい」って悟ってくれるんですよ!人は人、自分は自分ですから(@ドカベン山田太郎)。

すいません無理言いました。
そんな道のりはほど遠い…ってな感じの今週号でした(苦笑)

浜岡さんおめでとー!(何行も書いてからでなんですが)
萩原さんも嬉しそうです。よかったです!再度おめでとー!

で、今回のレース。結果を見ると波多野より順位が下の洞口、哀れなり(爆)ここまでイジるのですか、河合先生!つーか波多野は「俺が弱いから澄と青島のことを言われて動揺したんだ」とか手前勝手に悟りましたが、動揺した理由は違うだろー。あんたが後ろめたいことやってるからだよ!(笑)
と、勝手に悟っている波多野の向こう側で、今回の最後のコマの洞口は何を思うのでしょうか。ここまで落とされる同期ライバルってのも泣けるんですけど。澄のことが頭に浮かんでたよーですが、澄が波多野に結局戻ったらまた哀れだなあ。そいつはなんとかしてほしいです。

そういえば波多野はダービー後決着をつけますとかほざいていましたが、どうなさるおつもりなのでしょうか。とくと拝見したいと思います。
ここまでぐちゃぐちゃになってしまうと、波多野と青島とくっつくのは物語上まずいでしょ、と思わなくもありませんが、青島の恋が片恋で終わるにせよ、もうちょっとうまい恋愛路線はなかったのかなあ。

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