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October 2009

仮面ライダー(初代)

東映チャンネルを契約したのですが、同チャンネルで「仮面ライダー」ほんとの初代が今月から放映されているので見てみました。

だんなは仮面ライダーが好きで、リアルタイムで初代を見ていたらしく(V3まで見ていたらしい)いまやっている奴を見るとバイクがしょぼいとかなんで武器使うんだとか色々言っています。仮面ライダーって名前がついてなきゃいいらしいんですが、同じ名前でまったく違うモノが映っているとなにか釈然としないらしい。そんな時初代仮面ライダーが放映とな!ではどんなものか見てみよう、と思って録画して視聴しました。

えーと、非常に怖いです。っていうか敵が気持ち悪いよ!怪奇モノみたいだよ!
ショッカーというのが世界征服を企む組織で、改造人間を作り出してはショッカーのために働かせているのですが、この戦闘員がとても気持ち悪くてコワいです。なんかねー、全身赤いタイツな上に目の上に赤いペイントして不気味な声出して襲ってきたりするんですよ。ショッカーの科学者たちもみんな目の上に赤いペイントして白衣着てるんですよ。女性戦闘員も網タイツでレオタードなんですけど、それで色気があるかっていうと、無表情な女性の軍団が不気味な声出して襲ってくるので恐怖が先に立ちます。

あと、ショッカーに消された一般人や、やられた戦闘員が死体もなく消えてしまうところが恐怖です。小さな血の溜まりみたいになって消滅してしまうんですが、いやーコワいですねー。こんなものを子供向けとして流していたのか…と、軽く衝撃を受けました。
だんなが覚えているのはこっちではなく、二号ライダーが出てきて変身!とやっている時のもののようで、コレを見て「ショッカーの戦闘員が日本語を喋っているのが驚きだ」と言っていました。レアものってやつですか?

話はめちゃくちゃで面白いんですが、続けてみると悪酔いしそうですので、帯放送で月~金とかでなくてよかった…週一で二話放映なのでちまちま見ようと思います。

というわけで東映チャンネルで「仮面ライダー」を見たり時代劇専門チャンネルで「黄金の日日」を見ていたりするので地上波はニチアサキッズとNHK教育テレビしか見ていないという状況に。あ、銀魂があったか。

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「新幹線大爆破」

CSでやってたので見ました。もうそろそろ新幹線ならなんでもいいらしい。とてもネタバレな感想です。

これは高倉健さん主演の映画で、「新幹線に爆弾を仕掛けた。時速80キロより下に落ちたら爆発する」という脅迫があり、新幹線が止まれなくなってしまった!という内容です。キャストは猛烈に豪華で、ちょっと北海道で工場の人が出てくるとそれが田中那衛だったり、猛烈に役立たずの警察なのに警察のエラい人が丹波哲郎だったりします。爆弾テロを仕掛けるのは倒産した下請工場の元社長(これが健さん)あと、集団就職にあぶれていろいろうまくいかないらしい若者、革命家崩れのダイナマイト持ち青年の三人。

新幹線を止めちゃいけない、80キロ以下に落としちゃいけない!という条件で数々の障害を乗り越え、ついには自力で爆弾を解除する国鉄サイドは非常にかっこいいですね。乗ってる乗客もパニックになっても耐えてるし、この状況で見事に新幹線の安全な運行を遂行して見せた当該ひかりのスタッフは凄いです。

一方でまったく地に足がついてないのが犯人グループで、彼らは「この事件が成功して金が手に入ったらどうする」と語り合い、ハーレーで世界中を走りたいとか、革命の成功した国へ行って人間への信頼を取り戻したいとか、とりあえずブラジルに行きたいとか、まったく現実味のない夢を語る。うわのそらで夢見がちなこのシーンは、とても印象的でした。

夢見がちなんだけど、とても冷たい。健さん演じる犯行グループの主犯・沖田に顕著なんですが、彼らは本当に、自分たちが爆弾を仕掛けたひかりの乗客なんか知ったことじゃないという感じです。でも、彼らは自分たちの仲間が死ぬと嘆き悲しむのですよ。こんなに夢見がちで現実感がない境地に至ってしまったから、まったく関係のないひかりの1500人を人質にするなどという倫理観が完全に吹っ飛んだ犯行をやっちゃうんだなーと。

新幹線のピンチを回避するために努力を重ねる国鉄サイド、仲間には優しいのに冷酷な犯行をやってしまう犯人グループに比して、とんでもなく間抜けなのが警察サイドです。犯人グループをいちいち取り逃がし、うかつな捜査で事件解決を遅らせ、最後までまともに機能していない警察は映画を便利に動かすための間抜けな駒になっているような。犯人がかっこいいのは、犯人が知的だからというよりも、犯人(というか、端的に言って健さん)をかっこよく見せるために警察を無能な存在として貶めている構造になっていると思います。

そこでひとつ気になるのが、沖田の別れた奥さんの扱いです。
彼女は、別れてもなお沖田を愛しており、警察に売るということができない。写真はないと突っぱね、国外逃亡を図る沖田を捕らえるため警察が彼女を空港に連れて行って顔を確かめてほしいと言っても無言を貫き沖田を逃がそうとする。

この展開が非常にひっかかりまして。そもそも沖田はもともと会社の社長だったんだし、親類だっているわけだし、写真はともかく似顔絵を描かせればいいでしょう、と言いたい。いや、この映画の警察はボンクラ揃いだからそうしないのか?
あともうひとつ、この奥さんは結局、別れただんなを逃がすためならひかりに乗ってる1500人が爆弾で吹っ飛ぼうがかまわない、というスタンスなんですかね。そこがよくわからないのです。
当該ひかりの爆弾は国鉄の努力によって解除されるんですが、沖田逮捕のために報道規制が敷かれているので、一般人の奥さんはひかりが助かったことを知らないはず。ということは、「ひかりは助かったんだから、だんなには逃げてほしい」という発想にはならないはず。
この映画の警察は「奥さんに写真がもらえないから沖田の顔がぜんぜんわからないよ」というレベルの無能ぶりなので、奥さんは警官同士の会話を聞いていてひかりが助かったことを知ってしまったとか?そうなると筋が通るような。

いや、この映画のクライマックスは「空港で沖田が家族と無言の再会を果たす」場面にあるのは明白だと思いますので、そこを演出するためには警察は沖田の写真を手に持ってて、空港のカウンターに現れた沖田を逮捕したりしちゃいかんと思うのですよ。
でも、そこまでの展開でひたすらボンクラな捜査で犯人を逃がし続けた挙句、爆弾解除の図面が保管されていた喫茶店が燃えちゃったよそんなバカな!みたいな御都合主義丸出しの筋立てを見せられると、最後の感動的な場面も非常に作為的に感じるといいますか…

なんかぼろくそ言ってますが、筋立てはともかく、新幹線まわりでは、ビュッフェがあったりコックさんがいたり新幹線の公衆電話に人が殺到したりなにもかもが懐かしい感じです。そういえば映画に登場するテレビがソニーでした。

あと、この映画には関係ないんですが、「レディ・ジョーカー」の映画で犯行グループのリーダーを演じたのが渡哲也だったのですね。映画のパンフレットには、最初氏には誘拐される会社社長役のオファーが来ていたが、反抗グループのリーダーをやりたいと渡哲也のほうから申し出があった、とかそういうことが書かれていまして。

そういえば「レディ・ジョーカー」もいろいろ行き詰った人たちが集まって企業を脅迫して大金を手にしようとする話でしたね。じゃあハーレー青年がヨウちゃんで革命家崩れが高さんで沖田社長が物井さんだね!と、勝手に妄想。

あと、これ現代ならどうなの?最新型のぞみ車両がノンストップで車内は携帯で実況中継状態だよなーと思ったんですが、考えてみれば現在のぞみは品川駅全停車なのでこの映画の設定成り立ちませんね。取引のしようがない。

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「純情ロマンチカ」 第12話 「袖すり合うも他生の縁」感想

さて、純情ロマンチカ12話。一期最終回です。
ミニマム&テロリスト回を挟んで物凄い間が空いたので、物凄く久しぶりにウサギさん&美咲を見たような気になりました…いちおう9話ラストに美咲いるんだけどね。

まず前半。
ウサギさんがタカヒロにーちゃんを説得するくだりは、ぶっちゃけ聞いていても何を言っているのか理解できませんでした。つーかさー、あんなにウサギさん信用しちゃってさー、もしウサギさんが自分の知らないところで弟と出来ちゃってるのをタカヒロ兄が知ったらめっさ怒ると思うんだー。
ついでに一緒に言ってしまうと、受賞記念のお祝いに何をあげようか?と悩んでいる美咲は、残暑で頭がウニになってるとしか思えません。なんじゃありゃ。自分で自分に鳥肌が立つ前にまずその発想が頭に浮かぶところから反省した方が良いと思います。

さて、タカヒロ兄を説得する話が一瞬で終わったところで、ウサギさん受賞話です。
ウサギさんの菊川賞受賞。美咲はこれを、角先輩に教えて貰う。
二期先に見ちゃったからあくまで後付けなんですけど、この話の角先輩を見ていると、先輩は最初からウサギさん目当てで美咲に近づいたように見えますね。真の理由がどこにあるかはともかく、そうだと思う。

そして美咲が家に帰ると相川さんや井坂さんが居て、ウサギさんが記者会見に赴くところです。美咲はここで初めて、ウサギさんがなんの本でノミネートされていたのかを知り、そして、その本をまったく読んでいなかったことをウサギさんたちに知られる。

美咲の凄いところは、自分はBLしか読んでないくせに「ウサギさんは小説を書く以外何も出来ない」と言い放つところだと思います。つまりこの世でウサギさんの創作活動をもっとも過小評価しているのはある意味美咲なのですよ。

でも逆に言うと、創作活動もそれに関わる経済活動も資産も、そんなものは美咲の前ではなんら価値がなく、彼はただ、そこに住んでいるウサギさんという存在だけを見て、駄目なところを駄目だとはっきり言い、だけどその駄目なウサギさんを好きなわけです。相手の才能の価値をまったく理解しないからこそ、相手の存在そのものを最大限に受け入れている。そこが非常に面白いところだなあと思いました。

二期一話もこの後AT-Xで見ましたが、ウサギさんの小説をバカにするウサギ兄に対して美咲が啖呵切る内容がおもしろいんですよね。
ウサギ兄はウサギさんの小説がくだらないと切って捨てるんですが、美咲の反論は「そんなことはない、ウサギさんの小説を読んだけど面白かった」じゃないんですよ。ウサギさんが小説を書くのにどんなに苦労しているか知らないのに勝手に決めつけるな、と美咲は言うのです。

これは凄いです。
ウサギさんの本を(基本的に)読まない美咲が、「小説がくだらない」と言われて、「ウサギさんは小説を書く裏でこんなに苦労している、それを知らないのにくだらないなんて言うな」と反論するのですよ。きわめてクリアな論理立てで、美咲の言動には前後の矛盾がありません。
ロマンチカの文脈というのは一から十まで突飛で意味が分からないのに、美咲がウサギ兄に切った啖呵は極めて論理的です。凄いよ!ロマンチカとは思えない!

って、これどんな感想だ。
いや、でもなんか感動しちゃったんだ。ロマンチカなのに筋が通ってるなんて…!(どこまで失礼なんだ)

まーそんなわけで一生懸命(でもないが)見てきたわけですが、ロマンチカのアニメは非常によく出来ていて素晴らしい!と思います。原作を非常に良く消化していて、オリジナルエピソードも良いし、小ネタでの遊びも上手い。
もう無理だとは思いますがヒロさんの篠田話とテロリスト編の忍の進路話も見たかったなー。二期はロマンチカをメインにしてある程度のところで話を纏めるためにああいう構成だったと思いますが、他ももうちょっと見たかったです。

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純情ロマンチカ感想10話・11話分まとめて

個人的お待ちかねだったテロリスト編です。
好きなんだけど、運命なんだ。
エエエエなんだよそれは?!ええもう、最初から吹きました。これは吹くんじゃなかったら、宮城のように黙るな。
しかし忍回想の、不良に絡まれた忍少年を助ける宮城。これはなんか、妙にカッコイイ。ヤバいです、これは惚れます。マジかっこいいよ?男同士ダロ、とかいうのはこの際置いておいて(そこを置いておかないとね、この手のBLというものは)忍が宮城に惚れた理由というのはなんとなく分かった気がするよ!

さて、宮城の前に現れた少年、高槻忍はなんと、三ツ橋大学学部長のせがれさんでした。ところでこの学部長は凄い。元婿に身内のめんどくさい話を押しつけるくらいはいいんですが(そこはフランシスで慣れた)、仕事忙しいですからと宮城が断ると、「上條にやらせておけ」とまったく関係ない赤の他人に仕事を振ろうとする。どんだけ公私混同なんだよ!

そんなこんなで忍君は宮城のマンションにご厄介になることに。ここで名物、キャベツ料理の登場です。こういうのはアニメは良いですな。包丁をじっと眺める忍君は、なんかそのまま頸動脈でも切りつけそうな表情にも取れます(それアニメ違うから)(しかもネタ古いから)で、謎の呪文を呟きながらぐわっとキャベツを炒め、(ってあの台詞からすると豚肉かなにかが混入されているのでしょうか)キャベツづくし膳を出す。

キャベツ炒め(のようなもの)・キャベツのみそ汁(味噌汁部はインスタント)・ごはん(は宮城が炊いた)・キャベツの千切りって、これはそのへんのスーパーで総菜コロッケでも買ってくればそれはそれで一件落着のような気がしました。
この回登場したヒロさんはお肌がツヤツヤになったそうですが、それはCパートのように素晴らしい弁当を食っているからだと思うよ!あの弁当は感心しました。ところでヒロさんは独身で弁当だからいまどきのカテゴリーだと世間的には弁当男子になれるよ!(まあ実際には同棲なわけだが)

さて、そのヒロさんです。
お肌ツヤツヤ。えーなんですかそれは。
個人的には、二人で一緒に暮らすことである程度規則性のある生活がなされ、食生活にも改善が見られたのでなんか健康そうに見えるようになったというのが無難な回答だと思われます。一人だと無茶して夜更かしとかしちゃいますが、二人だと「そうだなーそろそろ寝ないと」みたいな作用があるのかもしれない。
あと、どう見てもコンビニかレトルト食いだったヒロさんがあんな立派なお弁当を持参するわけですから、食生活も劇的に改善されているはずです。自分で作るとざっくざくな切り口(二期6話)なわけですが。
しかし野分作の弁当は真面目に凄い。なにあの栄養価とか彩りとか量とか色々考えた素晴らしいシロモノは…!そこには愛があるんだろうなあ、としみじみ感じ入りました。

で、なんだかんだで、ロマンチカおやくそくのえちシーンです。
ゴメン、流れが良くわからない(爆)ついさっきまで男は興味ないとか言ってた人がそこまでするのかという。
しかもさー、男とはどうとか言ってるけど、あんたヒロさんにチューしようとしたじゃないすか教授!どうやらあれは、彼の中ではなかったことになっている模様。素晴らしく自分に都合の悪いことは忘れていますね。真面目な話、本当に本当に男なんかゴメンだと言っている人は、忍君を帰すためにと言ってあんな行動には出ないと思うんだ。

そうは言いつつ、今回の宮城教授の見せ場と言えばラストじゃないですかね。
そんなことも分からないからガキだと言うんだ、俺はガキは嫌いだ!
これはかっこいいですよ。仕事にかける意気込みというものが見える。くっついてくればいいなんて冗談じゃないと言い、物事にはそれに相応しい役割というものがあり、そういうものが見えないお前は子供だと言っているわけです。
これ、単純に高校生だからガキんちょだって言っているのとは違って、大事なことを理解できていないからその精神性が子供であると言っている。

これはかっこいいから惚れちゃうと思うよ?いや、高校生男子がそうであるかは置いておいて。

で、後半。
これはアニメなのできわどいシーンを徹底的に削っていますが、そのせいでなんだかよくわからないことになったような気がしなくもありません。宮城の葛藤も焦燥も、「あそこまでやっちゃった」というのを含んでこそなのかな?とアニメを見て思いました。
でも忍が高校生だったから難しいんですかね。つーかこんなん地上波のアニメで流せないと思いますが。そりゃしょうがないよなあ。

ところでこれ、ボロボロ削っている台詞やらシーンやらがあるわりには、ヒロさんの出番はパーフェクトなんですよね。いや、10回の「お肌スベスベ」とかなんとかいうツッコミは、宮城教授のスタンスを図る上で必要であり、11回のヒロさんに相談するやつも宮城がぐるぐる回るために必要なんだけど。

でもべつに空港まで車すっ飛ばす前のヒロさんとか削ってもよくね?二回連続弁当でオチをつけるのも美しくて面白いけど、それよりは空港シーンをもっと入れるとかなかったんですかねー。ロマンチカのアニメオリジナルシーンは面白くてよくできていて、これも好きなんだけど、この回は空港シーンをもっと入れるとかしてほしかったですね。いや、弁当オチ好きなんですけどね。
(ので後半の感想がこんなに短い)

いや、私はヒロさん好きなんですけど、ヒロさんと宮城教授&忍の絡みも大好物なんですがね。

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「純情ロマンチカ」 第9話「情けは人の為ならず」感想

下書きがあったのに放置プレイしていた草稿を引っ張り出してきました。ロマンチカ感想です。9話ですね。

今回はかわいいですね。非常にかわいい。チューとかしなかったらもっと健全だったんでしょうが、そこはそれ。
半ズボンじゃないけど、制服のズボン丈が短いのが凄い新鮮な気がしました。なんか二人とも猛烈に育ちがよさそうだけど、そうだよね!小学生男子と言えば半ズボンだよ!そこに貴賤はない!みたいな感じでしょうか。

で、幼き日のヒロちゃん。これはかわいいですね。
でも周囲の反応を見ていると秋彦君はもっと可愛い模様。うーん、ヒロちゃんでも十分可愛いと思うんだけど、ということは秋彦君はきっと天使のように可愛いんでしょうな。

さてヒロちゃんと秋彦君の秘密の交流。
自分の知らない言葉を分厚い辞書で調べまくるヒロちゃんが非常に可愛いですね。あー、なんかわかるわ。あのでっかい辞書はおうちにあるちゃんとした大人向けの辞書だよね?本好きなヒロちゃんは、学校の図書館の本を制覇し、おうちにある本も読み、そして秋彦家所蔵の本も借りていく。
小学校の時に図書館が好きだった人ならこの気持ちわかるはず。(いやレベル違うんだけど)ヒロちゃんは本を読むのが好きでそのまま大人になったんでしょうね。

さて、そんなヒロちゃんのご家庭。
ヒロちゃんのお母様は優しそうで、そして美しい。
ヒロちゃんのお母様が秋彦君を贔屓するのは、秋彦君が愛されていないのを見抜いてるからなんだろうなーと思うのですが、今現在、明らかに贔屓っぷりが秋彦>実子なのはどうなのよ、と思い返して笑いました。
だってさーウサギさんところに桃送ってくるんですよ?それで実子はスルーですよ?凄いよ、お母様。
かつて不幸そうな少年だったウサギさんをいつまでも気にとめている、ということかもしれませんが、だからと言って実子をスルーすることはありますまい。

ということはヒロさんはいま現在、すんごい実家に不義理を働いて居るんだと思われます。盆と正月にも実家に帰らないとか(=まったく実家に寄りつかない)、そのくせ年賀状いちまい出したことがないとか、近況報告がまるでないとか、そういうことをやっているんじゃないかと。

それで、ウサギさんから実子の近況を聞くような有様だったら、ウサギさんが「日頃の行いの差(で桃が来る来ないが別れる)」みたいなことを言うのもうなずけます。

そうそう冒頭、ヒロさんと野分の会話が非常に面白かったです。
別に小学校時代にいっしょに映ってる写真があったってやましいことないと思うんだ。でもヒロさんはあからさまだからしょっぱいことを思い出しちゃったらそれが顔に出ちゃうんですよね。
で、ヒロさんが分かりやすく「なんか隠してる」から野分も追求する、と。
いやー、いいバカップルです。なんかいやされる。

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「夢の超特急、走る!」


結構前に読んだ本ですが最近鉄道カテゴリまで作っちゃったので感想をば。
東海道新幹線を開業するまでの歴史、ですね。というかもっと遡り、日本に鉄道が導入された時からの歴史が書かれていまして、何故「新幹線」というものが必要になったか、その経緯が記されています。新幹線だけでなく、鉄道史みたいな感じでおもしろいです。

新幹線というのは世界でも初めて「営業運転で時速200キロ」というのを成し遂げたんだそうですが、そこでの苦労話も載っています。きれいな話ではないんですがトイレ周りで非常に苦労したという話が載っていて、そういう、あらゆる細かいところで大変なことがあった、というのが垣間見えてきます。
あと、用地買収が大変でした、これだけお金がかかりましたみたいな話も普通に出てきまして、まあ今思うと当たり前の話なんですが、かつて「夢の超特急」と呼ばれたものも、表にあるのは夢なんだけど、裏側は夢じゃないわけで。

大変勉強になりましたし、面白い本でした。

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