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いちご100%最終回感想・その1

いちご100%が終わりました(遅いよ)

…私はぶっちゃけ「東城はヤだから最後は西野がいいけど東城なんだろうな」とゆー、はなはだアンチ的な立場でしたが、でも東城と思っていた分、びっくり。そして「どうせ東城なんでしょ」とさんざん言ってましたので、すいません。「どうせ東城」という先入観があったからこそ、私は彼女を好意的に見ることが出来なかった側面が大ですので、申し訳ない。

うーん、でもびっくり。だって、真中にとって大事なのは東城っぽかったんだもん。なんか一気に持って行きそうなものがあったと感じましたので、「西野とくっつく」というオチ自体はびっくりです。
でもまあ最終回近辺の展開(というか東城が真中を諦めきれずに寝込みを襲うところあたり)で、こういうことをやっちゃったらこりゃ東城のセンはないっしょ、と思ったんですけどね。西野に「話があるんだ」と言った回も、それ自体が「これで東城」という流れだとは思わなかった。どっちかというと「ずっと東城のことが好きなどっちつかずな部分があって、こんな気持ちで西野に相対するのは失礼だ」と本音を言う、(でもいまさら東城と付き合うというのでもなく、けじめをつけて両方と別れるって感じで)と思ったものです。
なので「東城の小説なんだ!」のほうが「おいおいそりゃちげーだろ」と思ったのですが(笑)まあ真中がそういうんだからそう、なんだろうか…

週刊連載の最終回近辺の展開はどうしてもページ数に左右されるものだと思いますので、コミックス最終巻あたりを見るとまた違うのかな。なにか描き足しもあるかも。


で。
いちご100%単体ではなく、歴代ジャンプラブコメ漫画の流れから見ると、「西野エンド」であり、なおかつ「東城には恋ではなく才能の開花が与えられる」とゆー流れは、実は納得してしまうのでした。
いや、歴代ジャンプラブコメ漫画っていうよりも、「きまぐれオレンジロード」及び「アイズ」ですけどね。
「きまオレ」は、3年間も騙されてたなんてひかるちゃんがかわいそうだ。
という意味で。
「アイズ」は、あの最終回、個人的には非常に納得いかなかったもので。
伊織の夢は、連載初回から女優だったのに。
なんでイチタカのためにその夢を捨てなきゃいけないの?と思ったもので。
可愛いからグラビアに出て知らないうちに女優とかやらされちゃって…でもこれは自分じゃない、とかじゃないでしょー。伊織にとって女優は夢だったじゃん。舞台に出るっていう夢をつかんで、ようやく夢の一歩を実現するところだったじゃん。
なんでそれを「イチタカのそばにいる」なんて理由で全部チャラにされなきゃいけないのよ!と、当時すんげー怒りました。それ以外選択の余地はなかったのか?

少年誌的には「アイドル的な女の子が自分のそばにいてくれる」ことがドリームなのだと思いますので、少年誌のカテゴリー外の人間がどうこう言うのはおかしいと思うのですが。女性向けなら女性向けのドリームに満ちていて、女性向けのドリームを否定されても「そんなん言われてもねえ」なわけで。

さて、東城さんという女の子は、ぶっちゃけ男のためなら自我を捨てられる子でした。
昭和時代ならともかくこの21世紀に(別に80年代ラブコメの「みゆき」で鹿島さんが男に合わせて大学のレベル落したって文句言わない)。それが古風といえばそうだが、個人的には、男に合わせすぎて自我のないつまらん女だなくらいに思っていました。
あ、結局アンチなんだな…(苦笑)いや、高校はいいけどね。大学まで同じがいい、というのはちょっと何かなと。

しかし東城さんは真中にフラれる。そして大学は慶法(ってのは慶應だからなあ)。
美人女子大生小説家としてグラビアに出たのは、「アイズ」を意識してのものだと思います。「アイズ」の伊織は連載初回でグラビアでもてはやされブレイクし、結局最後はイチタカひとりのための女の子であることを決める。
真中に選ばれなかった東城さんは、連載最終回1回前にグラビアに登場し、恋を得ることは出来なかったが栄誉を手にする。この対比(と、勝手に思った)

自分自身のために夢を追いかけた西野が真中と別れ、真中のために自分を捨てることをいとわない系統の東城が最終的に真中のそばにいてハッピーエンド…
これだと、ジャンプはいつか「アイズ」がそうだったように、永遠に男の子のための雑誌であったと思うのです。いや、ジャンプは永遠に男の子のための雑誌だけどさ。
だけど、西野は夢も恋もつかんだ。主人公と違う夢(映画とパティシエ)であっても、それは共存することができた。逆に東城は真中から自立して自らの才能を開花させた。
最後の最後まで真中依存を思わせておいて。彼女はきれいに飛び立った。

そーゆー意味でいちご100%が「西野エンド」ではなく「非・東城エンド」であったとゆーのは画期的なことだったと思います。
(イヤ今更アイズの最終回に違う漫画で溜飲を下げてるみたいな偏った思考ではあるのですけどねー)

他の漫画との対比で、でなくて「なぜ非・東城エンドであったか」とゆーのも思うところはあるのですが、それはまた次回以降。

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