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「TAKARAZUKA舞夢!」


今日は宝塚を見てきました。花組「La Esperanza」「TAKARAZUKA舞夢!」。
芝居はまあ、脳内変換して見てですね(またかよ)ショーは最初のあたりで「あの、帰っていいですか?ダイスケ先生」(※ダイスケ先生:藤井大介。今回の演出家)と思ってしまい、そんなことではいけませんよ生徒さんに悪いじゃないですかと何度も思い。


終わってみると、帰っていればよかったと思いました。なんじゃあその衣装は!なんじゃその大道具は!ショッキングピンクに金ぴかのふちのハリボテの箱を開けると中からパンドラが出てきて「私はパンドラー♪」と歌うだとう?!ヘラとアテナとアフロディテがそれぞれ小中大のリンゴ抱えて登場し、アフロディテの持ってるリンゴが中に人でも入ってるんじゃないかってくらい巨大だよねえと思ってたら、パリスの審判場面で、パリスがアフロディテ様を選んだ瞬間リンゴがまっぷたつに割れて中から絶世の美女ヘレネが登場しやがりましたよ!
(桃から桃太郎が生まれるようなものを想像してください。あんなです)
ナルキッソスの場面では美青年ふたりが耽美っぽく絡んでるらしいシーンの最後で、美青年ふたりがセリ下がったと思ったら巨大なスイセンがばばんとセリ上がってきましたよ!

…ギリシア神話で遊んでないで荷物を纏めて故郷に帰ってしまえと思った瞬間(あきらかに言い過ぎ)。
ダイスケ先生は耽美とかそういうものに手を出さない方がよいと思います。出来ないから。無理だから。耽美と病んだ世界はオギー(荻田浩一)とサイトー先生(齋藤吉正)に任せておこうよ。

というわけで今回のショーは、ギリシア神話をモチーフにしたっつーかそのままで、登場した人は皆さん自己紹介から始めます。アフロディテが出てくると「私は愛の女神アフロディテ~♪」と歌います。ヘラクレスはオリンピックの聖火ランナーのように登場し、「ヘラクレスは力持ち~♪」てなもんです。そのセンスはどうなのよ!

歌詞で自己紹介なんてロボットアニメの挿入歌じゃないんだから。いや、ロボットアニメの挿入歌も別に自己紹介ではないわな。あれは、出てくるロボットがいかにかっちょいいかを歌詞に載せて合体や登場シーンのBGMにするだけですから。

なんかでも…トップ娘役さん(ふーちゃん)、私ふーちゃん好きでもなんでもありませんが(言ったな!)ヘラがゼウスの浮気を嘆く場面はあんまりではないかと思いました。ひとしきりゼウスの浮気を嘆いた後、最後のシメの場面で「でもやっぱりゼウスが忘れられないの」って台詞でオチって感じなんですが、これがまー、20年前の台詞のセンスっていうか、(演出する方がね)いまどき「でも涙が出ちゃう、だって女の子だもん」みたいなノリというか。

寒いよー。台詞が寒いよー。そしてこのショーはのっけから浮気は文化とか歌っています。駄目ですよ真似しちゃ。あ、でも石田純一のあの発言は要約したらああなったって感じで、ホントはちょっと違うんですよね?

今回の衣装とか大道具とかなんとか、足りないのはなんだ?予算か?それともセンスか?と、とても言ってみたくなり…何故そこで桃から生まれた桃太郎のようなでかいリンゴですか。何故そこで水仙が舞台のセンターに出現しますか。

あんなごってごてな衣装でなくて、おかしなかぶりものも無しで、やたらわざとらしい鬘もなく、桃太郎印のリンゴも(しかもかじった跡があるんですぜ!サムイ!寒すぎ!)巨大水仙もハリボテピンクのパンドラの箱もなければ、そーいうセンスでさえなければ美しいショーだったかも知れません。ううん残念でございます。

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