« ミスフル感想(ジャンプ2号分) | Main | To Heart~Remember my memories~最終回 »

ミスフル感想(ジャンプ3・4号分)

で、3・4号なんですが。
なんかもう、この漫画は本当に野球漫画じゃない!と改めて思い直しました。
それこの試合の展開で思って、梵字な蛇神先輩に「そんなこと突っ込むのも野暮ですよ」と思い直したんですが、ああこれ本当にもう野球漫画じゃないんですな…
なにがってさあ、野球ってチームプレイですよね?


猿野がエラーした分を猿野が返すんだったら、それもう団体競技じゃないですから。つーかそんなの団体競技である必要ナシ。

鈴木新也という漫画家さんは、個性あるキャラクターを生み出して、のちのちもその言動に矛盾なくキャラクターを動かすという点において実力者であると思っています。それも、描いてるうちに気に入っちゃった、みたいなキャラにおいてなお。(例:鹿目とか)

だけどキャラクターに役割と個性を与えた時に、一応メインとなってるスポーツの『野球』が全く描写できないが故に、キャラクターを殺してしまっているよなあ、とも思ってしまうわけです。

例えば比乃。転がせば一塁セーフだよ~ん♪という特性を持った彼は、猿野の敵として登場した時にはひっじょーに驚異となるキャラで、その後もその特性を生かして活躍するはずだったんでしょうが、現状の比乃は、都合いいときは打って、打っちゃいけないときはスルー。まるっきり無視。それも痛いことに、「打っちゃいけないとき」っていうのは、試合を膠着させる必要があって、最後に猿野が活躍する必要がある時。この痛さは、御都合主義以外のなんでもないですよなあ…
いや、いちおう「パワーがない」とか理由になってるのかもしれませんけどね。でも逆だと思うんですよ。作ってみたはいいけど、比乃がいると得点できちゃうじゃないですか。だから、無視してスルーして比乃の得点力を封印してるだけだと思うんですよ。

「猿野を活躍させるために。」

という意味では、他の皆さんも多かれ少なかれ猿野の踏み台です。そりゃ、華武戦で虎鉄がファウルで粘ったのはかっこよかったですよ?でも今回の蛇神さんの失明特攻も結局、よし、俺が打ってやる!の前フリじゃないですか構造的には。
それも蛇神&牛尾の思いを受けて猿野奮起、というのは直近の武軍戦とまっったく同じパターンで、好評だからやってみたのか、引き出しが少ないのかもうストックなんかどこにもないのか、最初からなかったのか、ひとこと「ああ、またですか」の展開というか。

主人公が活躍していけないなんてことないですよ。勿論主人公だから最後に決めないと。他の人のエラーを主人公が取り返すなんて余計キモチワルイ展開かもしれませんよ?でも鈴木新也の場合、そろそろ「どうせ最後は猿野でしょ、この漫画家はその展開しか描けないから」ってなってきてるんじゃないかなー、と。つか、ホントにそれしかないですから。

鈴木新也という方は、漫画の作劇方法としてはかなりベタで直球で、それこそイマドキこんなんかよっていう熱い盛り上げ方をして、今まで好評だった面もあると思うんですが、(比較するのもなんだけど)ゴリのよーな「主人公が絶対勝てない頼れる存在」を出したり、取り立ててこれっていうのはなくてもいいとこで活躍できるリョータみたいな人は出せないんですな。
リョータっぽい出し方をできないのは簡単な話で、野球の文脈が作れないから、野球の文脈に沿って確実に活躍できるキャラなんか出せるわけもないわけで。

ゴリっぽい人が出せないのも簡単な話で、最後に猿野が絶対に試合を決めるから、猿野より頼れる人を出すわけにはいかないんですな。

すんげえ話の幅が狭い人だなあ…それで今回の試合の最後はネズッチューだよね…?ネズッチューは復活があまりに安易だったので(「今日からベンチ入りだ!」以上)定番というのは前提段階で盛り上げてこそ燃えると思うのに、これで子津が活躍しても、そろそろ茶番めいてきたような気がしなくも(酷)

猿野はできない時の方がよかったなあ。できないできないって言われてた猿野が最後に決めるのは面白かったんだけど。

|

« ミスフル感想(ジャンプ2号分) | Main | To Heart~Remember my memories~最終回 »

「ジャンプのこと」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/38645/2369501

Listed below are links to weblogs that reference ミスフル感想(ジャンプ3・4号分):

« ミスフル感想(ジャンプ2号分) | Main | To Heart~Remember my memories~最終回 »