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anegoの再放送を見て

今更anegoを再放送で見ています。奈央子が黒沢くんにフラれて沢木さんと旅行に…ってそっからしか本放送は見ていなかったもので、総合職試験やら見合いやら初めて見ました。それでも一話は気づかず見逃してしまったわけですが。

当時も思いましたが奈央子ドリーミンだなあ。そして黒沢くん。10歳下のイケメン新入社員に慕われるというのはそもそもありえないわけですが、黒沢くんがマジでかっこいいのでありえなさが突き抜けてドリームとして成り立っている気がします。ええ話や。奈央子独身最後の思い出デートのラグビーをする黒沢くんなどは奈央子でなくてもハッとしてしまう魅力がある。つうか、この話は奈央子になって揺れる話なのですね!

しかしそのほかの設定はなあ。別の意味でありえない。あんな会社ねえよ!総合職の昇進試験が1週間の勉強で受かるかあ!とか、それをあっさりドタキャンしといて部長が怒らないってアリかよ!とか。そもそも皆さん仕事してませんがな。なんで恋バナばっかなんじゃ!

って、そこで思ったのですが、この話は奈央子と黒沢のテロップが入ってるように、奈央子のドリーミンぶりといいちょっと漫画入ってるように思うわけですが、会社設定自体も非常に漫画っぽいですな。あれですよ、少年誌に載ってる職業物で、上司に向かってタメ口叩いたりでかい口叩いたりそのほか社会のルールとか大人の人間関係って物をなんだと思ってるんだよって主人公がいると、社会人的にはダメダメじゃないですか。なんだその態度は!と、現実と見比べると思ってしまう。でも漫画ではそういうことを突っ込むのは無粋ですよね。少年誌の職業漫画で研修を受けるわけではないので。

ドラマのanegoもそんな趣があります。ティーン向けの漫画っぽいありえないヌルさ。一言で言って、おいおい会社って学校じゃないんだからさー、みたいな。

それにしても総合職試験の話はあんまりじゃないかと思う。奈央子の設定として総合商社の一般職というのは必要なのだろうし、そもそも原作がそうなんだから当たり前なんだけど、総合商社の一般職と総合職の壁ってものすごくない?それは結構有名な話のように思うので、その試験に奈央子がたかが1週間の特訓で通ってしまうというのは、あまりにもありえないっていうか。

それを言ったら「最後の賭けだったお見合い」って言うのもなあ。いや、見合いって1回で決まる方が珍しいのではないでしょうか。まあそのあたりはドラマをシンプルな骨組みで作るとそうなるんだろうけど。
※この場合
ちょっといいと思うと既婚者(沢木)&
10歳も下(黒沢)という帯に短したすきに長し状況

いっちょ見合いでもしてみるか

見合い失敗

仕事に生きる!

黒沢に告白、撃沈

沢木との不倫に運命を感じる

こんなの運命じゃない

…って、書いてみるとスゴいですな。いやーこれで最後黒沢にストレートに行っちゃうのもあんまりな気がする(行かなかったわけだが)それはあんまりですよ奈央子さん。そんなうまい話があるかーい(笑)

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