「辻原の告白」感想文
今回のナイフの話は印象的です。「刃を外に向けると人に怪我させるだろ?」「ナイフの正しい使い方を我聞くんに教わったんですからね」
そうだよなあ、ナイフって人を怪我させるためにあるものじゃないんだよなあ。しかしナイフは辻原さんにとっては人を殺すアイテムだったんだもんなあ。ナイフでじゃがいもをむくって、すごくとりとめのないエピソードなのに「え?」と思ってしまう。
今まで、辻原さんが工具楽家に肩入れしているのはどっちかっていうと我也さんのおかげなのかと思っていたんですけど、なるほど、我聞に対して面倒見がいいのも分かるなあ。ただ単に「先代の息子」なのではなくて、ナイフの使い方を教えてくれた我聞くんなんですね。
我也さんが行方不明になったとき、辻原さんと我聞は同じものを失ったのか。なるほどー。すごく納得してしまいました。
でもあのジャガイモの剥き方、いつの時代のネタじゃいってくらいベタですな。
つうか食い物をあんな剥き方するってのはサバイバルライフに向いてないよ辻原さん!いや、真芝は食料完備送迎つきだったよーですけどね。ジャガイモは生で食わないが、あれじゃありんごも剥けないと思われます。
我聞ってやっぱこういうところが持ち味のホームドラマだなあ。テーマはまさに家族。工具楽家を囲む家族・擬似家族が無理なくはまる。この人たちがここに集まる理由がわかる。真ん中にいるのは我也さんなんだよね。國生さんを助けたのも我也さん。そして衣jつは、辻原さんを救ったのも我也さんだった。なんであんた家の中で帽子なんだよってのは突っ込んじゃいかんですよね?
認識として我也さん→若造で、我聞→おっちゃんなのが笑える。そうか子供にとってはおっちゃんか。
我聞っていつもはボケだけど、お父さんを失った(行方不明になった)時はきっとすごくショックだったんだと思う。でも、その後もいつもどおりボケでいられるっていうのがすんごい強いところなんですよね。気のいい主人公です。
しかしこれで辻原ラスボス疑惑は晴れたよなあほとんど。
「辻原さんは悪い人ではない」と思ってはいましたが、過去が謎なこともあり、我聞に親切すぎじゃない?とかちょっと穿っておりました。どう見ても裏がありそうな。そりゃーかなえさんも疑うわ。(先週はあんなん言ってたのに…)
アオリを見ると「危機が迫る」わけですが、次はどうなるんだろ。
我聞母のエピソードは今回は出てくるんだろうか。それともお預けなのか。あれは8年前、で我聞の母が死んだのは7年前、だからどーかな。
「部隊」が「舞台」なのは…笑える誤植だ(笑)
それにしてもかなえさんから見てみると、辻原さんはさぞかしうさんくさい人物だったと思われます(笑)さぞかし疑わしいところがあったんでしょー。
延々とコーヒーで威嚇だもんなー。ジャガイモとか言ってんだから威嚇やめてもいいのにと思わなくもない。
ああ、なんか感想がとりとめないです。
でも今週面白かったー。もともとああゆう裏がありそうなスカした人好きだけど、こーゆー何気ないエピソードで感情が芽生えたってイイなあ。
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