「仁義なき戦い」
10月にCSで放映された「仁義なき戦い」をやっと見ました。
菅原文太というとNHKドラマの印象が強く、最初に「菅原文太だ」と認識したのはそもそもが「武蔵坊弁慶」の源頼朝でした。あと、CSで見た「獅子の時代」の主人公の銑さんとか。最近のでは「ハゲタカ」ですね。
というわけで他にもジャンルを広げようぜ!と思い立った折にCSで「仁義なき戦い」が放映されるらしいので録画するだけ録画しておきました。まあそれをやっと一作見たわけですね。
しかし、ながら見していたせいか話が分からない(笑)出てくる人がバンバン死んでいくので誰が誰なのかも分からないよ!という状態に陥ったので、ちょこちょこ見直しながら見進めて行きました。でも結局、松方弘樹と梅宮辰夫以外はなんかよくわからないまま死んじゃったよ!最初からながら見するなという。
という有様だったんですが、これは逆に言うと話という話はないんだなと途中で気づきました。つまりこれは皆がガンガン死んじゃう話なんだよな?と途中で気づきまして、気づいたら山守組長の虜になっていました。
ヘタレオヤジに見えて実は黒くない?と思いながら見ていたら、本当に黒い人でした。でもヘタレっぽさが堂に入っていて、実際に脅されてて不甲斐ない。
とても良いです。不甲斐なくヘタレなのも真実であり、不屈で偉そうなのも真実。これが素晴らしいです。もう山守組長に釘付けですよ私は!
このシリーズは前の話で死んじゃった役の俳優さんが違う役で登場するらしいですが、山守組長は不変らしい。違う組長も見たいので違う話も見ようと思います!(そもそも文太を見ようと思っていたのに趣旨が変わっていますが、いやいや広能さんも問答無用にカッコイイよね)
しかしその前に余りにも誰が出てるんだか分からないのでもういっぺん見ようと思います…
家人に「これ見るんだ!」とワクワク録画報告していたら「血がバンバン飛び散るから女性向けじゃないよ」と忠告されたのですが、べつに指が飛ぶシーンが映るわけじゃないしねえ。こういうものだと思うと、それほどでも。
むしろちょっと前に見た「黄金の日日」の善住坊鋸引きとか仮面ライダーの初期気持ち悪いショッカー部下の方が怖かったです。
どっちかっていうと、気持ち悪いものは想像させて気持ち悪いとか、直接的でない怖さのほうがクルなあと思いました。
あと、この映画のメインテーマですが、これだけはいろんなところでいっぱい流れているのを聞いていまして。この映画でも人が死ぬとメインテーマがかかるわけですが、所謂、パロディを先に見ちゃってから本家を見るという不思議な状態になりました。
やりつくされたパロディを先に見てから漸く本家を見るという点では初期仮面ライダーもいっしょで、本郷猛がショッカーに掴まって改造されるシーン、あのパロディも世の中に氾濫していますよね。
むかしのを見るとそういうポイントもあるのかと思いました。
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 映画「ロストクライム―閃光―」感想ですよ!(2010.07.18)
- ドラマ「八日目の蝉」三回目感想(2010.04.16)
- ドラマ「八日目の蝉」二回目感想(2010.04.09)
- 仮面ライダーW・27話と28話(2010.04.01)
- ドラマ「八日目の蝉」初回・感想(2010.03.31)
The comments to this entry are closed.
Comments