「汚れた舌」再放送
「汚れた舌」が再放送でやってたので見ました。なんか最近こんなんばっかのような気がする。
内舘ドラマは昔(って「想い出に変わるまで」くらい昔)好きだったので本放送もちょこちょこ見たのですが、見てない回を再放送でコンプリートしました。ってなわけですが、内舘せんせいは結婚をなんだと思っていらっしゃるのかと(笑)
私は割と不倫ものが好きなのですよ。でも、女性作家の書いたやつに限る。失楽園はねえドリームなんだけどどんなドリームだっていうくらいドリームですから。不倫する男がちゃんとしょうがなくてふがいなくてダメ男なやつです。そういう意味では「汚れた舌」の不倫男の浩平さんはたいそうダメな感じが見ていてどうしようもな(略)いや、ほほえましくてよろしゅうございました。
浩平さんのダメなところは、「お前が言うのかよ(笑)」という素晴らしい説教です。不倫相手の千夏は、当初「結婚なんかしなくてもいい」「やりがいのある仕事がある」と口にする自分の足で立ってるカッコいい女に見えた。(それに対して奥さんはバリバリ専業主婦という対比)だけど千夏は仕事に行き詰まり、「私にも支えてくれる家族がほしい」とか言い出す。すると浩平は千夏に怒鳴る。「結婚なんかしなくてもいいってのはうまくいってる時だけかよ、結婚したら双方いろいろ責任があるんだ、そういうものがないんだから、一人で引き受けるのは当たり前だろ、おまえはそんなレベルの女だったのかよ」とかなんとか。
まあ、言ってることはあってるかもしれん。だけど当の千夏と不倫してるおまえがそれを言うのかと。結婚したら双方の責任がいろいろあってめんどいって、あなた不倫してるじゃないですかー、と。
浩平さんのダメなところはこれかと思っていたのですが最終回を久々に見て、もうひとつ。浩平は千夏が一人で立って歩けるようになったところで「もう大丈夫だな」とか言って千夏の前を去るんですね。うわ、すっごい自己満足な!千夏がズブズブに落ち込んでる時は「千夏を一人にしておけない」って言って女房放り出して千夏千夏言ってたというに、ラストには「もうおまえはひとりでも大丈夫だな」ときたもんだ。
と、いうわけで「ダメな不倫男」はフィクションで見てると非常に大好きなのですが、最近これ以上ないくりのダメ不倫男が!読売新聞で連載中の「八日目の蝉」に出てくる秋山丈博さんです。いや、なんていうかもう、読んでると笑っちゃうくらいダメな人。笑っちゃうっていうと語弊があるんですが、もーダメすぎて読んでるだけで腹立たしく、しかしあまりにダメすぎてもう笑うしかない、みたいな。
っていうかなんでそういうものが楽しいのか…(苦笑)
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