サンデー48号(モンキーターン)
スミ「ねえねえ聞いてよ、こないだ彼氏に浮気されちゃってさー、職場の同僚とデキちゃってっていうの」
友人A「うわショックー、大丈夫?」
スミ「んーもう三ヶ月だからね、そろそろ落ち着いてきたかなー。でもそいつこないだ電話してきてね、別れたっていうわけよ、浮気相手と。アタシに別れ話する前から付き合ってたみたいなんだけど」
友人A「そいつは二股男ですか?そんな男とは別れて正解だったよ」
スミ「でもさあ三ヶ月まるっきり連絡ナシで、浮気相手と別れてきたってホイホイ帰ってくるってのもどうかと思うのよね。どーせまたやるのよ、絶対」
友人A「んー言っちゃ悪いけどまたやるね、そいつは。だいたいその女とも三ヶ月しか続かなかったんでしょ。所詮浮気心ね。いーかげんな男よなんかねー。ダメだねその男は。もう忘れなさい!」
スミ「うん、心配しないで。ヘラヘラした声で電話してきてさ、なあ許してくれない?っていかにもそんな調子なの。ジョーダンじゃないっての!ムカついたから携帯着信拒否しちゃった。ズルズル行くとよくないって最近やっと判ったの。このまま引っ張ったらだめんず街道一直線じゃん」
友人A「そうそう!それが一番!」
(うそ)
…つまらんベタな会話をだらだら書いてすんません。
これ位やってしまえ生方さん。(少々ディテールを変えておりますが)
なんだよあの男ヘラヘラしやがってよう!なにもの?なにさま?コンって窓にモノぶつけてみたりして、無視されたら「えっ?」ですか?無視されて当然ですよ!そんでさ、なにヘラヘラしてんの?「もうやめようか、不毛だよ」と思い続けて数週間、毎週怒りポイントを提供してくれる波多野くんありがとう。でも君は最低だ。ねえ、悪いと思ってないでしょ?悪いと思ってたら正面から乗り込んで行くよね?そうでしょ?なにあの甘ったれた態度。むーかーつーくー。もう波多野のすることならなんでもムカつく私は多分末期です。なんかさー…これ見よがしに待ってて相手の同情でも引こうっていうのかね(しかも天然気味)
それにしても、まるで何事もなかったかのような青島さんとの会話が素敵でした。そうですね、なにもなかったんですよ。青島さんとは何もなかったのです。そう思うことにしました(思い込み)そして何事もなかったのようにサワヤカな洞口さんもどうしたのでしょうか。制裁はどこ行ったんだー!いや、もう、何もなかったということで。
しかし、波多野はともかくとして(主役をともかく?)この漫画もうホントにクライマックスなんですな。最後の戦いって、あんた今年引退するんかい。いやもう再起不能でもいいですが(素)もう残り回数少ないからあんなバタバタに畳んでるのか。
ところで、モンキーターンの掲載誌が青年誌だったら私は波多野が二股かけようがなにしようが怒らなかったと思います。だって青年だもの。リアルでいいんです。しょうがないなと思うけどね(笑)柴門ふみの漫画のようにグダグダな展開になっても、しょうがねえ主人公だなぁ、と苦笑しながら眺めていたと思います。でも青年誌掲載でここまで女の側が都合の良い(作者の強引な展開の操り)人形のような女しか出てこないのは、「この作者女が描けん、なにこの都合のいいドリーミン振りは」、とか呆れるだろうけど。
少年誌は男の子の夢を投影するものであって、男の勝手な願望を投影するものとは違うと思うのですよ。あだち充型浅倉南系完璧ヒロインに愛されるのは男の子の夢だけど、南はその完璧さ故リアリティを持たない漫画の中のヒロインです。だからそれは男の子の夢。でも波多野が二股かけてホイホイ戻って彼女に許されたいと思ったり、振った彼女にまだ愛されたいと思ったりするのは勝手な願望。そんなひとりよがりなドリームは少年漫画で許されるはずはない、と思いたいんだけどなあ。
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