「夢の超特急、走る!」
結構前に読んだ本ですが最近鉄道カテゴリまで作っちゃったので感想をば。
東海道新幹線を開業するまでの歴史、ですね。というかもっと遡り、日本に鉄道が導入された時からの歴史が書かれていまして、何故「新幹線」というものが必要になったか、その経緯が記されています。新幹線だけでなく、鉄道史みたいな感じでおもしろいです。
新幹線というのは世界でも初めて「営業運転で時速200キロ」というのを成し遂げたんだそうですが、そこでの苦労話も載っています。きれいな話ではないんですがトイレ周りで非常に苦労したという話が載っていて、そういう、あらゆる細かいところで大変なことがあった、というのが垣間見えてきます。
あと、用地買収が大変でした、これだけお金がかかりましたみたいな話も普通に出てきまして、まあ今思うと当たり前の話なんですが、かつて「夢の超特急」と呼ばれたものも、表にあるのは夢なんだけど、裏側は夢じゃないわけで。
大変勉強になりましたし、面白い本でした。
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