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February 2010

オリンピック・フィギュアスケートの採点てのは…

オリンピックでフィギュアスケートを見ていますが、これはなんか…泣ける。心が死にそう。演技はどの選手も素晴らしいんだけど、採点を見ているとなにもかもを打ち砕かれるような絶望感を味わいます。

そもそも現状、難易度に応じた基礎点が設定されていないわけですが、さらに加えて、審判がココに「できばえ点」=加点というのを付けているわけですよね。その、できばえ点によって、もともと設定された基礎点の差、そのジャンプの難易度の差を飛び越えた点数をつけてしまう。
それはおかしくないですか。
どんなに素晴らしく跳んだんだ!と説明されても、ジャンプの難易度が設定されている以上、それを飛び越えちゃいかんでしょ。それなら、基礎点というモノには意味がない。

さらにこの加点というのを見てみると、ひとつの要素にずらっと同じ点を並んだりするわけですよ。
それはつまり、その場で行われた要素を短い時間で判断し、個々の審判がまったく同じ点数を付ける程素晴らしいできばえである、と?
そんなおめでたい話は、ひとを馬鹿にしているにも程がある。「この選手のこの要素にはこれくらいの点を付けるよ」と事前に打ち合わせしていると見るのが、より合理的な考えです。何故なら現行採点下では、ジャッジの誰がどんな点数をつけたか、観客には明かされない。密室で協議が行われている状態だからです。

元々自分たちで定めた技の難易度があり、その難易度に応じて得点を配分している。
しかし実際には、審判の事前の協議により技の難易度を飛び越えるだけの得点を加算することが可能である。
なら、基礎点ってのは意味がないよね。
その場で、その日のできばえを見て決める加点があるんでなく、実際には事前に談合して、この選手のこの技にはこれだけ点を積み増しすることを決めておきましょうっていうのは、技の難易度に応じた基礎点が設定されていることには、もっと意味がないですよね?
だって、「できばえ点」を加算することで、競技をする前から、誰それにはこういう点を与えましょう、と決めているんでしょうから。

「客観的っぽいもの」を装って、ひとつのわざにひとつずつ点を積み増していくと見せかけて、実際には自分たちで定めた難易度を崩壊させ、事前の協議で点数を打ち合わせして、誰に何点与えるかが決まっている。
より客観的っぽいものを装っているだけに、余計性質の悪いものを感じます。ぶっちゃけ、かなり悪質です。

こんな悪質な採点を見ていると心底心が痛みます。
演じている選手の気持ちはいかばかりでしょうか。
せめて、どの選手も自分のベストを尽くせることを祈るばかりです。

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また仮面ライダーねた

そろそろ仮面ライダーっていうカテゴリーを作った方がいいかもしれません。
なんかブログを延々止めていましたが、また仮面ライダーネタですよ!と言っても最近あまり見てなかったんですが。

で、仮面ライダー(初代)なんですが、東映チャンネルで今週見た話には、100万ボルト超の電気を操る怪人が登場します。うぃきによると38話 「稲妻怪人エイキングの世界暗黒作戦」だそうで。 ショッカー日本支部はその怪人によって日本の発電所を破壊し混乱に陥れるという作戦で日本征服をもくろんでいるそうです。
おお、なんか真っ当な作戦だな!と思って見ていたところ、稲妻怪人エイキングが民家に侵入する。すると家の中が真っ暗に!え、この怪人の実力は民家を停電に追い込む程度のクオリティなのか…?と首を捻りながら見ていたところ、稲妻怪人エイキングは得意の電気攻撃で仮面ライダーを一時敗退させました。素晴らしい。ちゃんと強いです。

さて、ショッカーは次に発電所破壊テロ作戦を敢行します。ここでなんと、ショッカーの下っ端戦闘員が発電所に爆弾を仕掛けるのですよ。その爆弾で発電所を破壊するらしい。え、それじゃあ稲妻怪人関係なくね?破壊活動に使うのはフツーにスイッチ入れて使う爆弾なんですか?君らはなんのために100万ボルトの怪人を作ったんだね?えーと、怪人は対仮面ライダー要員だよってことなんでしょうか。

でもこの話には冒頭に「発電所破壊テロの為に、稲妻怪人エレキングを量産する必要がある」という台詞があるのです。だからてっきり発電所を破壊するのは稲妻怪人エレキングなのかと思っていたらそうではなく、発電所は爆弾を仕掛けて壊すらしい。うーん、意味が分からない。

というわけで、一話の中ですら話がおかしい仮面ライダーは凄いなあと、夜中にDVDを再生しながら改めて感服しました(注:褒めてます)

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