「刑事一代」を見たよ(今更)
たいへん久しぶりに更新してみますよ!
エラく前の話になりますがテレビ朝日放映の「刑事一代」前編だけ見てたんですが、後編をようやく見終わりました。これはすごいですね!後編の、平塚八兵衛が容疑者の小原を落とすシーンは何度も見返してしまいました。雑談の中から糸口がつかめ、一気に畳みかけるようにアリバイを崩したことを見せて、最後に、小原の母である老婆が土下座したように、八兵衛も土下座してみせる。いやー、これは圧巻でした。3回くらい見ちゃったよ。結構やり口が演出的じゃね?とも思うんだけど、目が離せない。
その前に、八兵衛が小原のアリバイを崩していく丹念な捜査の過程も丁寧で細かくていい。んですけど、二回も裏付け捜査をやったというのにこんなもん?という気もしました。いや、これはこういう方向だと定まっているドラマだからいいんですけど、現実には逆もありうると思うんですよ。容疑者にされた側からすれば、一生がかかっている問題だというのに、こんないい加減な捜査で本当はやっていないのにやっていることにされたらたまんないっつーか。
これはドラマだからそういうことは考えなくてもいいものだと思いますが、怖いなあと思いました。
ところで八兵衛は割と癖がある人ですよね。ぶっちゃけて言うと都合が悪くなるとキレて怒鳴ったりするし、八つ当たり気味にガンガン当たり散らしたり、結構アレな人ですよね?(笑)
でもナベケンの若い頃の作品として独眼竜政宗を思い出すと、政宗も結構性格がアレな人だったよね…と思い出します。こういうの似合うよねナベケンは!
人の性格にはどこかしら欠点?というものが存在して当然なんだけど、それも個性として見せてしまうというか、それすら魅力的に写してしまうというか。
ラストの三億円事件で平塚八兵衛の手法が既に通じなくなっていた、というのが時代の流れの変化というか、もの悲しいものを感じますね。ある意味、八兵衛は小原保と心を通わせたからこそ自供を引き出せたわけで、そういうのはもうあり得ない時代になってしまったんだなーと思いました。
いやー良いドラマはいいですねーと思ったところで今度はまた大河の再放送に釘付け月間ですよ!時代劇専門チャンネルで「黄金の日日」です。12月は「坂の上の雲」だよね!見るよ!
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