北方謙三『絶海にあらず』
「風と雲と虹と」に引きずられて北方謙三の『絶海にあらず』を読みました。ハードカバー上下巻。藤原純友の小説です。わりと淡々と進んでいき、所謂北方マインドみたいなものは薄め。もっと濃くてもいいよ!とも思いました。いや、ほら、淡々と進むから。将門も出てくるよ!そっちはあまり出てこないんですけどね。藤原一門、藤原北家に連なる者として純友が生きているために、北家の権力者の意向とか、海上を運ぶ富を政治にいかにつなげるかとか、そういうのが出てきておもしろいです。
純友はなにものにも縛られないことを求める人で、それ故に広大な海にたどり着くわけですが、途中、妻子を得ながらも結局捨ててしまうあたりがなんとも…結構勝手な人だな(笑)
北方謙三の歴史小説を読むのは初めてなので(三国志も読んだけどちょっとモノが違うような)、他にも読んでみたいですね。南北朝とかわりとニッチな分野に手を出しているので、そのあたりでも。
あと、このあたりの武士が登場するところ以降というのは、自分的に弱い部分だなあと痛感。もうちょっとがっつりお勉強(?)したいと思います。
それにしても読んでいると同じ時代なだけに「風と雲と虹と」のテーマソングが頭の中を駆けめぐります。あっちももうすぐ時専で最終回、がんばって最後まで見なくては。
« 手芸本 | Main | スカーレット・ピンパーネル »


Comments
こんにちはー。北方の南北朝なら『武王の門』を読みましたが、すごくよかったですよ!ロマンと切なさを感じる話でした。これを読んで以来、私の中で地方独立ものブームがおきました!
Posted by: まりや | June 25, 2008 at 06:04 PM
まりやさんこんばんわです。「武王の門」おすすめですか!ではさっそく挑戦してみようと思います。この本かなり評判がいいのを見ますが、マイナーどころなのに読ませてしまうのであろうと思いますので、期待大です。
Posted by: みなみ | June 25, 2008 at 10:43 PM