大河ドラマ「義経」9回目感想
今回はすっかりコメディでしたね。いや、シリアスシーンもあったけど。義経さまはつれないお人だ。「ついていきたい!」って言う相手を何度も断って断って、やっと家来にしてくれるんだもんね。
というわけで義経さまの部下の皆さん。一の家来、喜三太。次に弁慶。地味なのに「一の家来だ」と自己主張する喜三太はかわいい。でもちゃんと役に立っています。
弁慶は…家来になった瞬間、場を仕切ってるのが面白いです。「遮那王さま(義経さま)に口を利くやつはまず俺にモノを言え!」てな態度。面白すぎます。あんたってなんでそんな義経ラブなんだー!
そして伊勢三郎。そっこー「カニ」呼ばわりされててコミカルですな。つれない義経がどうやって家来にするのかと思ってたら、船の上までついてくるのね。弁慶が自分にくれようと持ってきた握り飯の包みをそのまま三郎に渡しちゃって、三郎が泣きながらむしゃぶりついてそのまま義経に抱きついて泣いちゃうあたり、ああよかったねーと結構面白がってしまいました(笑)義経だけだと黙ってていまいちだったけど、周りにいろんな人が集まると面白いですな。なんかもうすっかり義経アイドル状態で見ていてたのしい。駿河次郎もくっついてきて、御曹司モテモテですなあ。でもたっきーは御曹司モテモテ設定に説得力がありますよ。きれいで上品そうだもんなあ。だからとてもじゃないけど旅の一行の小者には見えないけど。
っていうか三郎と弁慶、はずみでソリが合わなくなりそうなくらい、両者義経さまラブなご様子。これなら後半義経が苦難に陥ったときさぞかし結束してくれることでしょう…しかしあんなコミカル道中では腰越状になんて書くと?「家来を増やし奥州に着いた折には4人、一人は法師で一人はカニで」とか書いたら頼朝にーちゃん読んでくれませんぜ?いちおう「奥州に行くには苦労しました」とか書いてるんじゃなかったの?
今回はスピーディーだったけど、義経の家来が増えるところはそれなり納得できるエピソードがあったのでよかったです。去年の不満な点は、「さすが近藤さん(連呼)」がすんげー白々しかったことなんですよね。あれはなんか、見ててほんとにそこだけしらけた…(「新選組!」じたいはいいところもいっぱいあったけど、あれだけはなんとも…さすが近藤さん、と私個人が思ったのは、流山の「加納君、お久しぶりです」のところでした。あまり「新選組!」と「義経」を単体で比べるのもなんですが)
まあでもタッキーの御曹司然としたルックスもポイントの一つなのかもしれない。演技はどーなの?ってところもありますが(時折棒読みだよなあ・笑)、そのうちよくなると思っています。
今回は平家はほぼお休み。でもこれくらいのほうが分散しないかもね。頼朝は政子さまに雨よけ小屋で遭遇。なんじゃその前後ぶったぎったような流れは(笑)っていうかガイド本では肌着だったのだが、ってことは脚本では肌着だったの?なにもわざわざ脱がせなくてもいいと思うのですが(いや、肌着でも十分すごいんだけど当時。)…演出サイドはなにをしたいんだー!
次回は桃太郎侍(高橋英樹)とーじょー!
で、息子が渡辺いっけいと一茂なんだよね…その遺伝子はなんですか。そしてうつぼも来るらしい。女の子がいないのもつまらんので、来るのはよいと思うのですが、いかんせん女の身、どうやって来たのか適当に説得力のある理由をくっつけて頂ければと思っております。つーか今回にしても弁慶移動早すぎなんじゃないかと思うんですが。だって、尾張まで追っかけてきたんでしょ?そりゃー積荷たくさんの道中と一人でダッシュでは全然違うかもしれませんが。危ないところに割ってはいるのは、お約束なのでいいです。まあ、そういうのには理由は要りますまい…
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