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載ってないけどミスフルのこと


今週のジャンプのこと、なのですが。でも載ってないミスフルについて。
ところでとがぴーは心を入れ替えたのかでもまだ落書きなのかどっちなんですか。

えっとミスフルですが、今やってる試合が始まったその展開を見て、あーこれは野球まんがじゃないんだーと申し訳ないのですが思ってしまいました。どんなスポーツにもそれぞれ魅力があるわけですが、ミスフルでは、野球というスポーツにおいて現われる「意外性」というものが最近めっきり表現されていない。というか前にもブーイング意見を言ったことがありますが、流れがみんな一緒なわけです。

*序盤ハイペースな攻撃
*途中からいきなりピンチ、逆転される
*途中経過省略、いきなり終盤
*猿野の活躍でジ・エンド

これを何度もやられるとさすがに飽きてきました(苦笑)というのが私的最近の状況です…じゃあ、どんなものを見たいのか!
やはり、猿野にこのへんで一度コケて頂きたい(爆)
ミスフルの魅力はやはり猿野が多く背負っていると思いますが、最初猿野がまるっきり出来なかった、というのはすごく魅力的だったと思うのですね。素人が野球を始めたらまるっきりできなかった。それも容赦なく。その猿野の落胆ぶりは本当に可哀想だったし、だから猿野が打てた時はああよかったね!と思った。
そして、猿野が猿野らしさを発揮するのは、「ヒトのために頑張ったり怒ったりするとき」だったと思うのです。子津降板で怒ったり、武軍戦で退場した先輩のために頑張ったり。猿野は野球が好きなわけじゃなかったけど、一生懸命頑張っているヒトの姿を見損なうような性格じゃないから、一生懸命やっているものが理不尽にはねのけられる姿(子津の場合打たれたのより投手をやめろと言われていたことについて)を見ると義憤を感じた。そこが猿野のいいところだたっと思うわけです。

ところが最近の猿野は、ようやく自分でがんばって特訓している。でも、なんか最近の猿野ってちょっと調子に乗ってない?とか思っちゃうんですね、申し訳ない。なんでそう思うかって、「経験を積み重ねることによって、自分の甘さを知る」というイベントが発生していないこと、あと、猿野のギャグの方向性が変わっていないってのもひとつです。

スラムダンクとこの漫画はよく比較されますけど、花道は流川にはずっとつっかかっていたけど、バスケに次第に本気になるに従って、実は彼は謙虚さを身につけていったと思うのですよ。自分の未熟さを知ったわけです。先輩やライバル高校の凄さを肌で感じることで。

でもミスフルは全部最後を猿野が決めてしまう展開です。それじゃあ猿野は、野球(というか自分がやってるスポーツ)の奥深さを知ることはあんまりない。そして、全部自分が決めちゃうから、話の構造上、野球がチームプレイであると知る機会が訪れにくい。

さらに、猿野はネタとして「自分カッコイイ」系のギャグを飛ばし続けるわけですが、(ここまで言うと言いすぎだけど)あれもどうなのよと思うんですね。ああいうギャグは、役立たずと見なされている人間がやるからいいんだけど、今の猿野がやると、マジで思い上がってんじゃないよね?と、うっかり悪い方向に考えてしまう(そこまで思うのは私だけだと思いますが)

だからですね!
ここらで猿野は徹底的にやられるべきだと思うわけです。猿野のミスで取られた点をまわりのチームメイトが取り返すもよし、猿野が全然打てなくてまわりが打って勝つもよし。野球はひとりでやっているのではありません。もっと言うと、十二支は猿野がいなくても勝てる、ということを見せて欲しい。ミスフルは「猿野が全部決めて勝つ」という構造になっている漫画なのでこれは難しいかも知れませんが、でも、猿野が野球というスポーツの本質を知り、それで野球によりいっそう本気で取り組むようになってほしいので、猿野役立たず状態、というのを見たいなあ、と思うわけです。
もちろんその後の試合では発奮した猿野が活躍するわけで。それってカタルシスあると思いません?

ああ、あとほんっとーに意外なところで試合が決まっちゃうとかいいなあ。今日お友達と実は話していたのですが、村中兄登板で完璧に押さえ込まれるんだけど、最後村中弟が後ろに球を逸らして決勝点とか。スクイズを完璧に読んでスクイズ外しやるんだけど、兄弟ゆえにスゴく息があってると思った村中弟が後ろにそらしちゃって茫然自失まさかの決勝点とか。まさかこんな点の入り方?というのはあるわけで(つい最近では外野フライを落とした方がおられましたな(爆))ああゆうのは野球というスポーツの持っている醍醐味だと思うのですよ。そして野球を題材に扱っている以上、ファンブックのインタビューで、野球だけだと読者が退屈するからギャグを入れてるとか言ってる場合じゃなくて、野球そのものの魅力を少しでも反映させて欲しいと思うわけです。
水島新司の往年の名作ドカベンみたいに、(いやアレと比較してもなんですが)野球の試合そのものをストーリーの文脈として読ませるようなのは水島新司の才能そのものなんですけど、野球の試合だけだと読者が退屈する、なんてことはないんです!!そんなこと絶対ない!!(まあジャンプだと難しいとは思うけど)

と、いうわけで、「結局全部猿野が決めちゃうんだよねパターン」を外した方が、一度くらいは意外と面白いと思うんだけどなー。漫画って「こう来るかな?」の上を行ってこそ面白いわけだと思いますので。ミスフルの試合は、「序盤ハイペース中盤ピンチ、その後省略終盤で猿野大活躍勝利!」という型しかないのか?ってところまでもう来てしまっているような気がするので、意外な展開が読みたいと思う今日このごろでした。

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