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大河ドラマの思い出「葵 徳川三代」

思い出の大河ドラマってことで。
大河ドラマは、なんだかんだ最初は見るのですが(最初から見ないこともあるんですが)、最後まで見ることはあんまりなかったりします。リタイア理由としては、「画面の暗さについていけなくなった」(信長)とか、「保奈美&吉田栄作あたりのただれっぷりについていけなくなった」(元禄繚乱)とか(苦笑)別に強制されて見るモノではないのでいいんですけど、昔は俳優の好き嫌いが今よりものすごくて、キャスト表見てキライな俳優がいるとそのまま1年間棒に振ったりしていました(苦笑)

しかしジェームズ三木は三本見てしまいました。「独眼流」「吉宗」「葵 徳川三代」ですね。
前の二本は好評だったのですが(というか独眼流は好評もなにも…そもそもこれくらいから大河見たんですけど)「葵」はよろしくなかったようですね、視聴率。
そりゃそうだと、見ていた私も思わなくもありません(笑)もっと若い役者を出せー!というのもありますが、ストーリーはしょりすぎだし。
1話で関が原で、2話めから「関が原に至る道」をやるわけですが、これがすさまじいはしょりっぷり。なんですかそのダイジェスト版は!訳わかりませんよこれじゃあ!と、見ていて思いました。(そういえばこのドラマの前田利家はびっくりするほどあっさりとお亡くなりになっていましたな)

そのくせ、妙なところでディテールにこだわる。なんの説明もないのに、画面では井伊の赤備えとか。これ、お友達に教えてもらうまで実は気づきませんでした(笑)そんな細かい描写をするのに、ストーリーは超ダイジェスト版。

でもって秀忠=西田敏行、なんだよね。いや、中年以降はいっこうにかまいませんよ?そりゃ似合うと思いますよ?好きでしたよ?でも関が原の秀忠って、当時ハタチそこそこなんですよ。当時ハタチそこそこの若造が西田敏行。そしてこのドラマの秀忠は、真田の策にまんまとはまって上田城で足止めをくらい関が原の戦いに遅参するという展開。そのせいで「こいつホントに後継者でいいの?」と疑問をもたれる有様。そんなハタチの若造な秀忠=西田敏行ってのは、いくらなんでもどうなんでしょう。
西田敏行が「間に合わないー!」ってやってるのは個人的には面白かったんですが、ハタチの若造が遅参するのと、西田敏行がやってる人物が遅参するのでは全然イメージが違うわけですよね。そして、ハタチに見えそうな若い役者さんが遅参したほうが真実に近いわけですよね?

せめて前半と後半で役者を代えるとかいうわけにはいかなかったんですかね?
小川真由美の淀君も、冬の陣・夏の陣あたりはいいですよ?でも最初は違う人にしようよ、せめて。
(というか素直にもっと若い役者さんにすればいいわけですが)

というわけで、もっと画面に華やかさと若さを…!とは思ったものですが、このドラマの家康&秀忠じたいは面白かったのでダイスキでした。
このドラマの面白さそのものはともかく、家康はサイコー!悪すぎ。津川家康はなんていうか、素晴らしい狸親父っぷりです。しかも、狸親父と東海道一の弓取りがちゃんと同居している強靭さ、強さ。短気できーきー言ってて年寄りなのに誰よりも元気で、気に入らないことがあれば癇癪起こして息子と掴み合いの喧嘩をし、暴れて襖を倒してしまう。
なんでそんな元気なんだあんたは…(笑)


この人はなんてヒドい人なんだ!と心底感じ入ったのは、大坂城落城時。孫の千姫に向かって、「秀頼はどこじゃ」となんとも悪そうな顔で訊いたところです。もう、その顔を見ていると、ああこのじーさん秀頼を生かしとく気は欠片もありませんなあと手に取るように判るわけです。千姫は秀頼を愛しているのにね。ちなみに大坂城攻めの折、千姫のお爺様にあたる家康は豊臣家を滅ぼす気まんまんですが、千姫のお父様にあたる秀忠は娘の心配することしきりです。秀忠は腰が据わらない、家康は大坂城の女どもを脅すために、大筒を用意させて砲撃。なんて楽しそうなんでしょう(そう見えてしまう)

あまりに家康が悪い人なので、「国家安康君臣豊楽」にいちゃもんを付ける例の方行寺鐘銘事件では、「うっわーこの爺あくどすぎー」と、事件と人物のハマりぶりに感心してしまいました。どうあっても秀頼を生かしておくつもりがない、自分が生きてる間に豊臣家をつぶす気でいっぱいの津川家康。淀君は家康の策にはまって、大阪冬の陣開戦となるわけですが…このあたりのサブタイトルが「悲運の開戦」。確かに悲運です。豊臣方が。主人公のあくどい策略にはまっていずれ滅ぼされてしまう敵方。豊臣家ってなんてかわいそうなんだこんな爺にからまれて!てなもんで、なんて悪い人なんでしょう津川家康。
(まあ主人公言うても家康・秀忠のダブル主人公というか、この時点では秀忠視点の方が多いとも言えるわけですが、ダブル主人公ではあるよな…)

そんなわけで、大坂夏の陣で家康に一矢報いる真田幸村は光っています。幸村は家康をあと少しのところまで追い詰めるわけですが、うっかり「よし!その爺そのまま殺っちまえ幸村!」…とは思ってないですよ?(いや、本当に)

さて関が原の戦いに勝ち、大坂冬の陣・夏の陣で豊臣家を滅ぼし、徳川の天下統一を成し遂げた家康。彼はいっぽうで、静かに語るわけです。「わしは名もなき男として静かに暮らしたかった」
…というようなことを。いやあ、あなたがそれを言いますか!って感じで。もっとも、全部極めちゃう人だからこそ、こーゆーことを言うんでしょうけど。

一番好きな台詞は、「人の上に立つ者は、心に一匹の鬼を飼わねばならん」でした。
いまいち頼りない秀忠に、おまえはわしの息子でなければ苦労せずにすんだのに、とも言うわけですが、秀忠は「父上の息子に産まれたことを誇りに思っております」と答える。ここが好きでした。
総集編ビデオに録画したけど、何度も見てしまいましたよ。

ほんっとーに策謀家の爺なんだけど、本当にあくどいことでもなんでもするんだけど、でも「悪人」って感じではないのですよね。おどけた仕草は愛嬌があるし、癇癪持ちなところはいかにも人間くさい。でも、自分の目的のためならなんでもやりとげてしまう強引な手腕と冷徹さを持ちあわせている。でも情がないわけじゃない。

キャスティングがジェームズ大河総集編みたいなのがなんか惜しいなあ。もっといろんな人を使って、若い人も入れて欲しかったです。と思っていましたが駿河大納言忠長=高杉瑞穂くんはびっくりするほど棒読みだったのでマジで驚きました(笑)ドコモのCMに出てたんでしたっけ?その後、テレビ東京版壬生義士伝でも出ていたような覚えがあります。

キャスティングは「もっと若くていつもの人じゃない人を~」と思いながらも、一方でよかった!と思ったのもキャスティング。蟹江敬三の福島正則とか、どこでイメージしてそんなハマる人を連れてきたんでしょ。
新選組!で三谷氏がキャスティングについて語っていらっしゃったのを見ると、大河ドラマのキャスト権は結構脚本家にあるのでしょうか?
(ジェームズ大河がいつもの人を連れてきてるんだからそのとおりなんだろうけど)

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Posted by: boom beach hack tool password | July 17, 2015 at 10:24 PM

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