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宮部みゆき「楽園」

宮部みゆき「楽園」を8月実家に帰った時読みました。
「模倣犯」の続き?なのかーと思いつつ、「模倣犯」読んでなかった。宮部みゆきは「理由」以来。主人公の葛藤が当然イマイチ分からないわけですが、それでもなんとなく、きっとこういうことだったんだろうと言うのは理解できて、読み進んでみる。

正直、前半で「亡くなった少年の超能力を実証する」というストーリーは丁寧でいいのかもしれないんだけど読んでて長すぎて疲れました。丁寧だけど長すぎね?冗長じゃね?とかダラダラ読んでたんですが、最後でやられました!すげー!鳥肌モノですよ。この物語の中核である謎、「何故親が子供を殺したか」が明かされる時、今までのダレ気味だったのはなんだったのーってくらい衝撃でした。さすが宮部みゆき。

てゆーか、この「何故親が子供を殺したか」だけで十分すごい話だと思うんだよね。しかし、この物語では周辺で様々な家族の形が描かれている。むしろそういういろんなものを描きたいということなのかな?と思ったんですが、超能力少年のところは冗長だったと思うので、こんな長くなくてもいいやー(スイマセン)

でもいろいろ最後までつながってるからどれかが要らないってことじゃないんですけどね。とりあえず「模倣犯」の方が面白いらしいので(母談)機会を見つけて読んでみようかと。文庫落ちしてるしな。

ただ、やっぱり超能力少年は食傷気味。初期作品は非常に面白く読んでたんですが、リアル系に移行したのか、どうしようもない家族の有様をただ淡々と描き出すようなところがある、そういうリアルを追求しているかのような、そういう本作では、どうにも食い合わせの悪さを感じます。だからこそ、現実離れした超能力を立証するためにページを割いたのかもとは思うんですが。

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Comments

「楽園」すごいのですね?
ハードカバー上下巻ですごいページ数なので、文庫おちを待とうと思ってたのですが、読んでみようかな!

Posted by: まりや | September 18, 2007 at 01:07 PM

いや、途中ダレてたような気がしたけどオチすげー!なのでそういう意味では文庫落ちでいいような気もします(苦笑)
その最後にたどり着くまでが結構長いのですよ。

でも面白かったですよ。私はそのうち模倣犯に手を出そうと思います。

Posted by: みなみ | September 18, 2007 at 05:33 PM

なるほど。。機会があればトライしてみます。

「模倣犯」は以前読みましたよー。引き込まれるは引き込まれるんだけど、後味があまり良くなかったかも。。
私の中で「火車」を越える存在はまだないですねえ。。

Posted by: まりや | September 19, 2007 at 10:25 AM

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