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純情ロマンチカ三題(エゴイスト編)

さて、エゴイスト組ですね。
ヒロさんいいなヒロさん。もうなんていうか、存在自体がツッコミどころ満載です。
あんたどんだけ破綻してるんだよ!と見ていて苦笑が止まりません。常に冷静であるべき、みたいなことをヒロさんがモノローグでのたまった時は吹きました。だってあなた野分のことに限らずキレまくりで感情まっしぐらじゃないですか…

ヒロさんはよく「野分を好きになったことで自分は変わってしまった」みたいなことを言うわけですが、そんなことはないです。ヒロさんは昔からずっとヒロさんじゃないですか!ウサギさんをわざとらしく待ち伏せしていたヒロさんが野分と付き合ったら野分の花屋バイトを見に行って1/7の確立でわざとらしく待ち伏せするわけですよ。

恋すると自爆行為的であるというのはウサギさんの時も野分相手にしてもやってることあんまり変わらないし、むしろウサギさん相手に片恋してる時の方が報われない分行動がやばかったという。野分一筋で頑張っているヒロさんはむしろ野分によって更正したとすら言えるかも知れない(いや、片思いと両思いの差ですから)

そうそう、ヒロさんってプライド高いんじゃなくて臆病なだけじゃね?とか、ヒロさんはなんだかんだ言ってプライド高いとか自分でのたまってるけど野分みたいなタイプにずぶずぶ嵌りたいんだよこの人、野分くらい重い相手に思われるのが好きなんだよ、と2巻まで読んで思っていたら、篠田さんが似たようなことを言ってくれて心から同意してしまいました。気が合うな篠田さん!貴方みたいな人は大好きですよ。

ああ、あと宮城教授になってヒロさんをからかう道も捨てがたい。ヒロさんで遊ぶ教授といい、ヒロさんを堕とそうとする篠田さんといい、私は野分くんよりこーゆー人たちと趣味が合うようです(笑)いやいや野分のよーな人がヒロさんの側にいるからこそ、そういうのもいいね!と言ってるだけですよ?!(だから何)

ところでヒロさんが野分を好きになったのは野分がヒロさんを好きだからですよねー。
その証拠に、ヒロさんは野分にあっさり流される。相手の情熱に押し流されるのは、相手に思われている充足感を強く得ることが出来るからですよね。
だからヒロさんには、寡黙だけど情熱的に自分を思ってくれる野分が必要なんですよ。何故野分は寡黙でなければならないのか。それは、寡黙でなければ、必ずウサギさんのことを気にして追求してくるからです。そういう意味で、出逢った当初の野分は徹底的にヒロさんのために存在しています。
なんだけど、人は、恋愛の相手というのはそんなに都合良くばかり出来てはない。ヒロさんは野分の寡黙さに救われていますが、逆にヒロさんのような「実は求められたい」存在不安の塊みたいな人には、野分の寡黙さが辛い。相手のいいところが自分にとって辛い部分にもなる。
だからまあ、結局ヒロさんは自分が変わらなければならないわけです。相手に言いたいことを伝えて、自分が壊れる程の勇気を振り絞ってでも、自分が野分君を必要としていることを訴えなくてはならんのです。

そういえばヒロさんは教授と居るときには割と真っ当な性格をしていらっしゃる。(どんな意味よ)ちゃんと社会生活営んでるじゃないですか!みたいな。
だから本当はお互い大人な方がヒロさんの真っ当な面が出るんだと思いますが、ヒロさんは根がああいう人だから野分のような存在を求めてしまうんでしょうなあ。ああ、そうか。ヒロさんは野分といる時より、他の人と接している時の方が普通の態度ですよね。野分といると駄目な態度になり易い(苦笑)そりゃ、お前といるとなりたくない人間になる!ってキレるかもしれん。と、今思いました。

あ、あとヒロさん面白いなと思ったのは、ファミレスで待ち合わせして野分君が来なかった時ですね。いや、傘買ってこい!とか、ファミレスに入れ!とかじゃなくてね。そういう問題じゃなく、単純に「野分が来なかった」と思ってるところが。
ちょっとでも野分が事故にあった?とかそういうこと考えないのかしら、と。

以上、延々書いてるよーに私はヒロさんが大好きなんですが、それはヒロさんが猛烈に身勝手だからですね。ヒロさんには純情エゴイストの冠がついてますが、エゴイストに申し訳ないくらいヒロさんは破綻してると思うよ?(失礼な)ただ、野分に関しては20代前半の、しかも一番センシティブな時期からの地続きの関係なので、ああなるのかなーと思います。
ってなんか凄い物言いですので最後にフォロー的なことを少し…(爆)
ヒロさんの話で一番好きなのは篠田さんが出てくるやつです。
あれはヒロさんのいいところが非常に出ている話だと思います。あの話を読んで思ったのは、ヒロさんは真っ当に幸福を志向する人である、ということなんですね。真っ直ぐで堕ちないし、変な罠に嵌らない。ヒロさんが自分を誰よりも愛してくれる野分を選んだというのも、ヒロさん自身が幸せになりたいと願ったからだと思うのですよ。ヒロさんは実際にお坊ちゃんでお育ちもよさそうなわけですが、それより前にあの話を見て、ヒロさんは健全に真っ当に、いい育てられ方をした人なんだなーと思いました。

ところでヒロさん家はどこだ!と推理してしまいましたよ。
文京区在住、東大に通っている、書店街から一駅であり、チャリを持っている。さあどこだ!

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