H2 第十話見てみました
今週のドラマ「H2」はちょっと…ひかりどうなのよ、比呂どうなのよ、でした。
ひかりはねー。比呂の応援に行かない、と宣言して部屋で泣くのはよかったと思うんですよ。はっきりさせるという意味で。でも今回最後のデートでキス?それはちょっとあんまりな流れでは…
で、比呂。この流れで比呂が「古賀春華がいてくれたから」と言われても、なんか感謝にしか見えない。春華が陰ひなたなく支えていて、振り返るといつもそこにいてくれたってカンジがしない…うーん。
ので、「なにいきなりそんなこと言ってんだよ!」ってカンジでした。
というわけで、最近本当に蚊帳の外の春華が気の毒です。私は当初ドラマ版春華が好きになれなかったんですが、そういう次元を超越して可哀想です。だって、完全に幼馴染ワールドの外にいて全く入れなくて、でも春華本人は国見比呂の世界に入れてもらいたくてしょーがなくて、でも比呂はあんな扱いなんだもん。最初はもっと春華プッシュかと思ったのに。だってこのドラマは山田×石原なんでしょ?
春華は原作で弱いから、弱い春華を敢えてメインに据えることで別のものを作るってことだと思っておりました。でも途中から完全に比呂&ひかりの話じゃん。これで今更「古賀春華がいてくれたから」って言われても唐突だ。
で、比呂がひかりに傾いてるように見えるので、春華に来たといわれてもなんかそっちの描写がいまいち足りてないような気がする。ので、ひかりを妥協して春華にしてみたっていうふうに見えて、それは春華がかわいそう…フラれてすぐ手ごろな女の子で間に合わせてるよーに見えます。
なんかそれも、どっちつかずというか。気がないなら気がないって言ってやれよ!とも思う(笑)で、どっちかというと、ひかりと春華で迷っているというよりは、春華に気がないように見えます。ので、春華が不憫。石原さとみちゃんが「フラれてもいいからハッキリして欲しい」というのも、こういう展開だと判る気がするなあ…前にそのインタビューを読んだ時は、原作のオチそのもののことを言っているものだと思ったので、あれはどういう意味にも解釈できるものだからいろんな意味でとっていいじゃないかと思ったのですけど。でもこのドラマだと確かに、好きじゃないなら好きじゃないって言ってよ、という気がします。
しかし強引な展開。なんで女子マネたちが春華にあんな話をするのだ。展開的には、春華が蚊帳の外なのが可哀想だから?ええーでもなんかなあ…
春華が「ひかりさんに勝てない」と言う描写、かわいそうなんだけど、比呂の答えがまたかわいそうな。だってさー、この状況で「全部お前がいたからだ」って言われても、そう見えないよ?
野球を描写しても甲子園レベルには見えない。けど、あんまり省かれると、苦労して甲子園まで行ったっていうふうに見えない…長い原作のダイジェストにしないってスタッフの方が最初言ってたような気がするんですが、ダイジェストに見えます。
それも、ダイジェストにせざるをえない長いドラマなのに、なんでオリジナルキャラを変に投入するのだ。やー、野田くんの彼女とかは微笑ましいけど、英語教師は毎回滑りまくりではない?田丸麻紀を出せという指令を受けているのですかこのドラマは。しかし、出すにしても激烈寒いように思う。そんな変なオリジナリティを投入している暇が、このドラマのどこにあるのでしょうか。
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