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雪姫隠密道中記

時代劇チャンネル(スカパー)で『雪姫隠密道中記』とゆードラマの再放送を見ています。
片平なぎさ=雪姫。
熊本藩主息女、かの加藤清正の孫娘。
熊本藩が陥れられお取り潰しと相成るが、供を連れ江戸に赴き、将軍に直訴しようという目的で熊本から江戸まで旅します。あとは『水戸黄門』と同じパターンですね。
しかし道中悪者を成敗するにはやっぱり葵の御紋が必要。しかも雪姫は反対勢力から狙われる身の上です(せっかく策を弄して取り潰したのに直訴されちゃたまらんとゆーことで)
というわけで葵の御紋を所有する後見人が必要なわけですが、この役目を担うのが、葵新之助とゆー謎の侍。しかしてその正体は家康次男結城秀康の息子・結城新之助。
肝心なときは彼が(雪姫のいないところで)葵の御紋を出すとゆー話です。

でも雪姫のいないところでやるから、姫は新之助の正体を知らない。
お供についてる源八郎(和田浩治)は「なんだあんな奴!」とか新之助が気に入らない。

…その葵新之助を演じているのがあおい輝彦っつーのはなんのシャレですかっつー話なんですけど。
しかも新之助様、主題歌まで歌っちゃうんですよ。それ内容と関係ねーだろって主題歌を(いや、時代劇の主題歌はだいたい内容と関係ないものですが)それも時代劇っぽくないテンポの歌を。

さすが初代ジャニーズです。え、そうだよね?というわけで一応検索してみました。
検索の結果、ベスト盤には『雪姫隠密道中記』主題歌「いつも君のそばに」も入っていました。
きっとカラオケにも入っているだろうと思いましたが、やめておいたほうが無難な気がします。

これ昔テレ東で再放送をやっていたのをほんのちょっとだけ見たことがあったんですが、新之助さまの正体はわからずじまいだったのでした。というわけで、この人誰なんだよと思って初回から録画(家にいない時間だったもんで)。そしたら初回じゃなくても名乗ってましたよ。とゆーわけで家康公の孫なわけです。
でもって、松平伊豆守(知恵伊豆ですな)の家に居候しているとゆーおもしろ設定。
時代劇は面白い設定を作ったモン勝ちだと思いますが、面白かったです。知恵伊豆の居候かよ!
で、松平伊豆守が熊本藩お取りつぶしに疑問を抱き、「公平な目で実態調査を」とゆーことで新之助さまを派遣する。新之助さまは雪姫と出会い、なにくれとなく面倒を見てくれます。

新之助さまはいろいろと雪姫の面倒を見てくれるかっこいい男前な人ですから、雪姫も新之助さまの正体が気になります。多分どっかのいいご身分の方であろうというのは彼女も予測しているところと思うのですが、彼女のお供の源八郎は、なまじ新之助さまがイイ男なせいなのか、気に食わないご様子。えー和田浩治だって男前じゃないですか。でも、大事な姫さまにかまってくる見た目浪人中身正体不明の男前なにーちゃんがからんできて気分がいいわけがない。しかも姫様は正体不明の男前をちょっとかっこいいわと思っているご様子。

姫さまも凛々しい性格で、ミーハーキャラでは全然ないのです。父上の無罪を証明しようと単身江戸まで乗り込もうという(そもそも無茶なんだがそんなリアリティを追求しても意味がないので)立派な志をお持ちです。普段はうわついたところのない、正義感はあるけど落ち着いたお姫様が「かっこいいわ」と思うからには、新之助さまとゆーのは正統派にかっこいいわけです。そりゃそうだ、あおい輝彦だからな(笑)なんかさわやかすぎて江戸時代の日本人的ではありませんよ、もはや。

いや、源八郎=和田浩治だって男前なわけですが。でもあくまで源八郎は姫様に仕える身の上ですから、姫様のいい男カウントには入っていないのかもしれない。源八郎も姫は姫として接するしなあ。つまり、お互いカテゴリ外なわけです。

お互いカテゴリ外なので特に問題はないのですが、これはアンドレ的であるかもしれん、とかテキトーなことを思いつきました。アンドレがかっこよくても(初期のアンドレはそもそも適当な描かれ方だけどね)、オスカルにとっては外で見つけたフェルゼン様がいい男なわけですよ。

で、アンドレとかそーゆー話じゃなかったんですが(汗)話がずれた。
話のパターンは完全に水戸黄門とかぶるのですが、なんてゆーか、キモチいいくらい悪者が悪いことをしてくれる(笑)例えばですね、とある商家の後家さんがおりまして、その人をなんとしても自分のものにしたいって考える同業者のダンナがいるんですね。でも後家さんはそのつもりがない。

じゃあ後家さんを諦めるのかっていうとそれじゃ話にならん。で、どーするかというと、同業者のダンナは後家さんの家の商売をひたすら邪魔するのです。表立ってやるわけじゃなくて、裏からならずものに手を回して。織物をするわけなんですけど、糸を運搬中にならず者に襲撃させて、糸を泥まみれにして駄目にしてしまう。そーすると献上の織物が出来ず、商家はつぶれてしまうかもしれない。

→そこへ現れて、あたしが世話してやろうじゃないか、お前さんさえあたしのところへ来てくれれば、と言う。

まあそれくらいは時代劇的によくある話ですが、後家さん当然断る。糸をもう一度工面しようとするけどお金が足りない。店を担保に入れてお金を作って手形を出す。そーすると、手形を振り出した相手を、今度は例のダンナさんがならず者に言いつけて襲撃させる。で、強制的に後家さん家で振り出した手形をもらってくる。

→その時点でもういっぺん後家さんをたずねて行く。お前さんの振り出した手形を偶然私が手に入れたよ、うちにだって借金してるのにどーなんだこれは、とか言いに行く。

そこはそれ、雪姫さまが借金を肩代わりしてくれてことなきを得る。
じゃあしょうがない、最後の手段だ!お役人と結託します。
で、結託したお役人は、出来上がった献上の織物を検分している時に懐からぶっとい針をこっそり取り出して、献上の織物に針が残っていたぞこれは何事!とか攻め立てるわけです。
そりゃもうわざとらしくぶっとくて長い針を。
もー、同じ針ならもうちょっと細くて短い針でも刺しておけばまだリアリティがありそうなものを、いくらなんでもそんな針チェックできないボンクラもいねえですよってくらいぶっとい針を持ち出す。

なにもさー、そこまですることもないっしょー。というくらい畳み掛けます。容赦ない波状攻撃です。しかも全部、正義の味方サイドによって危機は回避されてしまうのに、悪者は次から次へと攻撃を繰り出すのです。

で、上のハナシでは悪事はここまで、あとはその場に飛び入りした主人公サイドのチャンバラと、新之助さまが葵の御紋を見せておしまいです。
このドラマ、ほんっとに小悪党の畳み掛けるような悪者ぶりが可笑しい。あー、思い通りにしたいからってそこまでするんだ…ってノリです。でも致命的な事態にはならないんですけどね、水戸黄門だから。

「三匹が斬る!」みたいに、いい人が途中で死んじゃったりしない。(水戸黄門もごくたまにあったんだがなくなってしまったよーな気がする)いや、三匹が斬る!は、正義というより義憤でやってるのであって、葵の御紋がない彼らに必要なのは怒りのパワーだと思うんで、あれはあれでひとつのパターンなんですけど。

これって新之助さまの設定を知りたかったので初回と最終回を見ればあとはみんな一緒だよなあと思っていたのですが、何回か見てみたら、あまりに敵の波状攻撃ぶりが面白いので、せっかくだから見てしまおうと思います。と思ったらさっそく録画失敗しましたが。

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