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May 2005

久々にいちご100%感想

いちごはそろそろ終わるかな?と思ってるんですが、どうなるんでしょうねこの展開。

西野が留学をとりやめる気配だったらどうなるんだ?と思ってたけど西野は留学するつもり。
でも真中は西野があと少しでいなくなるとは思ってなさげ。モノローグで、全部自分の想像したとおりになるって思ってたって言ってたし、西野がいざ留学を持ち出したら、「やっぱり行っちゃうのか西野」とかショックを受けそう。
「でも西野はずっとオレのそばにいてくれると思ってた。留学なんてやめたって。西野はオレより夢が大事なんだ」
とか言い出しそうですよ真中は。真中と西野の昨今のスタンスの違いが明確に。
西野は少しでも一緒にいたいんだけど真中はなんか楽しそう。
ラストで西野が真中家を訪問したのは、西野の配慮だろうなーと思うのですが。うまくいかなかったら真中が沈んでる時にそばにいたいってことだと思うんだけど、ブラ爆弾を持った唯が居合わせ、どうも来週以降不穏ぽい。
しかしなあ、唯は「西野さんがブラを忘れた?」とか誤解してるってことですか。
忘れていかないよ!そういえば「罪に濡れたふたり」ではヒロイン香純が着ていったキャミソールをホテルに置き忘れておりました。好きじゃない男にホテルに呼び出され、ヒロインが自ら身をまかせるとゆー展開だったのですが、その折にキャミソールを忘れていき、恋人にキャミを送りつけられ、「あいつに抱かれに行ったのか!」みたいな嫉妬展開。
わ、忘れるか?

失礼しました。話をいちごに戻します。
一方の東城は失恋のショックで小説が書けなくなる。進路は推薦で親の薦める大学に決め、そうなると塾も辞めてしまう。真中のことは諦めるつもり…だけどそんなカンタンに諦められない。真中をまだ好きでいるために強くなろうとする。(強くなって、真中に迷惑かけまいということでしょう)タイプ。

そんな中東城は、映画に強烈な駄目だしをくらった真中とばったり出会い…以下次号。そもそもが彼女は己に対する縛りが大きい人ですよね。「彼女がいる相手に告白してはいけない」。さつきなんかはかまわずプッシュプッシュの人だからなー。でもさつきは最初からあっけらかんとしていて、東城はたまに爆発するタイプ。

東城のスランプは予想外でした。東城が真中にふられて、真中への思いを作品に託して、真中がそれを読んで「これってオレ…?」みたいな展開で、改めて東城の思いを知るとかかと思ってたんだよー。でもいきなりそんなの無理か。

強くならなきゃって東城は頑張ってると思うけどなあ。だって先週だって真中と普通に接するようにしてたし。この漫画は、思いが伝わらないときの女の子の描写が秀逸ですねやはり。

そもそも、てっきり東城が告白、真中が応えてハッピーエンドっていうものかと思っていたので、ここまでヒロイン級の女の子が失恋してショックを受ける描写が繊細に描かれる漫画になったことにびっくりしています。

さて、今週落っことされた真中。そりゃもう豪快に落とされましたな…ちょっとこれは痛々しい描写だなあ。だって「受験からの逃避って言いたいの?」みたいに、真中は自分の中で予防線張ってるんだもん。オレは逃げてるわけじゃないよ、だってこっちがやりたいんだもんって真中は思い込んでる。
でも真中にはひとまず才能がなかった。
いや、足りなかったのは熱意じゃないかと思ってるんですが。
浮ついててきとーに作ったように見えるんだよなあ。

そもそも東城がずっと真中のシナリオを担当するわけにはいきませんし、真中が困ったときにいつも東城に助けてもらっていては、真中は独り立ちできないと思うんですよね。

東城が今回失恋のショックで小説が書けなくなったと言っても、東城の才能の本質を揺らがせるものではない。でも、真中の映画で評価できるところはシナリオだけなんだとしたら、これって才能がないって話で。駄目出しとかそういうのはいいんだろうけど、シナリオしか見るところがないといわれてよもや東城にシナリオを助けてもらうなどとゆーのは、なんら問題解決になってないですから。

それにほんとに映画の仕事をしたいなら、「東城のシナリオがあってこそ真中は輝く」んじゃーこれからやっていけないし。東城が書いて真中が映画にしてっていうその世界で完結したいなら、それこそ映研で映画撮ってるところで終わりにすればいいわけですよね。逆に東城の作品を真中しか映画にしちゃいかん、なんて縛りはない。

いちご100%は夢が語られる漫画だけど、夢を共有することは必ずしも恋人に必要なことではないですよね。同じ夢じゃなきゃ恋人になれないなんてことはないですから。「支えあって」は「もたれあって」にもなりかねない。東城と真中がこのままの状態で離れたままにせよ(それはあんまりないと思ってるけど、まだなんかあるだろう話数的にも)再度向かい合うにしても、自分の才能でひとりだちできる東城や、あるいは自分の才能を追いかける西野はおいておいて(だってもう立ってるから)真中は独り立ちできなくてはいけないと思います。

東城と再び向かい合うにしても、彼女の才能がなければ真中はやっていけないんじゃ真中は結局夢をつかめない。西野とこのまま付き合うにしても、真中は本質的に西野とつりあわないと思ってるから、結局引いてしまいそう。

真中と西野は合うようで合わないのでは?とは二年夏の「西野は日暮さんが好き?」イベントの時に思ったのですが、真中と東城もすれ違い続けるなあ、ブラが云々だけじゃなく。

最近はアホな脱ぎイベントもないし、シリアスな展開なので、今後ますます楽しみです。
(しかし最後のアホな脱ぎイベントであるところの東城水ぶっかけられ事件で今の方向性が決まってしまったとゆーのがなんというか脱力する…)

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サンデー26号感想


ブリザードアクセル
すごく面白いです。
…おかしいなあ他に言葉が見つからないよ、と言いつつもっと書いちゃいますが。
すごいなあ花音。まるで彼が主役です。独壇場です。いや、今週の主役は間違いなく彼だが。そして五反田の負けっぷりがもはや愛おしい。だって自分で自分の惨敗イメージしないよふつう!
もしかしてこの漫画で「より表現力を持っていること」は、より多くの人に自分の演技からイメージさせることが出来ること、なのでしょうか。じゃあそのうちきっと観客全員が酔うのですよ。
うーん、ほんとにジャぱん路線めいてるなあ。五反田はリアクション要員ですか?

まじめに突っ込むと、ジャンプの吹雪とスピンの花音というのは予想通り。皆さんの予想どおりだと思いますが。城島さんは花音がお気に入りのご様子。今分かっているのは、五反田が完敗したってことか(爆)その負けっぷりの見事さは、ネタを通り越したなにかになっているように思う今日この頃です。

次はカラーなんですねー。あ、ちゃんと人気ある?!嬉しいなあ(最近己の趣味に弱気気味)

こわしや我聞
うわ。國生さんを泣かせるなんて、我聞ってばなんて罪な男なんだー!(いやその泣いたというのは言いすぎのような気がしますが)

次回は、ようやっとたどり着いた番司が國生さんにばったり出会ってしまうに一票。
覚悟を決めてしまった我聞は、学校のことも忘れてあとでボケをかましたのではなくて、学校やめてもしかたない覚悟だという。ソレに対して、我聞の学校での生活を尊重する國生さん。昔國生さんは卓球部を辞めて欲しいと思っていたのにね。國生さんには仕事しかなかったのに。それも、ほんのちょっと前、一学期のことなのに。すごい変化です。

國生さんはずっと我聞の面倒を見てきたつもりだったのにね。
我聞はいま、國生さんが知らない面を身につけてしまった。
気持ちの問題ってゆーのはお互い自分の思うところを相手に伝えるしかないのでしょうが、我聞は國生さんのことをわかってなさげなので、なんつーか、不器用になりそう…ってゆーか我聞は本質的に、「國生さんが同い年の女の子である」とゆー意識がすっからかんに抜けているのでは。

しかし番司はよしんば来週出てきても、我聞を出し抜けるような性格はしてないよなあ。がんばれ番司。果歩とくっつくと思ってたけど、自分をポイ捨てした小娘に惚れるかどーかはどうなんだ。

理来さん登場、で、光の仙術ってどんなやろ…めくらましとかそーゆーの?理来さん前回はのっけからつかまってしまったので今度は見せ場が欲しいところです。理来さんが登場した最後のコマのかなえさんがかわいいですな。かなえさんって洋装より圧倒的に着物が似合うなあ。

ハヤテのごとく!
まるで最終回のような、かっこいい台詞を吐きまくるハヤテ(笑)扉もクライマックスぽいですよ。しかもサブタイトルがタイトルとかぶってますよ。
そんなクライマックスネタですが、今回の小ネタで受けたのは魔王ぶってるギルバートでした。秋塚さんはそう来るのか!だったけど。伊澄さんの先週の思わせぶりな表情は、思わせぶりなだけだったし。

しかし今週のハヤテはいつもの不幸ノリと違って、間違いなく自分が愛されている自信に満ちておりますな。どうしたんだそんな堂々とした態度って感じです。

次回新展開、なんだけどようやく学校?この漫画の時間経過のスローペースぶりはどうなんだと思うけど、次から新展開。

MAJOR
なんの反省もしてないように見えます。吾郎ちゃんスゲエよ!てめえの立場ってものがなにひとつ分かってない!(笑)
しかしコジローさんもゴローちゃんに手を貸してくれるのかー、つまらんなー(笑)

ジャぱん
えっと…河内いじりはそろそろなんか、ネタではすまないというか、この漫画における河内いじりがなんなのかそろそろ分からなくなってきました。っていうかなんであそこまでいじるんだよーかわいそうじゃないかよー昔あんなにがんばってたのにー。

という河内パートのいっぽう、水乃と月乃の姉妹愛(というには素直じゃないが)が素敵。月乃は「勝負は勝負」ということで、パンダちゃん(仮名)が勝ちに行こうとするのを応援する水乃に文句を言ったりしない。できた姉ちゃんです。つか雪乃はなんであんな邪悪めいた姉様なのですか。

クロスゲーム
ホームドラマとして本領発揮だなあ。光メインで行くかもと思ってたので、四姉妹をきっちり取り上げたのが印象的でした。ほんと、短いページ数のはずなんだけどちゃんとキャラ立ってるし、エピソードもヘンじゃないんだよなー。すごい上手い。店番する長女・洗濯・風呂掃除と家事する次女三女、一人寂しいから光とおしゃべりする四女。
これ、サンデーじゃなくて青年誌でそのままホームドラマで行ってもいいような気がする…サンデーだと次女三女が成長して光を取り合うんだよな(ミもフタもない)
姉妹の恋愛バトルというドロドロフィールドもあだち漫画にかかるとさっぱりするのでしょうか。

いでじゅう!
林田への何気ない態度を我が身に置き換え振り返って反省してしまう桃里。いいエピソードだなあ。でもメールってどっちかっていうと男の子が止めるものじゃないかな?とも思わないでもない。まー、そーゆーカップルもあるってことなのか。
ケータイ忘れちゃったって言えばすむ話なんだけど、なんか一言言えばすむ話をこじらせてしまうのは高校生だからなのか、付き合った経験浅い恋人同士だからなのか、なんにしても微笑ましく見守りたくなるさわやかなカップルです。

見上げてごらん
テニスで団体戦で勝ち抜きってありえねえ…(笑)認識の違いに笑いました。

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サンデー25号感想

MAJOR…
生粋の無礼者とゆーのは、己が無礼であったと反省しないからこそなんだろうなあ、と納得しました。素で無礼な吾郎ちゃんに乾杯。でもいい年してアレかよ。40まで矯正されないとしたら一生ああだろうなあ。
とかなんの関係もないことを考えました。すいません、前をほとんど知らないので、「展開のパターンが何度か目」というのはわからないのですが、吾郎ちゃんの無礼ぶりは良くわかりました。でも得な性格だよなあ。
(最後まで関係ない…)

ジャぱん…
このまったりとした盛り上がりのなさはいったい(爆)
どうしよう!現地に行って思いついた!やった!…っていうループはまるで消化試合を頑張って消費しているようだなあ。まあ実際、展開としては「悩む」→「現地でアイディア発見」→「試合に臨む」しかないんでしょうけど。パネルを25枚も用意したのはある意味失敗では(汗)

こわしや我聞…
メイドに続いて巫女さん。それも、わりと自然にこの展開。
って、なんでそんな自然に巫女さんなんですか!すごいよこの作者さんの構成力!というわけで困ったときの國生爆弾(なにそれ)を持ってきましたこわしや我聞、すっかり方向性が定まったような。
GHK面子も相変わらず楽しい。ところで番司が登場したとき、「最初國生だがそのうち果歩に行ってしまうというのはどうだろう」と思っていましたが、そんな予想を覆し続けるような番司の虐待されぶりです。報われなさがハマる番司はそれ自体魅力あるキャラだと思いますが、道案内後にポイ捨てって、あまりにもあんまりだ…(笑)

さて國生さんの内面の変化がようやく見られました。
一生懸命会社のために頑張ってきた彼女は、自分の中にイヤな思いを抱えるなんてことはなかった。彼女の中に新しく生まれた、失いたくない思いとはなにか?それを國生さんが実感することで、彼女はまた変化し、成長するのだと思います。

ってゆーかそれじゃまた國生バナシじゃん!でもまあ、我聞は真ん中にどかんと座って他人を変えていくおおらかな主人公だと思ってますんで。辻原を変えたのも我聞の素直さだしね。

そろそろ、「次の新展開ではいかなる國生さんのコスプレ姿を」と予想してもいいような気がしました。
看護婦コスとかどうよ?(ファイストフードのバイザー姿もいいが、秘書業の彼女がヨソで金を稼ぐいわれもあるまい…)藤木先生の構成力に期待です。(できればバトルパートも)

ブリザードアクセル…
マッケンジーさんはそろそろ妄想家と呼んでしまってもかまわないと思います。
吹雪と花音の演技から妄想するってことは、マッケンジーさんが選手に才能を感じた場合漏れなくイメージを妄想する、ってことでよろしいのでしょうか(笑)じゃあ五反田は駄目だったんだなあ。

そういえば懸案のヒロイン話ですが、なんてゆーか、もう、どっからどう見ても今まで出てきたそのへんの女の子よりも誰よりも花音が一番可愛いわけです。でも男前だよな。古い漫画の話で恐縮ですが、花ゆめで昔「なんて素敵にジャパネスク」を連載していたおり(今もやってるけどさ、再開して)瑠璃が出て来ないシリーズで高彬がやたらかわいかったことを思い出しました。ヒロイン瑠璃がいないシリーズでかわいくなってしまう高彬@ジャパネスク・スクランブル。
(山内先生も「瑠璃がいない分高彬が…と単行本でコメントされておりましたが)
(古い話をさらに続けると、グリーンウッドでは那須先生が「一番男らしいのは(女の子のような)瞬」だと言ってましたけどね)
…ということは、男でもヒロイン並にかわいいと、娘っ子は要らぬと思ってしまうのかも。
やー、花音くんはかわいいですけどね。でもなあ、できれば娘っ子をば。花音と二人で並んで人形のように美しいヒロインとか、美しい花音&超オットコ前なヒロインとか、どれでもいいと言いますか、両方でもいいよ!言うのはタダだ。

さて話題を変えてヒロイン問題をおいといくと、五反田のフリが笑えたのは花音の前座としてのものだったんでしょーか。五反田も上半身の動きを勉強したそうですが、とりあえず笑うところだったよーな気が。
来週のマッケンジー脳内妄想劇場が今から楽しみです。え、あれで終わりじゃないよね?
楽しいなあこの漫画。ネタを楽しむのも楽しいし、普通に読んでも楽しいですよ。

クロスゲーム
次女が本命かと思いましたが三女ラインが登場。
彼女らは今は子供だけどきっと美少女姉妹になるに違いない。でもあだち先生の絵はシンプルすぎる方向に変わっちゃったからなあ。あ、それで定番の如く母親は不在なのですね。南の家かよ。やっぱ構成はめちゃ上手いですなあ。

ハヤテのごとく!
そうか、これが暫定最終回か。ハヤテのごとく…って自分で言ったら恥ずかしいけど(笑)こうなるのはもうわかってるので、どっちかっていうとサキさんツインテールとかに受けてしまう。どんなへっぽこな頭脳なのよあの機械。
伊澄の表情が気になるところです。あ、やっぱ寂しい?

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大河ドラマ「獅子の時代」

最近CSづいてます。「獅子の時代」「太平記」視聴に加えて、「武蔵坊弁慶」放映開始。
最近地上波のドラマは、1クール1本とか多くて2本しか見てなかったんで、ンな何本も見てられるのか?と思ったけど、意外とイケるものです。
大河ドラマ3本見てるんですけどね、結局。「獅子の時代」「太平記」及び今年の大河「義経」。でも意外とイケます。

「獅子の時代」は見始めたのが「死の影」の回で、まさに会津戦争のまっただ中。
ってゆーか何?なんで戊辰戦争やってんの?!という予備知識のなさでいきなり見始めたのでした。

しかしこれが面白い。攻められる側攻める側、生きようとする者死のうとする者、それぞれの意志と思考があり、それがまったくかみ合ってない。まったく違う立場に立った人間同士、正反対の価値観でぶつかり合うのですよ。
「死んだら駄目だ、生き延びよう」と子供が親に訴えると、お城のために討ち死にすることこそ本望、生き延びようとするなんてその発想じたいが信じられないと親は反論する。
戦争で死ぬのは当たり前。生き残るのは恥ずかしいことだ。
だって、女性が集団で自決しようとして、一人だけ妊婦は自決しないって話になる。
それって「後継ぎを産むから」なんですよ。妊婦さんは出産後、「後継ぎじゃなかった、女の子だった」と嘆いて自分も死のうとするんですよ。

こんなのおかしいです。こんな考え方はおかしい。おかしいんだけど、真面目にそう信じている。戦争があったらお国のために死ぬのは当たり前だと。生き残ろうとするのは恥ずかしいことだと。あととりの男の子を産むために女は生きているのだと。

おかしいんだけど確かにこういうものがあったのだろうと思ってしまう。そして、こんなおかしな考え方は、果たして昔のものだと言って片付けていいんだろうか?と迫るものがありまして。すごいドラマだなーと感服しました。

いっぽう、会津を攻める薩摩サイドの内部でも、かみあわない価値観がぶつかりあう。
乱暴狼藉を働く自軍の兵士を処罰する、そうでないと示しがつかないと言う人あり。(処罰ってゆーのは切腹ですね)いっぽう、自軍の兵士を殺すなんてとんでもないと言う人あり。
敵にはなにをしたっていいと思っていて、自分とこの仲間は仲間という強烈な仲間意識。
それに対して、戦争状態にあっても敵に対してやってはいけないことはあるのだという考えは国際法上における戦争のルールの話なわけで。

「乱暴狼藉を働く自軍の兵士を、示しがつかんから処罰する」と言い出す人は洋行帰りの人なのです。(で、反対するのはその人の兄貴なんだよな)そっちの価値観の方が現代的なんだけど、どうにも戊辰戦争当時では、この考え方は浮きまくっている。

考え方のぶつかり具合で、変わっていくものも人も、そうでないものもあるんですけど、ものすごくダイナミックな物語です。すごいなあ、この脚本。

菅原文太演じる平沼銑次(ダブル主人公の一、もう片方は加藤剛)はナニを考えてるのかいまだによくわかんないんですが、多分いい意味で、深い思想に則っていないような気がする…というかむしろ、あんま深く考えてないんじゃ?とか思ってしまうのですが(汗)深く考えてたらああはなるまいと。
だってさー戊辰戦争で会津で戦ってそれが終わったら五稜郭までわざわざ行って、戦争終わったらなんとか本州に帰ってこようとするって、どれかやめとけばもっと平和なのに!そうはいかないのがこの人なんだろうなあ。

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雪姫隠密道中記

時代劇チャンネル(スカパー)で『雪姫隠密道中記』とゆードラマの再放送を見ています。
片平なぎさ=雪姫。
熊本藩主息女、かの加藤清正の孫娘。
熊本藩が陥れられお取り潰しと相成るが、供を連れ江戸に赴き、将軍に直訴しようという目的で熊本から江戸まで旅します。あとは『水戸黄門』と同じパターンですね。
しかし道中悪者を成敗するにはやっぱり葵の御紋が必要。しかも雪姫は反対勢力から狙われる身の上です(せっかく策を弄して取り潰したのに直訴されちゃたまらんとゆーことで)
というわけで葵の御紋を所有する後見人が必要なわけですが、この役目を担うのが、葵新之助とゆー謎の侍。しかしてその正体は家康次男結城秀康の息子・結城新之助。
肝心なときは彼が(雪姫のいないところで)葵の御紋を出すとゆー話です。

でも雪姫のいないところでやるから、姫は新之助の正体を知らない。
お供についてる源八郎(和田浩治)は「なんだあんな奴!」とか新之助が気に入らない。

…その葵新之助を演じているのがあおい輝彦っつーのはなんのシャレですかっつー話なんですけど。
しかも新之助様、主題歌まで歌っちゃうんですよ。それ内容と関係ねーだろって主題歌を(いや、時代劇の主題歌はだいたい内容と関係ないものですが)それも時代劇っぽくないテンポの歌を。

さすが初代ジャニーズです。え、そうだよね?というわけで一応検索してみました。
検索の結果、ベスト盤には『雪姫隠密道中記』主題歌「いつも君のそばに」も入っていました。
きっとカラオケにも入っているだろうと思いましたが、やめておいたほうが無難な気がします。

これ昔テレ東で再放送をやっていたのをほんのちょっとだけ見たことがあったんですが、新之助さまの正体はわからずじまいだったのでした。というわけで、この人誰なんだよと思って初回から録画(家にいない時間だったもんで)。そしたら初回じゃなくても名乗ってましたよ。とゆーわけで家康公の孫なわけです。
でもって、松平伊豆守(知恵伊豆ですな)の家に居候しているとゆーおもしろ設定。
時代劇は面白い設定を作ったモン勝ちだと思いますが、面白かったです。知恵伊豆の居候かよ!
で、松平伊豆守が熊本藩お取りつぶしに疑問を抱き、「公平な目で実態調査を」とゆーことで新之助さまを派遣する。新之助さまは雪姫と出会い、なにくれとなく面倒を見てくれます。

新之助さまはいろいろと雪姫の面倒を見てくれるかっこいい男前な人ですから、雪姫も新之助さまの正体が気になります。多分どっかのいいご身分の方であろうというのは彼女も予測しているところと思うのですが、彼女のお供の源八郎は、なまじ新之助さまがイイ男なせいなのか、気に食わないご様子。えー和田浩治だって男前じゃないですか。でも、大事な姫さまにかまってくる見た目浪人中身正体不明の男前なにーちゃんがからんできて気分がいいわけがない。しかも姫様は正体不明の男前をちょっとかっこいいわと思っているご様子。

姫さまも凛々しい性格で、ミーハーキャラでは全然ないのです。父上の無罪を証明しようと単身江戸まで乗り込もうという(そもそも無茶なんだがそんなリアリティを追求しても意味がないので)立派な志をお持ちです。普段はうわついたところのない、正義感はあるけど落ち着いたお姫様が「かっこいいわ」と思うからには、新之助さまとゆーのは正統派にかっこいいわけです。そりゃそうだ、あおい輝彦だからな(笑)なんかさわやかすぎて江戸時代の日本人的ではありませんよ、もはや。

いや、源八郎=和田浩治だって男前なわけですが。でもあくまで源八郎は姫様に仕える身の上ですから、姫様のいい男カウントには入っていないのかもしれない。源八郎も姫は姫として接するしなあ。つまり、お互いカテゴリ外なわけです。

お互いカテゴリ外なので特に問題はないのですが、これはアンドレ的であるかもしれん、とかテキトーなことを思いつきました。アンドレがかっこよくても(初期のアンドレはそもそも適当な描かれ方だけどね)、オスカルにとっては外で見つけたフェルゼン様がいい男なわけですよ。

で、アンドレとかそーゆー話じゃなかったんですが(汗)話がずれた。
話のパターンは完全に水戸黄門とかぶるのですが、なんてゆーか、キモチいいくらい悪者が悪いことをしてくれる(笑)例えばですね、とある商家の後家さんがおりまして、その人をなんとしても自分のものにしたいって考える同業者のダンナがいるんですね。でも後家さんはそのつもりがない。

じゃあ後家さんを諦めるのかっていうとそれじゃ話にならん。で、どーするかというと、同業者のダンナは後家さんの家の商売をひたすら邪魔するのです。表立ってやるわけじゃなくて、裏からならずものに手を回して。織物をするわけなんですけど、糸を運搬中にならず者に襲撃させて、糸を泥まみれにして駄目にしてしまう。そーすると献上の織物が出来ず、商家はつぶれてしまうかもしれない。

→そこへ現れて、あたしが世話してやろうじゃないか、お前さんさえあたしのところへ来てくれれば、と言う。

まあそれくらいは時代劇的によくある話ですが、後家さん当然断る。糸をもう一度工面しようとするけどお金が足りない。店を担保に入れてお金を作って手形を出す。そーすると、手形を振り出した相手を、今度は例のダンナさんがならず者に言いつけて襲撃させる。で、強制的に後家さん家で振り出した手形をもらってくる。

→その時点でもういっぺん後家さんをたずねて行く。お前さんの振り出した手形を偶然私が手に入れたよ、うちにだって借金してるのにどーなんだこれは、とか言いに行く。

そこはそれ、雪姫さまが借金を肩代わりしてくれてことなきを得る。
じゃあしょうがない、最後の手段だ!お役人と結託します。
で、結託したお役人は、出来上がった献上の織物を検分している時に懐からぶっとい針をこっそり取り出して、献上の織物に針が残っていたぞこれは何事!とか攻め立てるわけです。
そりゃもうわざとらしくぶっとくて長い針を。
もー、同じ針ならもうちょっと細くて短い針でも刺しておけばまだリアリティがありそうなものを、いくらなんでもそんな針チェックできないボンクラもいねえですよってくらいぶっとい針を持ち出す。

なにもさー、そこまですることもないっしょー。というくらい畳み掛けます。容赦ない波状攻撃です。しかも全部、正義の味方サイドによって危機は回避されてしまうのに、悪者は次から次へと攻撃を繰り出すのです。

で、上のハナシでは悪事はここまで、あとはその場に飛び入りした主人公サイドのチャンバラと、新之助さまが葵の御紋を見せておしまいです。
このドラマ、ほんっとに小悪党の畳み掛けるような悪者ぶりが可笑しい。あー、思い通りにしたいからってそこまでするんだ…ってノリです。でも致命的な事態にはならないんですけどね、水戸黄門だから。

「三匹が斬る!」みたいに、いい人が途中で死んじゃったりしない。(水戸黄門もごくたまにあったんだがなくなってしまったよーな気がする)いや、三匹が斬る!は、正義というより義憤でやってるのであって、葵の御紋がない彼らに必要なのは怒りのパワーだと思うんで、あれはあれでひとつのパターンなんですけど。

これって新之助さまの設定を知りたかったので初回と最終回を見ればあとはみんな一緒だよなあと思っていたのですが、何回か見てみたら、あまりに敵の波状攻撃ぶりが面白いので、せっかくだから見てしまおうと思います。と思ったらさっそく録画失敗しましたが。

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サンデー感想

サンデー感想。合併号なので間があいておりました。
ブリザードアクセル
これ普通に面白いんじゃない?と思っていましたが、さらに加えて、普通にいい話です。

まわりのみんなと違うのは悪いことなのか?
そんなことない。ヒトと違っていいんだよ、スゴいことやっちゃおうぜ!

と、花音に納得させる吹雪。たんなる目立ちたがりがそういうことを言うんじゃなくて、親に見てもらえない少年がみんなに注目されようとポジティブに考えている、けどほんとは寂しいところだってあるはずだよな、…と表を見たり裏側を想像したりできます。

いい話だ。少年漫画っぽく、いい話だ…
さてポジティブな吹雪ですが、ちゃんと前途の不安ポイントも明示されます。

だって着地できないじゃん。
バレエの素養もスケーティングの技術もないじゃん。
ただの素人にすぎない。これが7歳か8歳なら考えたけど、13歳の今じゃ遅い。間に合わない。

…という話です。そりゃそのとおりで、吹雪は回転できても着地していないんですね。そりゃ、まともに習ったことなどないから当り前なんですけど。すごい才能!でも13歳の今からスケート始めたって遅いよ、間に合わないよ。そのハンデをそれなりの試練をもって、しかし豪快に飛び越える展開希望。
ものすごい大嘘とちょっとだけのリアルを混ぜながら、上手く少年漫画になっていると思います。

さて次回、花音のスケーティング。どうなるのか。多分華麗はものすごく華麗だと思われる…そして周囲から「思い出した!阿波花音!確か彼は…!(以下花音の略歴紹介)」ってゆーめっちゃベタな展開になると思われますが、そんなベタな展開楽しみだなあ。

こわしや我聞
おお、やはりこの漫画は日常編のほうが楽しいですよ!(端的)
久々のGHK。果歩りんは相変わらず突っ走っている。「お兄ちゃんのお嫁さんは陽菜さんみたいなしっかりした人がいいわ」から、「私の義理のお姉ちゃんは陽菜さんじゃなきゃイヤ!」という方向に変わってしまいました。よりポジティブというかアクティブな方向に変換しています。
しかも以前は「お兄ちゃんのため」というまがりなりにも兄思いな方向性が大きかったのですが、ここに到って果歩りんの思考回路はぶっちゃけエゴ丸出しです(笑)勿論いい意味で(と、言い切っていいのだろうか)

それにしてもこの漫画季節感ないなあ。リアルシーズンでは今5月、これから夏に向かう流れなのに、漫画では文化祭も終えすっかり冬モードですよ。と思うと秋冬に夏の話やってたりするしな。それだけ丁寧な時間の進行、という気もしますが、日常がウリ(としてしまう)漫画なので、しょうがないとは思っても季節が逆すぎるのはなんか…

さて、静馬さなえさん久々の登場。さなえさん大好き!鍛えてやってください!
バアさんに鍛えられる主人公って幽遊白書みたいだ。あれも幻海ばーさん好きだったけど。
「おせっかい」と評されたかなえさんですが、彼女はおせっかいなのか?あんまりそうとは思わないけど、今までの性格から見て。そんなにことさらヒトにかまっているわけではなかったと思いますが。普通じゃないかなあ。
じゃあ、かなえさんが「おせっかい」に見えるというばーさんはどんな放任主義なんだ…ああっもしかしてコーチ料が法外?!かなえさんなら只でも、さなえさんは結構な料金を徴収しているのでしょうか。

で、社長の単位の行方はわかりませんが修行コースのようです。
國生さんも勿論同行。GHKも追跡。え、番司は?ついてくのかおいていかれるのか。
修行で出来た社長の生傷を手当てする國生さんに燃えまくるGHKと、國生さんに手当てしてもらってる我聞に嫉妬する番司とかゆー、これまたベッタベタな展開でしょうか。この漫画のいいところは、そんなベタなエピソードを…!というところを小技で見せてしまうところだと思いますので、今後が楽しみです。

MAJOR
よし主人公、お前の才能を見せてやれ!と思うのは漫画のいいところだと思うのですが、多分負けるんだろうなあ、つーかあそこまで生意気言ったんだから負けるべきだよ、と今回のゴローちゃんは思ったな…そしたら、これ以上ないくらいにあっさり負けました。
こうまであっさり負けると、ノーヒットで推薦状という挑戦状も、それ以前からの礼節に欠けた態度も、あれはなんだったの?ってゆー気がしなくもありません。だって、あんなにやる気があって、相当無茶言ってるのにあくまで自分の意志を通そうとして、かつ無礼でエラソーだったのに(笑)すごいカンタンに負けちゃうんだもん。あ、あれ?と思ってしまいました。いくら相手が(仮)イチローでも。
前回の「代表にだけ色気見せて」発言は、ゴローちゃんにはゴローちゃんの事情があっても、そんなの他人は知らないからね。というか他人が自分の事情を知らないのは当たり前なので、言われちゃってもしょうがないわけで。

ハヤテのごとく!
いい思い出はないのかとマリアさんに突っ込まれたハヤテですが、記憶が走馬灯の如くめぐったときに悪いほうしか思い出さないから不幸体質なんだろうなあ。
咲夜さんにはご兄弟が。ってそれ絶対今週決まったろ!と思いましたが、実は畑先生はかなり早くから話を作っているらしいので、実は前から兄だったのか?ええー。

結界師
ああ、お兄さんかっこいい。あくまでスカして平然として動じずにかっこよく見せておいて、実は相手の攻撃からはダメージくらってました。でも平気なカオしてたのか。それはかっこいいなあ…ところで頭領、私が見始めてからに限ってなんですが、ながら電話多くない?(そもそもそんな電話の回数ないような気もするが)
何かしながらお電話。なるほど、多忙な人なのかもしれない。

クロスゲーム
先週あまりにのんびりした展開にどうしようかと思いましたが、あだち漫画の初回はこんなもんかな?
そういえば。今回はやはり若葉につきます。若葉がひかりキャラなので今度はひかりとくっつくのか、と思っていましたが、…ひかり以上だなあ彼女は幼くして。小5にしてほっぺにキスを先払いのお礼にしてご近所さんをアッシー扱い。いい才能を持っております。(←なんの)

見上げてごらん
テニス部の皆さん性格悪すぎ。いや、名門校だから殺伐としていてかまわんのですが、この性格の悪さは明らかに葉っぱ制度に起因するものじゃなかろうか。人の持つ性格の悪い方を抉り出す制度のような気がする。葉っぱの数でランク分けするのはいいと思うのですが、弱いとこ狙って蹴落とすわけですからね。一部、二部で一部の下と二部の上を入れ替えするとかじゃないし。

葉っぱひとつは球拾い要員だけど、五つまでにはどんな差があるんでしょうね。
なんというかすっきりしない制度だなあと思います。

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ローレライ×ジパング

とんでもなく止めておりました…要するに会社で暇を見計らって下書きしていると…あわわ。


勝浦へ遊びに行ってきたのですが、宿泊先に「ジパング」が揃っていて読んでしまいました。「第二次世界大戦にタイムスリップ!」しか知らなかったのですが、キャラ造形がびっくりするほど海江田&深町ラインでびっくり。

というか草加を見て、ローレライの浅倉と同じ系統だねえと思ってしまいました。いや、浅倉が草加と同系統というところなのか。その順番はさておき、草加と浅倉の共通点。
「戦後史を知る神の視点から日本を変えようとしているカリスマ系の魅力を持つ軍人」とゆーところで。
草加は「みらい」の中で戦後史を読んで勉強するのですが、浅倉は、作家福井晴敏氏が最初から戦後政治を総括した概念で作り上げているから、戦後の姿を見据えているというか、見通している立場ですよね。ので、

*草加は書物から史実を学んだ
*浅倉は戦後の日本のメッセージを送りたい(のかもしれない)作家の投影

というわけで、本来知らないはずの道筋を知っている。
でもって二人とも、自分の作戦に人を引きずりこむ達人らしい(笑)それをカリスマというのか。

というわけで似てるよなーと思ったわけですが、違うのは、福井作品には深町がいないっつーことではないかと思います。深町って言っても、「ジパング」では角松洋介なんだけど…あだちヒロインはみんな南ちゃんで主人公がタッちゃんであるように、海江田には深町がいるように草加には角松がいるようなので、いっそ深町で通してしまいます。すいません私深町さんが好きなんです。
だって可哀想じゃないですか!
こんなカンジで。

ちょっと護衛のつもりで行って
いつの間にやら交戦状態
気がつきゃ巻き添え食らって沈む
これじゃ立場があるわけないよ
あ、わかっちゃいるけどやめられない♪

…そのように好きなもので(ひでえ)、文字通り死んでも草加を殺せない角松を見て本筋の面白さとは別のところで感動してしまいました。深町は一生海江田を殺せないのね。第二次大戦までタイムスリップしても偶然拾っちゃって、こいつ許せねえ殺してやるって銃突きつけても引き金を引けない。

というわけで、海江田&深町の別バージョンが草加&角松であるわけですが、草加には角松という深町的な人が存在する。でも、ローレライ浅倉には深町さんがいないわけです。

…そんなの書いてる人が違うから当たり前なんですが、これは結構巨大な差ではないかと。草加は世界を自分の手で動かそうとする人だけど、角松という圧倒的な他者を抱えている。
神の如き視点で、今あるものを捻じ曲げようとする存在に対して、角松はほとんど本能的にそれを忌避しようとする。だけど角松のすごいところは、「絶対許せない」と思っている草加を、絶好の好機にあっても殺せないところです。(俺は草加に惹かれているのかみたいに自己懐疑してますが)角松は草加が評したように、生きるもの全てに対して大いなる愛情を持つ。たとえその相手が、絶対許せない草加であったとしても。だから草加は角松を心に抱えている。

浅倉や、浅倉のプロトタイプであるらしい東馬@Twelveは、心に他人を抱えていない。
他人のことばは彼にも降りかかるけれども、彼らは自分しか見ていない。「日本を変えたい」と、ただ唱えるだけだから。
国という大きなモノに対しての思いはあるけど、彼の思考を真っ向から受け止めて、彼に対して心に響く答えを返す他者はいない。それは真っ向からの反対意見であるけれども、角松は草加を許さないけれども、草加に呑まれない角松は、ある意味誰よりも草加を真っ向から見据えている。

「日本をどうにかしたい」というのは浅倉も草加も一緒。
第二次大戦の結果を知った神の視点を以て日本の未来を変えようとするのは一緒。
(浅倉と草加は方向性が真逆だけど)
だけどどちらが人として幸福であるのかという問題に落とし込んでしまうと、ただ一人饒舌に語る孤独な浅倉よりは、誰よりも暖かい角松に「お前だけは許せない」と言われ続ける草加のほうがいいんじゃないかなー、と思いました。

え、そういう問題じゃない?(笑)
つーか福井作品のカリスマ軍人系キャラも勿論中年オヤジに反論されるんだけど、なんか実りある会話になってないじゃないですか。福井発デンパ系キャラは毎回突拍子もなく「日本を変えたい!」ってトンデモ兵器片手に携え日本を脅迫しに来るだけなんだよね。人の話聞いてないったらありゃしない(爆)

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