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宝塚・日生劇場公演「花供養」

うわ、なんか最近だんだんパソが不安定に。今度こそCD-R購入の上HDD初期化しようかなと思います。まあそのうち。とりあえずCD-R買ってから。っていつなんだよ、それ。

ヅカ関係で面白い日記を見つけて読みふけってしまいました。というわけでヅカ関係(安易)
土曜日に「花供養」というのを見てきました。日本物で、ストレートプレイ(つまりヅカなのに歌も踊りもないのです)お話は、二代将軍秀忠の娘和子が後水尾天皇に輿入れし、そのおかげで後水尾天皇寵愛のお与津が後宮を追い出される羽目になり、という時代設定で、主役は後水尾天皇、ヒロインがお与津。準主役は天皇の弟。
この弟さんは近衛家に養子に入った方で、和子入内により宮中にいられなくなっちゃったお与津を近衛家にかくまう。そーすれば、こっそり兄である天皇がお与津を訪ねて来られるわけです。しかし弟さんも実はお与津を愛しておりました…という設定で話が進みます。
しかしまあこの天皇さま…我儘つーかなんというか。徳川家の姫である和子が入内して、それよりずーっと前から寵愛していたお与津と会えなくなるのは可哀想、それはそうなんですけどね。でもなんか、徳川の世になって、「天皇とはなんなのだ、徳川家は専横を極めて、自分はなんのために天皇なのだ、飾り物ではないか」と言われてもなあ、と思ってしまいました。だって、それって貴方だけじゃないじゃないですか。他の方もみんな、今まで権力を持っていたわけじゃないでしょうに…お与津と引き離されて怒るのは判るんですけど、私は権力を持ちたいのだ!なのに徳川がいいようにしている!不満不満!俺に権力を取らせろ!みたいな態度に見えてしまいまして。それってなんか、我儘っ子にしか見えないんですけど。
そして、弟に向かっても、すんごい心を砕いてもらったのに「お前まで徳川の手先か、裏切り者か」とか言い出す始末だし。ちょっとこの主人公は好きになれませんでした…

でも(元)りじちょの主人公って結構不甲斐なくて愚痴っぽいかも、とも思いまして。弟くんの方がいい役だと思ったのですが(耐える役だしね)そういえばチャムガ様もチャムガ様の方が遙かにいい男だったような気がしなくもありません。
(元)りじちょは、どっちに自己投影しているのか、ちょっと考えてしまいました。

お話の流れはともかく、人数少ないから遊びの場面とか、多人数を使って華やかに見せる場面とか、複数人で状況を説明してくれるとかなくてですね、ひたすら説明は説明台詞、お話は息抜きの場面がないもんで、見ていて疲れました(笑)つまんなかったというのではないのですが、疲れるから1回でいいや、というか…
元の登場人物配置はいいと思うのにそのへんが残念。

セットは非常にきれいでした。舞台としては非常に美しいと思います。
よかったかな?と思うけど、でも見てて疲れるなあ、そんな感じです。不満とかでは決してないけど、リピートはいいかなあ…と。

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