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September 2007

「第一級殺人弁護」

中嶋博行「第一級殺人弁護」(講談社文庫)を読了。

最近子供が勝手にテレビをつけてくれるので、偶然コレをちょっとだけ見ました。ほんの途中しか見ていなかったのですが面白そうだったので原作買い。そしたらそのまんまではなかったらしい…いろいろ原作の登場人物を使いつつもなんか違う?の?
こっちを見ると、土曜ワイド劇場でやった1本目が原作から「鑑定証拠」という作品を使ってる模様。

主人公は京森英二・弁護士。(ドラマでは風間トオル。しかも眼鏡っこですよ!←それがどうしたのかと…)独立したばっかりで金もなくたいした仕事もなく優良企業の顧問弁護士になってるわけでもなし。上のリンクのドラマの説明だと「熱意だけは人一倍」とか書いてあるんですけど、原作ではそうとはとても思えません…典型的な「普段はグダグダだけどなんか巻き込まれちゃって半強制的にやる気にさせられちゃう」主人公。これもまた王道。

原作者の中嶋博行氏が現役の弁護士であるためなのか、超真面目で崇高な弁護士さんが小説に出てきません(笑)そこが面白いんだけど。あと、当番弁護士とか犯罪被害者救済制度とか、ちょこちょこ法律関係のネタが出てきて、勉強になりました。

小説内に当番弁護士制度に登録している弁護士の数は…って出てくるんだけど、(その制度自体は聞いたことがあった)あれって、全員参加じゃないのか!そうなのか!って、勉強になりました。

短編集なのでサクサク読めて結構面白かったです。京森さんで長いやつを書いてくれないかな~って、そんな感じに主人公もちゃんとキャラが立ってていいですね。なるほどドラマ制作現場っていろんなところから原作拾ってくるんだなー。

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宮部みゆき「楽園」

宮部みゆき「楽園」を8月実家に帰った時読みました。
「模倣犯」の続き?なのかーと思いつつ、「模倣犯」読んでなかった。宮部みゆきは「理由」以来。主人公の葛藤が当然イマイチ分からないわけですが、それでもなんとなく、きっとこういうことだったんだろうと言うのは理解できて、読み進んでみる。

正直、前半で「亡くなった少年の超能力を実証する」というストーリーは丁寧でいいのかもしれないんだけど読んでて長すぎて疲れました。丁寧だけど長すぎね?冗長じゃね?とかダラダラ読んでたんですが、最後でやられました!すげー!鳥肌モノですよ。この物語の中核である謎、「何故親が子供を殺したか」が明かされる時、今までのダレ気味だったのはなんだったのーってくらい衝撃でした。さすが宮部みゆき。

てゆーか、この「何故親が子供を殺したか」だけで十分すごい話だと思うんだよね。しかし、この物語では周辺で様々な家族の形が描かれている。むしろそういういろんなものを描きたいということなのかな?と思ったんですが、超能力少年のところは冗長だったと思うので、こんな長くなくてもいいやー(スイマセン)

でもいろいろ最後までつながってるからどれかが要らないってことじゃないんですけどね。とりあえず「模倣犯」の方が面白いらしいので(母談)機会を見つけて読んでみようかと。文庫落ちしてるしな。

ただ、やっぱり超能力少年は食傷気味。初期作品は非常に面白く読んでたんですが、リアル系に移行したのか、どうしようもない家族の有様をただ淡々と描き出すようなところがある、そういうリアルを追求しているかのような、そういう本作では、どうにも食い合わせの悪さを感じます。だからこそ、現実離れした超能力を立証するためにページを割いたのかもとは思うんですが。

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美味しんぼの再放送

たいへんお久しぶりです。
また間が開いてしまった…

さて、9月からテレビ大阪では朝のこども劇場で「美味しんぼ」の再放送が始まりまして、ちょっと見てみました。とうとうジャンプネタも尽きたのか、8時からはナディアですよ。

そういえば実家に帰った時「朝のこども劇場がやってない!」とか無駄にショックを受けました。しかし関西では相棒の再放送がないですよ…(苦笑)

で、美味しんぼ。懐かしいなあ。本放送を見ましたよ。二代目オープニングで山岡さんがやたらかっこよかった覚えがあり。いやーしかし海原雄山、とんでもねー無礼者ですな。初登場で山岡さんが勤める東西新聞社に乗り込んだと思うと、「うちの息子がこちらにいると聞いていたが」とか何とか言って、山岡さんを持っていた杖で指さす。杖で人を指すなよ!…かと思ったら違う回では、フレンチの席に生ワサビと醤油を持参です。鴨にソースをかけて食べるのですが、「そのまま持ってきてくれ」とソースをつけない鴨を頼んでおいて、お付きの人にワサビをその場ですらせてワサビ醤油を作る。そして鴨をワサビ醤油で食べて「やはりワサビ醤油がいい」「フレンチより懐石のほうが完成度が高い」とか言いたい放題。(それも本場からわざわざ日本にやってきたフランス人のシェフの目の前で…)しかも、周囲の人にまでワサビ醤油を薦める始末…なんですかこの人は。

結局この話は、その場に居合わせた山岡さんが海原雄山に喧嘩を売って、懐石料理で出てきた鰹にマヨネーズをつけて食べるとかそういう展開になだれこむわけですが。

山岡さんも食いもんに文句をつけるキャラだけど、海原雄山はやることがまた凄いですな。海原雄山と山岡さんの対立軸は「料理にばかりこだわりすぎて妻(山岡母)をも不幸にしたか否か」という点にあったわけですが、妻が不幸かどうかっていうより、まず、余所の人に激しく無礼。こんな人がパパだったらイヤですな…お前の出す食い物はまずい!orお前は味が分かっていない!(高笑い)だもんな。まー漫画のキャラだし、アニメのキャラなんですけどね。でも、久々に見てすげー衝撃的でした。こんな無礼だったのか、雄山!

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